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ジロ・デ・イタリア2021開幕 チームプレゼンテーション&有力選手プレビュー

2021年シーズン最初のグランツールとなるジロ・デ・イタリアが58日にトリノでスタートする。レースに先立って、現地時間56日にはチームプレゼンテーションを実施。3週間で総距離3479.9kmを駆ける長き戦いへ、出場全23チームの顔ぶれが出そろった。本記では、チームプレゼンテーションの様子と活躍が期待される選手たちを挙げていきたい。

©︎ LaPresse

チームプレゼンテーションで全選手が顔見せ

ユネスコ世界遺産に登録される、トリノのヴァレンティーノ城が会場となったチームプレゼンテーション。死後700年を迎えるダンテ・アリギエーリが書いた「神曲」が会場に鳴り響く中、出場全23チーム・184選手が次々と登場。新型コロナウイルス感染拡大を避けるため、壇上での選手インタビューや、ステージイベントは控えめとなったが、選手たちは一様に明るい表情を見せ、来る開幕に向けて気持ちが高まっている様子。

チーム紹介の半ばには、日本勢では今回唯一の出場となる新城幸也もバーレーン・ヴィクトリアスの一員としてステージへ。マリアローザ候補のミケル・ランダ(スペイン)らとともに出場選手として名乗りを受けた。

チームプレゼンテーション ステージ写真

アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ ©︎ LaPresse
アンドローニジョカトリ・シデルメク ©︎ LaPresse
バルディアーニCSFファイザネ ©︎ LaPresse
グルパマ・エフエジ ©︎ LaPresse
アルペシン・フェニックス ©︎ LaPresse
アージェードゥーゼール・シトロエン ©︎ LaPresse
ロット・スーダル ©︎ LaPresse
ボーラ・ハンスグローエ ©︎ LaPresse
エオーロ・コメタ ©︎ LaPresse
モビスター チーム ©︎ LaPresse
チーム クベカ・アソス ©︎ LaPresse
イスラエル・スタートアップネイション ©︎ LaPresse
EFエデュケーション・NIPPO ©︎ LaPresse
チーム バイクエクスチェンジ ©︎ LaPresse
バーレーン・ヴィクトリアス。左から2人目が新城幸也 ©︎ LaPresse
ドゥクーニンク・クイックステップ ©︎ LaPresse
コフィディス ©︎ LaPresse
ユンボ・ヴィスマ ©︎ LaPresse
アスタナ・プレミアテック ©︎ LaPresse
チームDSM ©︎ LaPresse
UAEチームエミレーツ ©︎ LaPresse
イネオス・グレナディアーズ ©︎ LaPresse
トレック・セガフレード ©︎ LaPresse

有力選手プレビュー

イェーツを軸に群雄割拠のマリアローザ争い

エガン・ベルナル(左) ©︎ LaPresse

最大の注目は、2019年のツール・ド・フランス覇者エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ、コロンビア)の参戦だ。早い段階でジロ出場を打ち出し、調整を続けている。ただ、心配は昨年痛めた背部痛。完治には至っておらず、今年も3月中旬以降レース出場はない。本人も、状態を見ながら戦術を組み立てていくことを認めている。

サイモン・イェーツ(左) ©︎ LaPresse

一方、調子を上げているのがサイモン・イェーツ(チーム バイクエクスチェンジ、イギリス)だ。前哨戦ツアー・オブ・ジ・アルプスで快勝し、2018年のブエルタ・ア・エスパーニャ以来のグランツール勝利に状況は整っている。

昨年のブエルタ・ア・エスパーニャ個人総合3位のヒュー・カーシー(EFエデュケーション・NIPPO、イギリス)や、今季ステージレースでは確実に上位に入っているアレクサンドル・ウラソフ(アスタナ・プレミアテック、ロシア)、グランツール経験豊富なエマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)、今季はティレーノ~アドリアティコで個人総合3位のミケル・ランダ(バーレーン・マクラーレン)、悲願の総合表彰台を狙うダニエル・マーティン(イスラエル・スタートアップネイション、アイルランド)あたりは実力通り走れば上位は固い。

レムコ・エヴェネプール ©︎ LaPresse

ダークホースは、ドゥクーニンク・クイックステップ勢。昨年のイル・ロンバルディアでのクラッシュから復帰レースになるレムコ・エヴェネプール(ベルギー)の回復具合はいかほどか。好調との情報もあり、復帰早々好ビッグリザルトを残すかもしれない。昨年のこの大会で15日間マリアローザを着たジョアン・アルメイダ(ポルトガル)、直前のツール・ド・ロマンディで個人総合3位に入ったファウスト・マスナダ(イタリア)と戦力はそろい、どこからでも狙えるのが強みだ。

ヴィンチェンツォ・ニバリ ©︎ LaPresse

手首骨折から急ピッチで仕上げるヴィンチェンツォ・ニバリ(トレック・セガフレード、イタリア)や、昨年激闘を演じたジャイ・ヒンドレー(チームDSM、オーストラリア)の奮起にも期待される。チームDSMはロマン・バルデ(フランス)も控えており、状況次第でどちらでも総合エースを務められる態勢だ。

これら有力選手の多くが25歳以下で、ヤングライダー賞の対象であるあたりも押さえておきたい。マリアローザとマリアビアンカの2冠を達成する選手が出てきても不思議ではない。

ユアンが中心のスプリント戦線

カレブ・ユアン ©︎ Facepeeters

山岳比重の高い大会とあって、スプリンターの参戦は少なめ。そうした中で、存在が際立つのがカレブ・ユアン(ロット・スーダル、オーストラリア)。アシスト陣もそろえて必勝態勢だ。

地元勝利に意気込むのは、エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス、イタリア)とジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス、イタリア)。ともに今季は1勝ずつだが、ジロにはしっかり合わせてくるだろう。

昨年に続くジロ参戦のペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ、スロバキア)も直前のツール・ド・ロマンディで1勝を挙げ好調。グランツール初参戦のティム・メルリール(アルペシン・フェニックス、ベルギー)も、スピードなら他を凌駕するものがある。

平坦ステージが大会前半に集中しており、ツール・ド・フランスなどとの兼ね合いから途中で大会を離脱する選手も出てくることが予想される。

その他の見どころ

1ステージの個人タイムトライアルを制して、大会最初のマリアローザ着用者となるのは誰か。故郷近くでの開幕でモチベーション高いフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ、イタリア)や、そのガンナにロマンディで勝っているレミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ、フランス)が有力候補。

そして、4度目の出場となるわれらが新城の走りも大注目。チームはランダの総合にフォーカスしており、新城には平坦・山岳問わず絶対的リーダーをサポートする大役を任される。大会を通じ、目立つ場面も多いはずだ。

 

ジロ・デ・イタリア スタートリスト&コースプレビュー

 

 

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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