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レースやロングライド&グラベルなど用途やスタイルに合わせて選べる、3Tハンドル

いまドロップハンドルをどう選ぶか?に注目が集まっている。まず、ハンドルはフィティングにも大きく影響を与えるので、サイズや形状でよりベストなものを選ぶことでより快適に、速く走ることができる。

さらに最近ではハンドルにはエアロ性能も選ぶ際に大切な要素だ。というのもハンドルはバイクの先端にあり、風を受けるパーツだからだ。空気抵抗を減らすらためにハンドルバーの形状も進化している。

このほか用途の違いによる形状も大切だ。例えば下りを含むグラベルでは下ハンドルを幅広くし、オフロードの下りに適した形状が求められる。

ここではそんなエアロやグラベルのトレンドを積極的に取り入れているイタリアンブランド「3T」のドロップハンドルバリエーションから、選び方のポイントを見ていこう。

ハンドルの空気抵抗は意外にも大きい

もはやレースの世界ではハンドルのエアロ化は必須で、イタリアのハンドルブランド3T(スリーティー)ではハンドルバーをエアロ形状にしたものをラインナップしている。一般的に断面が丸い形状は翼形状に比べ、空気抵抗がより大きくなる。

さらにフォームとハンドル幅の関係にも注目が集まっている。UCI(世界自転車競技連合)のルール変更でエアロフォームに制約が加わり、ハンドルのフラット部分に腕を乗せる、いわゆるスーパータックポジションが禁止されたことで、選手たちは空気抵抗を減らす工夫のひとつとして、ハンドル幅が狭いナローサイズを選ぶなどドレンドに変化が起きている。一般的なサイクリストにはここまでは求められないが、フォームに影響するハンドル選びはロードバイクを楽しむうえで大切だ。

グラベルでもハンドルのトレンドが変化し、注目を集めている

いっぽう新たなジャンルとして注目を集めているグラベルバイクでも、フィールドに合わせた形状のバンドルが注目されている。特にオンロードでの高速と下りでの安定性を必要とされるグラベルレースでは、幅広のハンドルが好まれる。そこで、ハンドルのフードポジションと、下ハンドルとでハンドル幅を変えることがトレンドになっている。さらに3Tでは海外で人気のグラベルレースを意識した、エアロ形状を取り入れた「エアロギアイア LTD」も用意している。

ハンドルの選びのポイント

ここではイタリアのハンドルブランド、3Tのラインナップを例にハンドルの選び方をみていこう。

サイズ、形状

ハンドル幅

フードの取りつけ部分の幅をハンドル幅という。ハンドル選びのポイントは最も影響の大きいポイントだ。一般的には体格に合わせて選ぶことが推奨されているが、握り方によっても変わってくる。一般的にはロードバイクでは400mmが多いが、3Tでは360mmというナローサイズも用意している。いっぽうグラベルバイク用のハンドルではオフロードで姿勢安定させやすいワイドなものが多い。

ドロップ

ドロップハンドルの上と下の差をドロップという。このドロップが小さいのがここ数年のトレンドだ。ただ、昔ながらのクラシックなスタイルを好むライダー向けに、深い前傾をとるためにドロップを大きくしているモデルもある。

リーチ

ハンドルの前後の長さをリーチと呼ぶ。ブラケットとの組み合わせに影響があり、握りやすさからリーチの短いものが多い。

3Tのロード用ハンドルのラインナップ

素材

左がアルミ製、右がカーボン製。3Tのカーボンハンドルではフードのクランプ部分に滑り止め加工がされている

ハンドルの素材はおもにアルミとカーボンが素材として使われる。一般的にはアルミ製が多いが、高級モデルでは軽量なカーボンが使われる。カーボン製は自由に加工できるので、エアロモデルはカーボンのほうがより使いやすい形状になっている。

最近ではドロップ末端サイズ幅もポイントに

それぞれ下ハンドルの幅が異なる。左からスーパーレッジェーラLTD、エアロフラックスLTD、エアロギヤイヤLTD

もともとブレーキレバーの取りつけ部分のハンドル幅と、ドロップ末端サイズ幅(下ハンドルのハンドル幅)は同じものが多かった。ところがドロップ末端サイズ幅を幅広くするのが最近のトレンドになっている。こうすることでブラケットでは幅を狭くして空気抵抗を減らし、下ハンドルを持ったときによりワイドになるので安定した走りができる。ことにグラベルバイク用ハンドルではこの傾向が顕著だ。また、バイクパッキングを考えると下ハンドルまわりに余裕が欲しいということもある。

ロード用ハンドルバー

ここではロード用ハンドル4種類を紹介。カーボンとアルミといった素材、さらに形状の違うものを紹介していく。

エアロと快適性を両立する「エアロフラックス」

ショートリーチ&ショートドロップハンドル。トップ部分にエアロ効果を意識した形状を採用、いっぽうドロップでは幅を広くすることで握りやすさを実現している。さらにハンドル内にケーブルを通すことで、ワイヤー処理もすっきりし、さらなる空気抵抗の低減を実現している。

 

AEROFLUX LTD

4万4000円
サイズ幅:380、400、420mm
ドロップ末端サイズ幅:400、420、440mm
リーチ:78mm
ドロップ:110mm
重量:229g(420mm)

スタンダードなショートリーチ「スーパーエルゴLTD」

エアロと軽さを両立させたバランスの良いモデル。ショルダー部分がブラケットと組み合わせたときにより持ちやすいデザインになっている。

SUPERERGO LTD

4万4000円
サイズ幅:380、400、420mm
ドロップ末端サイズ幅:400、420、440、460mm
リーチ:77mm
ドロップ:119mm
重量:199g(420mm)

スプリンターが好むクラシカルなデザイン「スーパーレッジェーラLTDステルス」

148mmとドロップが大きく、ブラケットと下ハンドルとで大きくポジションを変えられるクラシックタイプ。スプリンターなどが好むハンドルだ。166g(420mm)というその軽さも特徴といえる。

SUPERLEGGERA LTD STEALTH

4万9500円
サイズ幅:400、420、440mm
ドロップ末端サイズ幅:408、428、448mm
リーチ:105mm
ドロップ:148mm
重量:166g(420mm)

360mm幅、人気のナローサイズから揃うアルミ製ハンドル「スーパーエルゴ プロ」

スーパーエルゴシリーズのアルミ製モデル。形状はスーパーエルゴならではのショートリーチ、ショートドロップを採用、さらにフラット部分の断面が卵型と持ちやすい。さらにハンドル幅が360mm~440mmと、トレンドのナローサイズの360mmからあるのがうれしいところ。

SUPERERGO PRO

1万2000円
サイズ幅:360、380、400、420、440mm
ドロップ末端サイズ幅:380、400、420、440、460mm
リーチ:105mm
ドロップ:148mm
重量:279g(420mm)

グラベル用ハンドルバー

グラベルバイク「エクスプローロ」を手掛ける3Tだけに、グラベル用ハンドルにも力を入れている。カーボン製のグラベルレース向けハンドル「エアロギアイアLTD」、さらに「スーパーギアイヤLTD」の2種類をラインナップする。

高速、ロング化するグラベルレースに対応した「エアロギアイア LTD」

 

エアロギアイアはロードバイク用のエアロフラックスと同等のエアロ性能を持つ。ドロップ部分は左右それぞれ40mmほど外側へ広がるフレア形状を採用しているため、ダートセクションの下りでも安定した握り心地を体験できる。このモデルで2世代めとなり、より進化した形となっており、ブラケット部分も握りやすいようになっている。

エアロギアイア LTD

4万4000円
サイズ幅:400、420、440mm
ドロップ末端サイズ幅:478、499、519mm
リーチ:78mm
ドロップ:110mm
重量:232g(420mm)

 

問:あさひホールセール部
http://3t-bike.jpT

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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