BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • eBikeLife
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

ニッツォーロがスプリント制して悲願のステージ初優勝、総合は変動なし|ジロ・デ・イタリア

ジロ・デ・イタリアの第13ステージが現地521日に行われ、大集団スプリントによるステージ優勝争いをジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス、イタリア)が制した。これがジロでは初めてのステージ優勝。大多数の選手が同タイムでフィニッシュしており、個人総合成績は変動なし。エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ、コロンビア)がマリアローザをしっかり守っている。

9年越しのジロ勝利を手にしたニッツォーロ

ラベンナからベローナまでの198kmに設定されたステージは、全体を通してほんのわずかに上っているものの、大きな変化はなくオールフラットといっても大げさではないほどのレイアウト。カテゴリー山岳は設定されておらず、前半と後半に1回ずつ中間スプリントポイントが置かれているだけ。平坦ステージとしては、この日を終えると第18ステージまで待たなければならないため、スプリンターにとっては残り少ないチャンスを何としてもモノにしたいところ。

今大会の逃げ常連であるシモン・ペロー(アンドローニジョカトリ・シデルメク、スイス)、ウンベルト・マレンゴ(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)、サムエーレ・リーヴィ(エオーロ・コメタ、イタリア)の飛び出しでレースが幕開け。彼らを見送ったメイン集団がスローペースで進んだこともあり、最大で7分ほどまでタイム差が開いた。

©︎ LaPresse

それからは集団が差を調整しながら進むが、長時間にわたって前の3人が先導を続けることになった。67.5km地点で迎えた1回目の中間スプリントポイント通過直後には、ペローが猛然とスピードを上げて独走。しばらくしてマレンゴとリーヴィも追いつくが、ところどころで動きにアクセントが見られる。メイン集団もスプリンターが上位通過を狙い、フェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ、コロンビア)が全体の4番目を押さえている。

2回目の中間スプリントポイント手前では、今度はリーヴィがアタック。そのままポイントを1番手で通過した直後にペローとマレンゴが再合流。一時的ながら逃げ3人のペースが上がる。

ときを同じくして、メイン集団にも急激に活性化する局面が訪れる。ドゥクーニンク・クイックステップやロット・スーダルのメンバーが一気にペースを上げて集団が縦長に。風が強い区間であることも相まって、後方では中切れしかける選手もいたが、何とか乱れを防いで一団のまま進行。レースそのものを揺らすようなところまでは至らない。

©︎ LaPresse

残り50kmを切ってからはメイン集団が先頭との差を数秒ずつ減らしていく絶妙なコントロール。この間に各チームが隊列を組んで前方に位置取りをはじめ、いつでも前の3人をキャッチできる態勢を整える。逃げ続けた3人は終盤まで先行したが、フィニッシュまで7kmのところで集団に吸収された。

それからはスプリント狙いのチームを中心に集団を牽引。最後の1kmを迎えると、ボーラ・ハンスグローエやチーム ユンボ・ヴィスマ、コフィディスといったチームのリードアウトマンがエーススプリンターを引き連れて前方を固めた。

©︎ LaPresse

すると、先頭で集団を引いていたエドアルド・アッフィニ(チーム ユンボ・ヴィスマ、イタリア)と続く選手との間に差が発生。アッフィニはそのまま逃げることを選択してスピードを上げる。しかし、ポジション争いで後ろに下がっていたニッツォーロが少しずつポジションを戻して、残り200mから猛然と加速。ほぼ同時に前に出ていたガビリアをかわすと、続けてアッフィニもパス。先頭に立って一番にフィニッシュラインに到達した。

2015年と2016年にはこの大会のポイント賞にも輝いているニッツォーロだが、これまでジロではステージ2位が多く優勝には手が届いていなかった。2012年の初出場から数えると9年越しの悲願を達成。ついに獲ったステージ優勝に喜びもひとしお。現役のヨーロッパとイタリアの王者が、さらなる勲章を手にした。

メイン集団はニッツォーロ以下、105位までが同タイム。個人総合上位陣も問題なく走り終えて、ベルナルのマリアローザも変わらず。レース後半には隊列を率いて集団前方に位置した新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)も、49位でステージを完了している。

変化の少なかった1日から一変、22日に行われる第14ステージは、“魔の山”モンテ・ゾンコランへ。途中、4級と2級の山岳を通過するが、これらはあくまで前座。ゾンコランの上りは14.1km、平均勾配8.5%。最後の3kmで緩急の変化が激しくなり、残り1kmを切って最大勾配27%区間も。さらに、500mにわたって22%の急勾配が続くなど、選手たちの行く手を阻み続ける。登坂ルートもいつもとは異なり、18年ぶりに採用される道を攻めることになる。マリアローザ争いに大きな局面が訪れようとしている。

ステージ優勝 ジャコモ・ニッツォーロ コメント

©︎ LaPresse

「この勝利が私のキャリアに多くの意味をもたらすことになるはずだ。2016年のポイント賞獲得以降、勝つべきところでミスもあったが、ジロや他のレースで勝つチャンスが多くあると分かっていた。今日のレイアウトは私が最も得意とするテクニカルなものではなかったが、エドアルド・アッフィニが良い目標になった。彼が右サイドに出たところで私は追う決断をした。負けることを恐れずリスクをとったことが結果的に勝利につながったと思う」

個人総合首位 エガン・ベルナル コメント

©︎ LaPresse

「静かな1日だったので回復に充てることができた。今日は誰もがこのようなレース展開を望んでいた。ジロはまだ長い道のりが残っていて、この先何が起こるか分からない。多少のリードはあるが、地に足をつけて落ち着いて走らなければならない。モンテ・ゾンコランについては、最後の3kmで脚の違いが出るのではないかと予想している」

ジロ・デ・イタリア2021 第13ステージ 結果

ステージ結果

1 ジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス、イタリア)4:42’19”
2 エドアルド・アッフィニ(チーム ユンボ・ヴィスマ、イタリア)ST
3 ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ、スロバキア)ST
4 ダヴィデ・チモライ(イスラエル・スタートアップネイション、イタリア)ST
5 フェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ、コロンビア)ST
6 ステファノ・オルダーニ(ロット・スーダル、イタリア)ST
7 アンドレア・パスクアロン(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、イタリア)ST
8 マックス・カンター(チームDSM、ドイツ)ST
9 エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス、イタリア)ST
10 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ユンボ・ヴィスマ、オランダ)ST
49 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス、日本)ST

マリアローザ(個人総合成績)

1 エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ、コロンビア) 53:11’42”
2 アレクサンドル・ウラソフ(アスタナ・プレミアテック、ロシア)+0’45”
3 ダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス、イタリア)+1’12”
4 ヒュー・カーシー(EFエデュケーション・NIPPO、イギリス)+1’17”
5 サイモン・イェーツ(チーム バイクエクスチェンジ、イギリス)+1’22”
6 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)+1’50”
7 レムコ・エヴェネプール(ドゥクーニンク・クイックステップ、ベルギー)+2’22”
8 ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード、イタリア)+2’24”
9 トビアス・フォス(チーム ユンボ・ヴィスマ、ノルウェー)+2’49”
10 ダニエル・マルティネス(イネオス・グレナディアーズ、コロンビア)+3’15”
80 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス、日本)+1:24’14”

マリアチクラミーノ(ポイント賞)

ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ、スロバキア)

マリアアッズーラ(山岳賞)

ジョフリー・ブシャール(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)

マリアビアンカ(ヤングライダー賞)

エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ、コロンビア)

チーム総合成績

イネオス・グレナディアーズ

ジロ・デ・イタリア スタートリスト&コースプレビュー

SHARE

PROFILE

BiCYCLE CLUB 編集部

BiCYCLE CLUB 編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

No more pages to load