五輪でメダル獲得を目指すトラックナショナルチーム、倒れるほどハードな練習を公開
Bicycle Club編集部
- 2021年06月18日
6月18日(金)に、日本競輪選手養成所内にあるJKA250および400mバンクにてトラックナショナルチームの練習が報道陣に公開された。東京オリンピック代表内定選手でオムニアム種目のアルカンシエルを着る梶原悠未をはじめ、中距離チームの橋本英也や中村妃智、短距離チームの脇本雄太や新田祐大、小林優香らが練習に参加。
練習終盤には選手が自力で立つことができず、倒れこむ姿も見られた。約1か月後に迫る東京オリンピックに向けて、選手たちはかなりハードな練習をこなしている。
中距離チームにもかかわらず、短距離チームのような練習メニュー!
午前はJKA250にて中距離ナショナルチームの練習が公開された。
ウォーミングアップの周回練習が終わると、まずは単独での500m走を2本。
続いて2名の選手による前後間隔を5~10mほどつけた状態での500m走を2本。
組み合わせは以下のとおり。
女子1組目:鈴木奈央・中村妃智ペア
女子2組目:吉川美穂・梶原悠未ペア
女子3組目:古山稀絵・内野艶和ペア
男子1組目:橋本英也・兒島直樹ペア
男子2組目:窪木一茂・今村駿介ペア
ここまではまるで短距離選手かのような練習が続いた。
最後にハイペースによる周回走行が行われ、序盤は男女混合で、20分経過後には男子のみで周回が行われ、男子の終盤は50km/hを超す速度で走行していた。
短距離チームは終盤に倒れこむ選手が続出!
午後は屋外の400mバンクにて短距離ナショナルチームの練習が公開された。
ウォーミングアップの周回練習が終わると選手たちは非常に重たいギア(推定で6倍以上)に交換し、メニューをこなす。
最初の80m走ではそこまでダメージを感じさせなかった選手たちだが、スタンディング(静止した状態からのスタート)からの750m走では1本目からかなり辛そうな表情を見せる。
2本目を終えると梅川が最初に倒れ、3本目、4本目では新田も同様にスタッフに抱きかかえられながら地面に倒れた。
今回公開された練習では短距離チーム・中距離チームともにかなりハードなメニューをこなしていたが、今週末からは沖縄でオリンピック直前合宿を実施し、東京オリンピックに備える。
新型コロナウィルスは依然とし猛威を振るっており、東京オリンピックの開催についてはまだ不安もあるなかではあるが、選手たちが活躍する瞬間をぜひとも見たいものだ。
公開された練習の概要
午前:中距離ナショナルチーム
参加者
男子
橋本英也
窪木一茂
今村駿介
兒島直樹
女子
梶原悠未
中村妃智
古山稀絵
鈴木奈央
吉川美穂
内野艶和
練習メニュー
500m×2本(単独形式)
500m×2本(追走形式)
高速周回走行(男子35分/女子20分)
午後:短距離ナショナルチーム
参加者
男子
脇本雄太
新田祐大
女子
小林優香
太田りゆ
梅川風子
練習メニュー
80mシッティング×1本
750mシッティング×4本
取材協力:日本自転車競技連盟
https://jcf.or.jp/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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