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草場が初勝利で愛三工業が2連勝! 輪翔旗はブリヂストンサイクルの手に!|JBCF

9月19日から20日にかけて、新潟県南魚沼市で全日本自転車競技連盟(JBCF)主催のJプロツアー第13、14戦が開催。2日目となる9月20日は三国川ダムの周回道路をコースとし、第55回JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップとして第6回南魚沼ロードレースが開催された。
156kmで争われたJプロツアーのレースは1周目から逃げ切った3名でのスプリントを草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)が制し、各チーム上位3名の順位で決まる経済産業大臣賞(輪翔旗)はTEAM BRIDGESTONE Cyclingが獲得した。
また、48kmで争われたJフェミニンツアーのレースは大堀博美(MOPS)とのスプリントを植竹海貴(Y’s Road)が制した。

キツさとテクニカルさを兼ね備えたコース

全日本自転車競技連盟(以下、JBCF)主催では6回目の開催となる三国川ダムの周回道路を利用した1周12kmのコースは、スタート/フィニッシュ地点前からわらび野トンネルまでの3km弱で180m以上を駆け上がる厳しい上りと、ダム管理所からタイトなコーナーが続く下りが含まれ、パワーとテクニックが要求されるコースだ。
4回目の開催までは右回りでダム管理所をゴールとするコースでの開催となっていたが、一昨年開催された5回目の開催から現在の左回りのコースへと変更され、フィニッシュ地点も現在の場所へと変更された。

輪翔旗とレースグレードについて

レーススタート前には昨年の経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ(以下、経産旗)で経済産業大臣賞(以下、輪翔旗)を獲得したマトリックスパワータグから輪翔旗の返還が行われた。
Jプロツアー(以下、JPT)のレースでは年間総合を除くと経産旗でのみ団体総合が表彰の対象となっている。各チーム上位3名の順位の合計で競われ、トップとなったチームには輪翔旗が授与される。
また、経産旗はJPTの中でも最高峰の大会とされており、JPTのレースにおいて唯一のプラチナグレードに指定されている。
今年は後半戦の初戦として開催となった経産旗だが、年間総合を狙ううえでは最重要となるレースだ。

1周目から勝ち逃げとなった8名の先頭集団が形成される

レースは定刻どおり12時40分に、72名の選手たちによりスタートが切られた。
わらび野トンネルを過ぎ、湖畔のアップダウンのある部分で10名程度の選手が先行し、1周目完了時点で8名の逃げ集団を形成。
メンバーは以下のとおり。
・TEAM BRIDGESTONE Cycling(橋本英也/沢田 時)
・マトリックスパワータグ(小森亮平)
・愛三工業レーシングチーム(草場啓吾)
・LEOMO Bellmare Racing Team(小林弘幸)
・弱虫ペダルサイクリングチーム(香山飛龍)
・群馬グリフィンレーシングチーム(中村龍吉)
・CIEL BLEU KANOYA(冨尾大地)
この8名の逃げ集団は結果的に最後まで逃げ続けることになり、事実上1周目でレースが決まった形となった。

さらに2周目から3周目にかけてイナーメ信濃山形の佐野千尋と比護任もメイン集団から飛び出し、追走をかける。
メイン集団は時折フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)がペースを上げるも、全体的にはペースを上げず、2周目完了時点で逃げ集団~2分~イナーメ信濃山形2名~4分~メイン集団という状況。

逃げ集団はTEAM BRIDGESTONE Cyclingが積極的にコントロールしている中、メイン集団からさらに数名の選手が飛び出してイナーメ信濃山形2名に合流するも、メイン集団でマンセボがまたしてもペースを上げ、5周目に8名以外の逃げはメイン集団に吸収された。
その後、6周回目で3分25秒まで逃げ集団への差を詰めたメイン集団だが、7周回目には5分40秒まで差が再度開き、ようやくレースが落ち着いた。

勝ちを意識した逃げ集団と、入部のアタック

9周回目完了時点で逃げ集団からメイン集団までのタイム差が8分55秒まで開くと、逃げ集団の逃げ切りが見え始めた。
草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)が単独で先行すると、まずは中村龍吉(群馬グリフィンレーシングチーム)が逃げ集団から遅れる。さらに、橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)も上りで遅れてしまい、逃げ集団は先行する草場を含めて6名となる。
メイン集団からは入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)が飛び出し、2~3周ほど1名で先行する。
伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム)や白川幸希(CIEL BLEU KANOYA)もメイン集団から抜け出し、追走集団を形成。
さらに輪翔旗を意識した動きからメイン集団からマトリックスパワータグやTEAM BRIDGESTONE Cyclingの選手たちも抜け出し、先行していた入部らに追い付く。
しかし、輪翔旗を意識した動きということで、逃げ集団に追い付くような動きとはならなかった。

一方、草場は逃げ集団に捕まり、香山飛龍(弱虫ペダルサイクリングチーム)と小林弘幸(LEOMO Bellmare Racing Team)が遅れる形で、先頭は4名で最終周回である13周目へ入る。

3名でのスプリントを制した草場、プロ初優勝

わらび野トンネルで沢田 時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が先行し、若干のタイム差をつけて3名から先行して下りへ。
下りではテクニックの差もあってか3名も微妙にばらけてしまうが、小森亮平(マトリックスパワータグ)と草場が沢田に追い付き、3名でのゴールスプリント争いに。
イン側からスプリントした沢田に対して、アウト側からスプリントした草場が先頭でゴールラインを駆け抜け、草場が経産旗のタイトルを獲得した。

輪翔旗争いは追走集団の頭である7、8位をTEAM BRIDGESTONE Cyclingの今村駿介と山本哲央が獲得し、TEAM BRIDGESTONE Cyclingは2位、7位、8位を獲得。
一方マトリックスパワータグは小森亮平が3位、安原大貴が11位、小林 海が13位。この結果、輪翔旗はTEAM BRIDGESTONE Cyclingが獲得となった。

優勝した草場のコメント

草場は「2017年の愛媛国体ロード以来の優勝です。冨尾選手との逃げは愛媛国体ぶりで、レース中に冨尾選手とその話をしていました。(逃げ集団では)後半にマンセボ選手やホセ選手がペースを上げてくるだろうという共通認識のもと、ペースで周回をこなしていました。しかし、メイン集団の追走が思ったように始まらず、(逃げ集団全体で)勝ち逃げになるだろうという雰囲気が出始めると、ローテーションを飛ばす選手が出てきたりしたので、3回目の中間スプリントポイントのタイミングで思い切って一人で飛び出しました。リスクを追わなければ勝てないという思いの中でのアタックで。ただ、集団に捕まったとしてもスプリントできるように、余力を残しながら先行していました。(ゴールスプリントについては)中間スプリントの時に最終コーナーはアウト側の方が伸びることがわかったので、沢田選手、小森選手がイン側に行ったのに対して、自分はアウト側からスプリントしました。(日本大学の先輩でもある)岡本先輩が優勝している姿をいつも見ていて、岡本先輩が昨日のクリテリウムで優勝したので、今度こそは自分が優勝者になりたいと強い思いを持っていました。10月にはUCI大分、全日本と大きなレースが続く中でこの2日間チームとして連勝することができたので、金曜日から始まる群馬3連戦でも愛三工業の強さをアピールできれば大分、全日本でも優位にレースを進めれられると思っています」

JFTでは植竹が2日連続で勝利!

JPTのレース前には12kmのコースを4周回する48kmでJフェミニンツアー(以下、JFT)のレースを開催。
1周目から米田和美(MOPS)がアタックすると、2周目の登りでは大堀博美(MOPS)と 植竹海貴(Y’s Road)が抜け出す。 3~4周目で植竹が大堀を突き放すが、その後大堀が追い付き、スプリントに。
植竹が大堀とのスプリントを制し、前日のクリテリウムに続いてJFTで今シーズン9勝目を挙げた。

リザルト

JPT(個人)

1位:草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) 4時間13分23秒
2位:沢田 時(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 同タイム
3位:小森亮平(マトリックスパワータグ) +2秒

JPT(団体)

1位:TEAM BRIDGESTONE Cycling
2位:マトリックスパワータグ
3位:CIEL BLEU KANOYA

JFT

1位:植竹海貴(Y’s Road) 1時間25分02秒
2位:大堀博美(MOPS) +4秒
3位:米田和美(MOPS) +4秒

 

JBCF
https://jbcfroad.jp

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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