ANCHOR・RP Series【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2021年10月17日
長らくアンカーの旗艦モデルとして活躍してきたRS9。RS9sへのマイナーチェンジを経て、
6年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたアンカーのフラッグシップRP9。
日本のレーシング界を牽引する新旧モデルを比較する
OLD vs NEW 新旧比較
6年ぶりの新型は話題性、実力ともに期待大
剛性レベルをオーダーできるRMZなど、アンカーは海外ブランドに負けない開発力によって時代に合わせたモデルを誕生させてきた。以降も、RHM9 RS、RIS9などアンカーチームのフィードバックを生かしながら、日本を代表する数々のレーサーたちとともに活躍してきた。
2015年に登場したRS9では、現行の開発基盤でもあるプロフォーマット(推進力最大化解析技術)を採用し、カーボン素材や形状を変更。アンカー史上もっとも進むバイクとして進化。チームブリヂストンサイクリングは、全日本ロードやTTのタイトルを獲得するなど輝かしい戦績を残してきた。
その後、RS9sへのマイナーチェンジこそあったが、2020年に向けてトラックバイクの開発に注力したこともあり、ロードフラッグシップのフルモデルチェンジは、じつに6年ぶりとなった。
待望のRP9は、初の本格派オールラウンダー、ディスクブレーキ化に加え、完成車は新型シマノDi2搭載と話題性も高い。その性能には、世界をとったトラックバイクの技術を注ぎ込んだ実力が備わる。6年間の沈黙を破り、国産ブランドの威信をかけて誕生した次世代機だ。
2016年 RS9s
現在の基盤技術でもあるプロフォーマット理論が採用されたRS9は、前作のRIS9よりも高い推進力の獲得を実現。2019年登場のRS9sではリアセクションの変形量を最適化し、路面追従性を向上すると同時に40gの軽量化も実現
2021年 RP9
トラックバイクの開発技術を惜しみなく投下し、ステージレースを1台で戦い、そして勝てるバイクとして誕生。上尾工場に構えるカーボンラボで開発。日本人トップライダーの感覚を形にすることを追求した
日本代表カラーをベースにしたレーシングカラーモデル
マット調のレーシングブラックカラーのほかに、東京2020オリンピック日本代表自転車競技(トラック)に供給し使用されたトラックバイクのデザインをベースにしたスペシャルカラー「レーシングカラー」も展開。「レーシングカラー」モデルは16万5000円のアップチャージで選択できる
OTHER MODEL
ANCHOR/RL8D
RP9などをラインナップするレーシングラインとは異なり、
ロングライドなどアマチュアサイクリスト向けに開発された
アクティブラインに属するRLシリーズ。
初のディスクブレーキ搭載モデルRL8Dをインプレッションする
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