BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • eBikeLife
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

全日本選手権ロード女子、オリンピアン金子広美のアタックに耐えた植竹海貴が粘り勝ち

広島県の広島県中央森林公園を舞台に開催されている「全日本自転車競技選手権大会ロード・レース」。年に一度、日本チャンピオンを決める大一番だ。昨年はコロナの影響で開催中止となり、実質的な東京オリンピック代表決定戦となった2019年以来の開催。今年も6月の開催予定がシーズン終盤の10月へ延期となったため、有力選手たちのコンディションがどうなのか注目ポイント。コースはアップダウンのある広島県中央公園サイクリングロード(1周12.3km)を8周回する98.4kmで行われた。ここでは女子チームHigh Ambition2020jp.加藤修さんがレポートする。

ディフェンディングチャンピオン與那嶺恵理は手術のため不在

スタート前に先頭に並ぶ、左から 石上夢乃(鹿屋体育大学)、樫木祥子(Team illuminate)、金子広美(イナーメ信濃山形) PHOTO::三井 至

女子エリートではUCIワールドツアーを唯一走り、全日本選手権を連覇してきた與那嶺恵理選手が手術のためエントリーせず、国内メインで活動する有力選手たちにとって初制覇のチャンスだ。エリートでは、今月コロンビアのUCIステージレースでステージ3位に入賞し、昨日全日本選手権 個人タイムトライアルを制覇した樫木祥子(チームイルミネート)、東京オリンピック日本代表で世界のトップ選手たちと戦って完走した金子広美(イナーメ信濃山形)、JBCF(全日本実業団連盟)で年間チャンピオンとなった植竹海貴(ワイズロード)らが有力候補で、同時に出走する女子U23では個人タイムトライアルを制覇した石上夢乃(鹿屋体育大学)と大学選手権を制覇した川口うらら(日本体育大学)などがエリートを相手にどこまで戦えるかが今年の見どころである。

24人という少人数でスタート、レースは3人に絞られた

PHOTO::加藤 修

スタート地点では金子広美、樫木祥子、石上夢乃を先頭に24名が並ぶ。例年は約50名が女子エリート+U23にエントリーしていることを思うと集団の数は少ないが、日本一決定戦に相応しい国内トップ選手たちは揃った。

1周目はベテランの米田和美が1人で先行し、メイン集団は5秒差でスタート/フィニシュラインを通過。2周目に入り米田和美を吸収したメイン集団はそのままペースを上げ、先頭は11名に絞られた(今大会のべストラップはこの2周目の20分06秒であった)。

序盤から人数が絞られた先頭集団 PHOTO::三井 至
協調しながら先頭を進む植竹、金子、川口の3人 PHOTO::三井 至
タイムトライアルで優勝した樫木祥子は取り残されてしまう。レース後にSNSで身体の重さを訴えていた PHOTO::三井 至

3周目の残り1km付近で5名に絞られたが、後ろから3名、続いて2名が追いつき先頭は10名の集団となって3周回を完了。植竹海貴、樫木祥子、金子広美、川口うらら、石上夢乃ら有力選手がレースを動かし、4周目の上りでは川口うらら、植竹海貴、金子広美、川口うららの3名が先行。20秒差で追走4名、樫木祥子、石上夢乃、牧瀬翼、米田和美らが追走する展開になった。

5周目に入り、協調体制で逃げる先頭3名と追走4名のタイム差は毎周回10から15秒ずつ広がる。先頭集団のラップタイムは20分50秒前後で推移しており、一方の追走4名は21分を少し超えるタイムで走行。
6周目ではタイム差を1分20秒まで広げ、残り2周で3名の逃げ切りが濃厚となった。追走の4名は石上夢乃と樫木祥子がセカンドグループを形成、遅れたサードグループは牧瀬 翼、米田和美の2名となり、先頭との差は離れていく。

オリンピアン金子のアタックに耐えた植竹が粘りの勝利

上りのたびにペースを上げる金子 PHOTO::三井 至

毎回繰り返される金子広美の上りアタックに植竹海貴は何とか食らいつくが、川口うららが何とか食らいつくがファイナルラップを前に川口うららが脱落してしまった。4位グループのとのタイム差を1分37秒に広げた先頭は植竹海貴と金子広美でファイナルラップへ突入し、一騎打ちとなる。一方川口うららは29秒差の単独3位となったが、U23のトップを狙える位置を走る。

ラスト周回手前の上りでペースを上げる金子、ここで川口が脱落し。植竹だけがついていけた PHOTO::三井 至

最終周の上りでも金子広美のアタックは続いたが、植竹海貴も何とか食らいつき、勝負は上り基調のゴールスプリントへ持ち越された。

ゴールまだ最後の直線に入って金子広美が先行、ゴール直前で植竹海貴が並びかけ、最後は抜き去ってゴール。JBCF年間王者がオリンピック代表に勝利し、初の栄冠を手にした。女子ロードレース界のニューヒロイン誕生の瞬間となった。

動画:オリンピアン金子広美と植竹海貴によるゴールスプリント

撮影:加藤 修

表彰式の様子、左から2位金子、1位植竹、3位川口  Photo:三井 至

 

エリート+U23優勝、植竹海貴コメント

「上りで毎周回金子選手と川口選手のアタックがかかるので、付いていくのがきつかった。JBCFでシリーズチャンピオンを獲得しても、自分がまさか今年の日本チャンピオンになるとは思っていなかったです。サポートしてくれているY’s Roadのチーム、活動を応援してくれている両親に感謝します」

U23優勝、川口うららコメント

「積極的なレース展開を心がけました。イメージしていたレース展開になり、MTBで培った独走力を生かして最後1人になってからも自分を鼓舞し続け、何とか全体の3位をキープできました。最後遅れてしまったのは悔しいですが、今日の走りには満足しています」

リザルト 女子エリート+U23 距離98.4km

1位        植竹海貴(ワイズロード)    2:48:23
2位        金子広美(イナーメ信濃山形)
3位        川口うらら(日本体育大学)  +1:18 (U23 1位)
4位        石上夢乃(鹿屋体育大学) +2:16 (U23 2位)
5位        樫木祥子(チームイルミネート) +2:50
6位    牧瀬 翼(ウィングス・プラス)  + 7:38

 

全日本選手権ロードに関するレビューはこちらから
2年ぶりに開催される全日本選手権ロードレースをプレビュー!

2年ぶりに開催される全日本選手権ロードレースをプレビュー!

2021年10月20日

 

加藤 修(High Ambition合同会社 代表)

日本で自転車レースをもっと人気スポーツにしていきたい、
そのために女子レースが欧米やアジアのように盛んになることが大事だと考え、High Ambition2020jp.国際女子チームをはじめ、オリンピック開催地での地域振興や普及活動、初心者へのサポートなど様々な取り組みを行っている。

SHARE

PROFILE

BiCYCLE CLUB 編集部

BiCYCLE CLUB 編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

No more pages to load