エアロと軽さを兼ね備えたハイパフォーマンスホイール「ルン・ハイパー50mmディスク」
管洋介
- 2021年11月25日
編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回は空力性能の高いロードバイクを展開するウインスペースが設立した日本発祥のホイール「ルン・ハイパー50mmディスク」をベテランライダーの管 洋介がテスト!
カーボンリム&スポークとセラミックベアリング採用ホイール
ルンホイールズは日本発祥で現在は中国を拠点とする、空力性能に優れたロードバイクを展開するウインスペースによって2020年に設立されたブランドだ。そしてこのハイパーはフラッグシップとして空力性能と軽さを両立するため、持てる技術を惜しみなく投入したモデルだ。
デザインのアクセントともなっている表層のカーボンの織り方はスポーク穴部分を補強し、リム全体にかかる力を均一化するためのもの。さらに横風を受けても安定した走行が可能なリム形状を採用。スポークについても軽量で引っ張り強度の高いカーボン製を用いている。
50mmハイトのほか38mmと65mmも設定。そのすべてでリムブレーキモデルもそろえるなど多彩なラインナップも特徴だ。
ルン
ハイパー50mmディスク
価格:17万3800円(前後セット)
リム:プリプレグ巻きカーボン
スポーク:カーボン
リムハイト:50mm
リム幅:26㎜(外)、19mm(内)
重量:1394g(前後)
独特のバネ感によって加速や振動吸収を演出
管 洋介がインプレッション
高剛性なリムに対して、踏みやすい駆動剛性でトルクキャッチはマイルドだ。ペダルを踏み込んだ際に感じる一瞬の溜めが瞬時に推進力に変わり、エアロ性能と合わせて加速する、そんなバネ感のある独特のテイストが特徴。これが振動吸収のよさにも表れていて、非常に軽やかなライディングが楽しめる。
横Gを強く感じるハイスピードコーナーでは、タイヤのグリップを最大限に生かす安定した走りが可能だ。リム表面のバタフライエフェクトのカーボンパターンは非常に鮮やかで、バイクのアクセントにもなるだろう。コストパフォーマンスが高いのもうれしいホイールだ。
管 洋介
現役ロード選手でありながらチーム監督やフォトグラファーとしての顔ももつ。ホイールのインプレッション経験も豊富で、ローハイトの軽量モデルから、高ハイトのエアロモデルまで、使用条件を考慮しながら評価する。
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