【奥久慈里山ヒルクライムルート】篠さんが絶景峠を走る|サイクリングいばらき
Bicycle Club編集部
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首都圏からアクセスのいい茨城県。土浦を中心としたつくば霞ヶ浦りんりんロードは人気のサイクリングスポットとして知名度が大きく上がった。
今回は“サイクリングいばらき”と称し、サイクリストが快適に楽しめるようにソフト・ハードともに整備を進めている人気のコース「奥久慈里山ヒルクラムルート」を茨城県のサイクリングナビゲーターを務める篠さんがツーリング!
INDEX
▼「大洗・ひたち海浜シーサイドルート」の記事はコチラから
日本の原風景が楽しめる奥久慈ヒルクライム
茨城県の北部・久慈川上流の山深い奥久慈エリアは、県内随一の紅葉の名所でもある。赤に黄色にと色づいた山容を見ながら走れる、まさに最高の季節到来だ。
スタートはJR水郡線の常陸大宮駅。とにかく坂道・峠道を楽しむため、交通量の多い地域は避けて郊外まで輪行でワープした。
こうべを垂れた稲穂や、真っ白に咲き誇る蕎麦畑を走っていくと高部宿だ。木造の和洋折衷建築の建物が点在するノスタルジックな町並みを抜けると、道の駅みわに到着。ご当地グルメは休憩でも昼食でも。
次の目的地、大子まではアップダウンの連続。アップルラインはぐわっと上って、ぐいっとダウンヒル。眺望が開ける場所もある、天空の道だ。大子の街中は、グルメあり見どころありで休憩にはもってこい。ここから八溝山に足を延ばすコースも健脚サイクリストにはお薦めだ。
国道461号新月居トンネルを越え、すぐ南に入ると奥久慈グリーンライン林道。交通量のほとんどない道を、ハードなアップダウンを楽しみつつ抜けると竜神大吊橋まではすぐだ。県道33号線をゆるやかに下って基調で進むと、今回のゴール・常陸太田の街へ。
奥久慈はアップダウンの激しい上級者向きのコース。けれど要所要所に休憩できる道の駅や街があるので、無理のないペースなら中級者でも十分楽しんで走れる。
心配なら大子町で1泊というタイムスケジュールでもいいだろう。初心者には大子町と袋田の滝を周遊するポタリングもお薦め。水郡線のサイクルトレイン(利用できる日程・駅に制約あり)も活用すれば、バリエーション豊富だ。
山深いからこそ残されている、豊かな文化を堪能できるのが奥久慈ルートだ。
奥久慈里山ヒルクライムルートのおすすめスポット
高部宿
水戸から日光へ向かう物流の拠点としてなど江戸時代から昭和初期に栄えた宿。明治に建てられた岡山家住宅は三階櫓づくりの造り酒屋。
道の駅みわ みわ★ふるさと館北斗星
大型の道の駅で、農産物の直売場に軽食の売店、蕎麦や定食が食べられるレストランがある。かき氷でクールダウンし、大学いもでパワーチャージ。
とん鈴
名物の奥久慈しゃもを使った親子丼が人気。石鍋で提供されるのでアツアツで最後までおいしくいただける。しゃもの深い味わいと濃い卵のコクが美味(久慈郡大子町大子793)。
ダイゴカフェ
大子の街中にある古民家カフェは休憩にもってこい。アンティーク家具に囲まれて、ほっと一息。カレーやスイーツなど、休憩も食事も楽しめる。
奥久慈グリーンライン林道
交通量も少なく、快適にヒルクライムを堪能できる健脚サイクリスト向けコース。補給スポットはないので要注意。心配なときは国道461号を行こう。
竜神大吊橋
竜神峡のダム上に架かる、国内最大級の長さ375mを誇る歩行者専用の吊橋。ダムからの高さは100mにもなる。
鯨ヶ丘
常陸太田駅の北側に広がる商店街。海に浮かぶ鯨のような台地だったことから“鯨ヶ丘” という地名に。
近隣のおすすめスポット
八溝山
茨城・福島・栃木の三県にまたがり茨城県最高峰の山。勾配もあり走り応え満点。山頂展望台では大パノラマの眺望が楽しめる。
月待の滝
大子町の中心部より5kmほど北に位置する月待の滝。滝の裏側に入り込める地形のため、“裏見の滝”とも呼ばれる。袋田の滝と合わせて、人気のスポットとなっている。
永源寺もみじ寺
大子七福神巡りのひとつで、弁財天を祀る曹洞宗の寺社。敷地には多数のもみじが植えられていて、紅葉シーズンには境内が真っ赤に染まる。
サイクリストにやさしい宿
袋田温泉 思い出浪漫館
袋田温泉そばの大型ホテル。大正ロマンな館内は、シングルからツイン、和室までバリエーション豊富。予約時に相談すれば、自転車も客室持ち込みからフロント預かりまで対応可。
滝味の宿 豊年万作
袋田の滝の近くにある和モダンの宿。里山のオーベルジュをコンセプトに自慢の料理が楽しめる。予約時に伝えると客室にバイクラックを設置してくれる。
奥久慈里山ヒルクライムルートMAP
奥久慈里山ヒルクライムルートは、北部の険しい山々を走り抜ける中級〜上級者向けのコース。坂バカにはたまらない、峠道のバリエーションに富んだルートとなっている。ほどよく休憩ポイントがあるのもいい。
▼「奥久慈里山ヒルクライムルート」の詳細はコチラから
奥久慈里山ヒルクライムルート
サイクリングいばらき
https://ringringroad.com/cyclingibaraki
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT&PHOTO:蟹由香 モデル:篠 MAP:オゾングラフィックス
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