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憧れの手組みホイールに挑戦! 振れ取りの基本もマスターしてレベルアップ

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イタリアン組みに挑戦

それでは、ホイールを組んでいく。はじめにハブにスポークをすべて通してから編む方法と、1本ずつ通していく方法がある。今回はよりわかりやすい1本ずつの方法を紹介。現物のお手本を見ながら作業すると間違いが少ない。

落ち着いてスポークを編んでいこう

1本のスポークと交差するのが6本めなのが6本組。3交差するので3クロスともいう。左進行方向でこのクロスの方向がイタリアンだ
ロゴをバルブに合わせる最初の位置はコレ。ギヤ側が下として、バルブ穴から2つめにロゴ位置のスポークを入れる
ひとつ離した穴に同じようにフランジの外側から内側にスポークを入れて、リムのスポーク穴を3つまたいで止める
1周したら、反対側のフランジの右に半分ずれた穴の外側からスポークを通す。さきほど通した右隣のリムスポーク穴に入れニップルで止める
入れていくスポークは、フランジの内側から外側に出て、交差するスポークの内側に入ってニップルで止まる。あやとりを間違えないように
左右の16穴ぶんを通したらハブをつかんで半時計回りにねじる。これに交差するスポークを入れていく
交差させるスポークから6穴めの穴にフランジの内側からスポークを入れ、交差させて一つ離した穴で固定
ようやくスポークを編むところまで完成。ここから振れ取りをするさらに難しいステージへ。完成まではなかなか大変だ

センター出し&振れ取り

ホイールの振れをとる。同時にリムはホイールの中心に来るようにセンター出しをしなくてはならない。さらに精度を求めるならスポークテンションゲージも使うが、まずは振れのないホイールを作れるところまでを目指そう。

スポークはまだゆるゆるなので、ニップルの上からマイナスドライバーで締める。均一に締めていくのがポイント
センターゲージを使ってセンターをチェック
片側のハブとリムに接触するようにゲージを当てて位置を固定。反対側に当てゲージを見るとハブ軸から離れていてセンターが出てない
センターが出るように、ハブの位置をずらすように片側を均一に締める(もしくは緩める)。振れ取りをしながらセンターを何度かチェックする。素人なら0.5mmくらいに収まればオーケーだ
完成したら、スポークをぎゅっと握ってなじみだしをする。再び振れが出てないかチェックして、必要があれば修正
これを繰り返してついに完成!

※この記事はBiCYCLE CLUB 2020年7月号 No.423からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PROFILE

ニシヤマ

Bicycle Club / 副編集長

ニシヤマ

自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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