グラベルロードに乗るときの楽しみスタイル3選、街乗りからキャンプまで楽しもう
Bicycle Club編集部
- 2022年01月14日
ロードバイクと違い、グラベルバイクはどんなスタイルで走ればいいのか? 路面を選ばずに走破できるグラベルバイクだから、それぞれが好きなスタイルで乗ればいいのだが、それだけにあまりの多様なスタイルがあって迷ってしまうのは事実だ。ここではグラベルバイカー3人の、アウトドア、ツアラー、そしてシングルという個性的なスタイルを紹介する。
コダワリ重視のベテランキャンパー仕様
登山やキャンプをはじめとするアウトドアな遊びの達人たる辻井国裕さんが、今熱中しているのはグラベルバイクでのツーリング。「もしも2日間の休みがあれば、自転車でキャンプに行きたいですね」。辻井さんの相棒は、「サルサ・ジャーニーマン」。アルミフレームにカーボンフォーク装着の定番モデルをベースに、前後のバッグ+フレームバッグ、そしてキャリアを装備している。
フロントバッグはスウィフトインダストリーズ、そのほかはサンフランシスコ発のアウターシェルで統一。フロントキャリアはロングセラーのチューブスをセットし、キャットアイのボルト400を装着している。サドルバッグを固定しているキャリアの一部に、「小枝」が使われているあたり、ネイチャーマンの心意気がうかがえる。
グラベルバイクは自由なGT
高校時代からスポーツバイクに乗り始め、現在はロードバイクとピストにも乗っている數井亮太さん。グラベルバイクならではの安定感とクロモリフレームのしなりが、ロングライドにピッタリとお気に入りだ。愛車「サルサ・バヤ」は太めのタイヤと自由な雰囲気に引かれて乗り始めたもの。
往復200㎞の箱根くらいなら、ワンデイで軽々と走ってしまうらしい。ゆったりとした乗り味で長距離でも疲れ知らずのグラベルバイクは、辻井さんをどこにでも連れて行ってくれるグランドツアラーとして活躍している。
(右)ボトルとフレームバッグの干渉を避けるために、ウルフトゥースのアダプターを使用する。(左)PRO(プロ)のディスカバーシリーズのフレームバッグは、フル装備のバイクパッキングから日常のライドまでカバーする銘品。
ブロックタイヤを履いたシングルスピードスタイル
イギリス発のバイクブランド、ブラザーサイクルでさっそうと登場してくれた草原貴也さん。シングルスピードモデルのオールデイは、フェンダーやキャリアを後付けすることができるので、数々のカスタムにも対応できる「遊べる」フレームだ。キャンプの足には「クラストバイク」、シクロクロスバイクのキャノンデールにも乗る草原さんにとっては、都内の移動手段であり、マッドなイベントでガンガン遊ぶ相棒。シングルならではのシンプルな魅力が味わえる一台だ。
シングルスピードならではのズバリ変速機なし!の潔さが心地いい「ブラザーサイクル・オールデイ」。防塵・防水性能の高いヘッドパーツを採用するなど、アウトドアライドにも強いフレームだ。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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