BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

WMA野外・災害救急法講習を山梨県内で初めて招致開催、MTB愛好家18名が受講

一般社団法人南アルプス山守人(以下、山守人)が、Wilderness Medical Associates (ウィルダネスメディカルアソシエイツ、 以下、WMA)のWAFA(野外災害救急法講習アドバンスレベル)を山梨県内で初めて招致開催。2021年12月6日(月)から19日(日)の14日間、オンライン講習と実技講習のミックスで行われた。安全に関する知識や技術を身につけ、安全な組織運営とマウンテンバイクの普及活動を行うことを目的に、山守人が運営する「南アルプスマウンテンバイク愛好会」のメンバー18名が受講した。以下、プレスリリースより。

マウンテンバイク団体としては日本初の招致開催

本講習は、ウィルダネス状況下(病院での医療的処置を受けられるまでに時間を要する状況下)で必要とされる傷病者評価、 その処置、 長時間に及ぶ経過観察と看護、過酷な自然環境下でのクリティカルシンキング(考え方)などを体系的に座学と実技を通じて学び、野外活動のプロフェッショナルとして必要不可欠な知識と技術を包括的に習得する国際レベルの講習です。

WMA(Wilderness Medical Associates)
WMAは1981年に北米で創設された救助医療の専門家、研究者、教育者で構成された組織です。ウィルダネス状況下(病院での医療的処置を受けられるまでに時間を要する状況下)における傷病者のケアに関する知識と技術を伝える「野外・災害救急法講習」を提供しています。

WMAの講習は、2021年現在で世界7大大陸、31カ国を超える国で年間10,000人以上に受講されています。
※詳細はWMAJ(WMAの日本窓口)のホームページをご覧ください。

講習概要

【日程】
12月6日(月)から14日(火) オンライン自主学習(14時間程度)
12月15日(水)、16日(木) オンラインライブ講義(6時間)
12月18日(土)、19日(日) 実技講習・資格認定テスト(16時間)

【内容】
オリエンテーション、医療と法、一般原則(生理学と病理学)、一般原則(ウィルダネス医療と救助医療)、傷病者評価システム(PAS)、傷病者の保護、呼吸器系、循環器系、神経系 一次救命処置(BLS)、 脊椎損傷、筋骨格系、創と熱傷、体温調節、アレルギーとアナフィラキシー、毒物/毒物注入/疾病媒介動物、水に関係する損傷、落雷による損傷、野外での病気

【資格認定】
本講習を受講し、条件を満たせばWAFAの資格認定がなされます。
本資格は世界31カ国共通の国際資格です。
※条件:オンライン自己学習 、オンラインライブ講義 、実技講習を100%受講、および最終試験(筆記・実技)で80%以上得点

【受講料】
今回は会員限定ということで当会の助成制度を広く反映させ会員の費用負担を最小限にしています。

背景

山守人は、マウンテンバイクの走行環境を確保し、健全にマウンテンバイクを日本全国に普及させつつ、山梨県の中山間地域の活性化を実現し、結果的に日本全体の地方創生に資することを目指す団体です。
当法人ではこれまで、常に危険の伴う山林内での活動のリスクを低減するため、また地域や行政から信頼され山道の使用許可や整備の許可をいただくため、”安全”を最優先事項としてきました。
現在、日本最大の標高差を誇る長大なトレイル網の維持管理や南アルプス連峰の登山道整備等も担うようになったこと、運営する愛好会の会員が160名にまで増えたこと、山梨県レベルでのマウンテンバイク推進が進んでいること等を踏まえ、これまで以上に安全対策を強化。団体の安全管理レベルを底上げすることが必要になり、野外災害救急法の国際資格を多くの会員とともに受講することとなりました。

受講したメンバーからは次のような意見が聞かれました。

・本受講によりさまざまな傷病への処置を学びましたが、それは一時的な対応であり、自分のできることには限界があることがわかった。
・当法人がこれまでも安全を最優先としたトレイルビルド、各種活動やイベントの開催運営、講習会、会員組織の仕組みづくりを行ってきたことがよくわかった。
・ウィルダネス状況下では事故を起こすと危機的状況になるため、事故をいかに起こさないかを常日頃から考え、仕組みに取り入れていくことが重要であることがわかった。
・マウンテンバイクの走行時にスピードを出し過ぎない、体調不良で山に入らないなどの事故を未然に防ぐことが重要であると学んだ。
・改めて自分の活動中の装備品の見直し、更新を行っていきたいと思った。
・自分のためにも家族のためにも友人のためにも他の人のためにも、一番大事なのは安全であることを痛感した。

上記のように、本講習により多くのメンバーが、自分たちが普段走行している環境はウィルダネス状況下にあり、もし事故等が起きたら救助は困難を極めるということを痛感し、安全管理の大切さを学びました。
当法人は、今後も地域や行政や企業と連携を深め、マウンテンバイクの普及と地方創生を目指した活動を行うため、根幹である安全管理の徹底に努めてまいります。

一般社団法人 南アルプス山守人
https://www.minamialpsmtb.com

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load