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キャノンデールの最新シナプスに見る革新的システム、そして同社の向かう先

世界初のリアサスペンション付きマウンテンバイクや片持ち式のフロントサスペンションフォークLEFTYなど、オリジナルで生み出し、人々を驚かせてきた製品がキャノンデールには数多くある。時に先を行き過ぎていた物もあるが、他社のバイク作りの思想や発想の礎として受け継がれている物もある。そして恐れることなく時代の先端を突き進む同社の姿勢は、今も変わらず存在する。そんなキャノンデールが2022年モデルのシナプスに搭載した最新システムとは? そして同社の向かう先は? キャノンデール・ジャパン代表取締役 樫村浩史氏に話を聞いた。

キャノンデール50年の歴史はバッグ製造から始まった!

キャノンデール50年の歴史はバッグ製造から始まった!

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キャノンデール・ジャパン代表取締役 樫村浩史:カシムラコウジ(53歳)。世界的なスポーツブランドを経て2021年7月、キャノンデール・ジャパン代表取締役へ就任。就任以前からツール・ド・フランスやジャパンカップ観戦に出かけるほどの熱いサイクリスト。天気の良い休日ならスポーツバイクライドはもちろん、いい波が来ると聞けばサーフィン、さらにモーターサイクルやランニング、ゴルフにギターなど趣味は多岐にわたっている。そして自身もアルミロードバイクCAAD13やグラベルロードバイクのトップストーンなどを駆り、社員と共にスポーツライドを楽しむアクティブ派社長でもある

革新的なシステムやバイクなどを生み出せる理由

他の多くのバイクブランドにも、まったく新しいシステムやバイクを生み出すような人材は存在するだろう。だが、それらはコスト試算やブランドイメージなどから判断され、製品化に至らないことも多い。ではなぜキャノンデールは他社と違う革新的なモノ作りができるのか?

「キャノンデールは、『他と同じことはやらない』『まったく新しいものを作るべき』という考えを設立当初から強く持っているブランドです。なので、失敗を恐れず、常に先を見据えたモノ作りを行うことができるし、そういったモノ作りの姿勢こそ良しとしているのです」と樫村氏。

北米などではグラベルロードバイク、ヨーロッパでは相変わらずロードバイクやマウンテンバイクが人気だ。では、日本のバイクシーンではどんなバイクがいま求められているのか?

 

「日本には歩けるトレイルは数多いのですが、グラベルロードバイクで楽しめるようなフィールドは少ない。また、ロードレースが特に盛んであるとも言えません。今の日本の余暇の楽しみ方としてソロ&ファミリーキャンプはブームと言え、キャンプ+バイク、舗装ときどきダートを走るような楽しみ方は、日本ならではのスポーツバイクの楽しみ方としてアリだと思います。今回登場した新しいシナプスは、じつはそんな日本ならではのバイクの楽しみ方にフィットするまったく新しいバイクでもあるのです」

シナプスは、ロードレースで表彰台を狙う疾走感やロングライドで得られる達成感、グラベルロードバイクがもつ場所を選ばない汎用性を併せ持ったバイク。30mm幅のタイヤを履いたうえでフェンダー装着(フェンダーなしなら35mm幅までOK)でき、エアロシェイプデザインをフレーム&フォークに採用しつつも、不快な振動も吸収する。

ロードバイクを所有するすべてのライダーがレースをするわけではなく、そのほとんどがレース以外のシーンで楽しんでいる。そんな多くのロードバイクファンに向けた、万能で快適、そして拡張性も高く、ロードバイクの楽しみを大きく広げてくれるのが最新シナプスと言えるだろう。

2022年モデルのシナプスに搭載されたシステム

年々、自転車専用道や自転車走行レーンが増えてきている日本だが、それでも狭い車道をクルマとシェアしつつ走らなくてはならない緊張感は常に感じる。最新シナプスは、こんなシーンでも安心・安全にライドを楽しめる革新的システムを搭載したバイクなのだ。

「新しいシナプスに搭載されたシステム“スマートセンス”は、現在のバイクシーンにおいて最も最先端で、レーダーとレーダーディスプレー、前後ライトを統合して制御するシステムなのです。

例えばライトを例に取ると、通常走行時はデイライトで少し光量を落として点滅しており、薄暗いトンネルに入るとセンサーで感知して自動点灯し光量アップ。そしてトンネルを抜けるとまたデイライトに戻ります。
また、夜に後方からクルマが急に迫ってきた場合などでは、点灯していたライトが連続フラッシュのように光ることでドライバーに自分の存在を知らせてくれます」

夜間走行時は後方からのクルマの接近にも常に神経を尖らせておく必要があるが、慣れていない人にとってはかなりのストレス。スマートセンスは、そういったストレスも低減してくれるシステムだという。

「例えば、約140m後方にいるクルマをセンサーが感知し、クルマへはライダーの存在をリアライトの連続フラッシュで知らせ、ライダーにはレーダーディスプレーへの表示(近づく距離に応じてクルマのアイコンが進行方向に進む)でクルマの接近を知らせます。

また、キャノンデールアプリをスマホにダウンロードすることによって、サイクルコンピューターとしての機能を持つのはもちろん、ライトの点灯パターンや光量などをスマホからコントロールできます」

おそらくモーターサイクルやクルマ並み、いや部分的にはそれ以上進んでいるスマートセンスだが、“自転車は車道を走る”という当たり前のルールをサイクリストが安心・安全に遵守するためにも有効なシステムとも感じる。このシステムがクロスバイク、さらにはママチャリにまで浸透すれば、現在の歩道が抱えている“歩道を走る自転車問題”の解決にも貢献できるかもしれない。

4月7日に発売予定の「Quick 3 Rui Edition」にもホイールセンサーを搭載。キャノンデールアプリとの連携でスマホをサイクルコンピューターのように使える

「スマートセンスは最終的にはいわゆるママチャリにまで浸透するシステムになっていくはずですが、まずは弊社のQuick、Treadwellのようなクロスバイクにも搭載し、いまママチャリに乗っている中高生のスタンダードバイクにしていきたいと思っています。これによって、まずはスポーツバイクで走ることの気持ちよさを体験してもらいたいですね。

そして今年1月、キャノンデールは自動車のディーラー網を数多くもつオランダの会社PONのグループ企業となりました。このPONには全17ものバイクブランドが名を連ねています。これによって今回のスマートセンスのようなデジタルプラットフォームのみならず、それ以外のバイク間の技術的コラボレーションもさらに加速し、キャノンデールは今まで以上にエポックメイキングなブランドになっていきます」

「また昨年、キャノンデールブランド設立50周年を迎え、新たなグローバルスローガンとして掲げているのが“Come ride with us”。直訳すると『一緒にライドしよう』ですが、『ジャンルを問わず、誰でも気軽にキャノンデールワールドのコミュニティーに入ってもらい、スポーツバイクの楽しさを分かち合いましょう』という意味です」

今までママチャリで良しとしていた人にも、スポーツバイクの楽しさに気づいてもらうべく動きだした同社。乗り心地の良いアルミロードや片持ち式のフロントサスペンションなど、エポックメイキングなモノ作りを行なってきたキャノンデールが、これからはデジタルプラットフォームも使って、バイクの楽しみをより広いジャンルのサイクリストに伝えていく業界屈指の存在となるのだろう。

キャノンデールアプリ

2020年モデルから、多くのバイクに標準装備したホイールセンサーと連携することで、スピード、距離、消費カロリーなどをスマートフォンに表示することができるアプリ。スペックなど詳細なデータを一括管理し、最適なメンテナンス時期さえも知らせてくれる。
詳細はこちら

スマートセンス

レーダー、レーダーディスプレー、前後ライトの電力を1つのバッテリーで供給し、それらすべてを統合しコントロールすることで最大限の安全と利便性をライダーへもたらす画期的システム。2022年1月に発表したシナプスに標準装備される(一部除く)。

八村 塁選手のシグ二チャーバイク

八村 塁選手がデザインしたクロスバイクQuick 3 Rui Editionは世界限定100台。八村選手が特にこだわったのが前後を赤と黒に塗り分けたカラーリング。ホイールセンサーがすでに搭載され、キャノンデールアプリと連携させればスマホをサイクルコンピューター代わりにできる。4月7日午前10時発売開始。

▼Quick 3 Rui Editionの詳細はこちら
Quick 3 Rui Edition

キャノンデール設立50周年アニバーサリーブックをプレゼント!

設立50周年を記念して制作されたアニバーサリーブック。設立当時の貴重な写真ほか、他では見ることのできない情報満載! このアニバーサリーブックを1名さまにプレゼント。

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プレゼント応募ページ

※応募締め切りは 2022年4月30日 (土) 

Cannondale(キャノンデール)公式サイト
https://www.cannondale.com

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PROFILE

今坂純也

今坂純也

2007~2013年までバイシクルクラブ編集長。その後、ランニング専門誌や山岳誌、女性向けアウトドア誌、エリア情報紙の編集長を務め、現在はフリーの編集者&ライター。趣味は自転車、登山、オフロードオートバイ、クルマいじりやYouTube鑑賞など。

今坂純也の記事一覧

2007~2013年までバイシクルクラブ編集長。その後、ランニング専門誌や山岳誌、女性向けアウトドア誌、エリア情報紙の編集長を務め、現在はフリーの編集者&ライター。趣味は自転車、登山、オフロードオートバイ、クルマいじりやYouTube鑑賞など。

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