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パリ~ルーベを勝ったエアロロード「メリダ・リアクト」を試乗比較してみた|MERIDA

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フレームのヘッドチューブ付近とフロントフォークに一体感のあるデザインを採用。空力性能を高めている
ケーブルを内装したハンドルまわり。ステム一体型のハンドルバーはクランプボルトがなく空力面で有利
メインコンポーネントはシマノ・デュラエースR9200シリーズ。パワーメーター付きクランクを標準装備
ホイールはヴィジョン・メトロンの60mmハイトモデル。タイヤはコンチネンタル・グランプリ5000だ
  • SPEC
    ●フレーム:リアクトCF5IV ●フォーク:リアクトCF5 ディスクフルカーボン ●:コンポーネント:シマノ・デュラエースDi2、パワーメータークランク ●ハンドル・ステム:ヴィジョン・メトロン5DACR ●シートポスト:メリダ・チームCWカーボン ●ホイール:ヴィジョン・メトロン60SLディスク ●タイヤ:コンチネンタル・グランプリ5000、700×25C ●試乗車重量実測値:7.4kg(ペダルレス)

「REACTO TEAM」の詳細はコチラをチェック!
REACTO TEAM

 

エアロダイナミクスと快適性を両立させるリアクトのテクノロジー

4代目リアクトは、ハイエンドモデルとミドルグレード以下のモデルで2種類のフレームを用意する。CF5は軽量・高剛性を追求し、積層や成形にも手間ひまをかけている一方、CF3は素材や積層・成型方法を見直して同様の乗り味を実現しながらコストダウンを達成している。両フレームでジオメトリーや主要なテクノロジーは共通なので、CF3フレームは上位モデルの乗り味を手ごろな価格で実現しているといえる。

快適性を高めるS-フレックスシートポスト。テールライトを内蔵する
キャリパーを冷やし、常に安定した制動力をもたらすディスククーラー
最大30mm幅の太めのタイヤに対応。荒れた路面での快適性を高める
シートクランプはフレームに内装。見た目をすっきりさせ、空力も追求

ハイエンドと同様のジオメトリーを採用
「REACTO RIVAL-EDITION」

価格:51万7000円(完成車)

上位グレードのフレームと同じジオメトリーで乗り味も遜色ないレベルに仕上げつつ、素材の見直しなどでコストダウンを実現したCF3フレームを採用。スラムのワイヤレスコンポーネント・ライバルEタップアクセスを搭載するなどパッケージもお値打ち感があり、将来的に自分好みのアップグレードも楽しめる1台。

ヘッドチューブまわりの造形はハイエンドモデルのチームと同じ。フレームはCF3となってコストダウン
コクピットはステム一体型ハンドルではないが、ハンドルの送り・しゃくりを調整できるメリットもある
コンポーネントはスラム・ライバルEタップ。ワイヤレス変速、リア12スピードと上位モデルに遜色ない
ホイールはアルミリムのホイールに廉価なタイヤが標準装備される。足まわりはアップグレードの余地あり
  • SPEC
    ●フレーム:リアクトCF3IV ●フォーク:リアクトCF3 ディスク ●:コンポーネント:スラム・ライバルETAPアクセス ●ハンドル:メリダ・エキスパートCW ●ステム:FSA・SMR ACR-6ASD ●シートポスト:メリダ・チームCWカーボン ●ホイール:フルクラム・レーシング800DB ●タイヤ:コンチネンタル・グランスポーツレース、700×25C ●試乗車重量実測値:9.1kg(ペダルレス)

「REACTO RIVAL-EDITION」の詳細はコチラをチェック。
REACTO RIVAL-EDITION

パリ〜ルーベで連覇を狙うバーレーン・ヴィクトリアス

フィニッシュ地点のベロドロームでのスプリントを制し、初出場でパリ〜ルーベを制したコルブレッリ PHOTO:bettini Photo

バーレーン・ヴィクトリアスのソンニ・コルブレッリは、リアクトで2021パリ〜ルーベを制した。リアクトと同チームは、連覇をかけてこのレースに挑む。

パリ〜ルーベで証明されたリアクトの万能さ

PHOTO:bettini Photo

クラシックの女王と呼パリ〜ルーベ。昨年制したのはリアクトを駆るバーレーン・ヴィクトリアスのソンニ・コルブレッリだ。トータル55kmもの石畳のセクターを含む257.7kmという過酷なコースに加え、20年ぶりの雨のレースというハードなコンディション。最後はベロドロームでの少人数でのスプリントを制した。

自身もパリ〜ルーベを走ったメリダジャパンの品川真寛さんは、リアクトの特徴がこのレースでの勝利に貢献したと指摘する。

「距離が長く、平坦基調のパリ〜ルーベでは、高速巡航性能は重要。石畳区間は衝撃が大きいのでバイクにも快適性が求められますが、ある程度速く駆け抜けないと失速してしまいます。空力性能や快適性に優れ、太いタイヤもはきこなす万能系エアロロードのリアクトのポテンシャルが発揮され、高速巡航時もパワーをセーブし、優れた快適性で石畳区間での体へのダメージも低減できたことが、最後のスプリントで有利になったのでは?」

今年もその活躍に期待しよう。

コルブレッリが駆ったメリダ・リアクト。タイヤを32mm幅にしている以外はほぼ市販品と同じスペックだという

悪路でもインプレッションを敢行!

パリ〜ルーベの石畳での走りを体感すべく、今回のインプレッションではライトなグラベルを走るテストも敢行。「30mm幅という太めのタイヤを履けば、ある程度の荒れた路面なら比較的安心して走れる印象」と岸さん。石畳を走ることはないかもしれないが、ライド中に不意に現れる工事区間や林道などの荒れた路面でもさほど気にすることなく走り抜けることができる。これはホビーライダーにもメリットといえそうだ。

 

問:メリダジャパン
https://www.merida.jp

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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