タンデム自転車が唯一公道走行できない神奈川県でアンケート、締め切りは5月31日まで
Bicycle Club編集部
- 2022年05月31日
2人乗りできる自転車、タンデム自転車が一般公道を走行できないのは、全国的にも珍しく神奈川県のみ(東京都は条件付きで4カ所のみ可能)となっている。神奈川県以外では、各自治体がタンデム自転車走行を条例を認め、全国的にそのネットワークが広がっていった結果、走行可能となっている。
そんななか、視覚、聴覚障害者やタンデム自転車愛好家からは条例の改正を求める声が上がっている。神奈川県では県のWEBサイトで2月15日からタンデム自転車に関するアンケートを実施しており、その締め切りが令和4年5月31日(火)23時59分までとなっている。
タンデム自転車に関するアンケートはこちらから↓
神奈川県のWEBサイトによると「タンデム⾃転⾞とは、2以上の乗⾞装置が設けられた⾃転⾞のことです。視覚や聴覚等の障がいをお持ちの⽅も利⽤することが可能となる反⾯、速度が出やすく、重量が重いため、停⽌距離が⻑くなることや、駐輪施設が限られるという⾯があります。また、歩道を⾛⾏することはできません」とある。
写真はタンデム自転車のイメージ KHS・タンデムミラノ
東京都では条件付きの4カ所のみタンデム自転車が走行できる
神奈川県に隣接する東京都では2019年2月22日に、日本自転車普及協会を含む13の自転車関係団と東京都盲人福祉協会から警視庁警視総監宛に「タンデム自転車の東京都内一般公道通行可に向けた東京都公安委員会規則一部改正のお願い(要望書)」を提出し、タンデム自転車の解禁に向けて働きかけをおこなった。その結果、2020年に条件付きでタンデム自転車の走行が可能となったが、いまだに制約が多いのが現状だ。
自転車普及協会WEBサイト
http://www.bpaj.or.jp/
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