新潟大会で地元ライダー山口大地が復活優勝|2022JBMXF 大東建託シリーズ
Bicycle Club編集部
- 2022年08月22日
2022JBMXF大東建託シリーズ第3戦が、新潟県上越市の上越市金谷山BMXコースで開催された。大会当日の朝まで雨が降る天候だったが、スケジュールの調整とトラック整備により路面状況も回復、各カテゴリーで熱戦が展開された。チャンピオンシップ男子では2年半ぶりにレース活動を再開した地元新潟県出身の山口大地が復活優勝を果たした。以下、プレスリリースより大会レポートをお届けする。
チャンピオンシップ男子は山口大地が優勝
ジュニアとU23、エリートの選手で争われるチャンピオンシップカテゴリー。男子には全日本王者の松下 巽や第2戦で優勝した中林凌大をはじめとした15名がエントリー。予選で松下が姿を消すなどの波乱もあるなか、8名による決勝レースが行われた。スタートから飛び出したのは開幕戦で3位表彰台を獲得した庄司佳真。続いて地元新潟の山口大地が追う展開で、プロセクションと呼ばれるチャンピオンシップ男子のみが走行する大きなジャンプが連続する第3ストレートを通過。続く最終コーナーでアウト側から山口が庄司に並ぶ展開で最終ストレートに入ると、山口がトップに立ちそのままフィニッシュラインを通過し優勝した。後続から追い上げた吉井康平が庄司をパスし2位に。優勝した山口は東京五輪代表争いの最後の選考対象となった 2020年2月のワールドカップ・バサースト大会以降レース活動を休止していたライダーで、7月に開催されたJ2シリーズ秩父大会で復帰。復帰から2戦目で復活優勝を果たした。
チャンピオンシップ男子表彰式
優勝 山口大地(モトクロスインターナショナル)
2位 吉井康平(フォスター電機)
3位 庄司佳真(日本体育大学)
優勝した山口大地のコメント
大きなレースに出場したのは2年半ぶりで、地元新潟のホームコースで優勝することができてうれしい。不安もあったがレース展開を見ながら徐々に順位を上げてトップでフィニッシュできた。実力的に勝てるレベルではないと思っているので、今後はトレーニングを重ねて体のコンディションを戻していきたい。
浅見 渚がチャンピオンシップ女子初優勝
チャンピオンシップ女子は2名のエントリーのため、女子15歳オーバーとの混走で3レースの結果を合計するフォーマットで行われた。今期からジュニアカテゴリーとなる浅見 渚が3回ともトップでフィニッシュし、チャンピオンシップ初優勝を果たした。
チャンピオンシップ女子表彰式
優勝した浅見 渚のコメント
レース前まで降っていた雨の影響を心配していたが、コース整備のおかげでベストなコンディションでレースを戦うことができた。チャンピオンシップカテゴリーで初めて優勝できてとてもうれしい。次戦以降も優勝を目指して走っていきたい。
ワールドチャレンジ大会入賞者にWゼッケンを授与
開会式では7月に世界選手権と同時開催された年齢別の世界大会、UCI ワールドチャレンジにおいて決勝に進出し、入賞を果たした選手に「W」の頭文字に獲得順位の数字を配したゼッケンプレートが贈られた。各選手はこのゼッケンを次年度の世界選手権まで使用してレースを戦うことになる。
2022 UCI ワールドチャレンジ大会入賞者
左より浦井健芯(男子クルーザー 15-16歳 5位)、澤田茉奈(女子 12歳 優勝、女子クルーザー 12歳アンダー 優勝)、石川智士(男子クルーザー 12歳アンダー 7位)、高崎成琉(男子 11歳 2位)
※()内は入賞カテゴリー
2022 JBMXF 大東建託シリーズ第 3 戦/⻄日本第 1 戦 新潟大会
主催:一般社団法人 全日本BMX連盟 主管:新潟県BMX協会
公認:公益財団法人日本自転車競技連盟
開催場所:上越市金谷山 BMX コース(新潟県上越市)
開催期日:2022年8月20日(土)〜8月21日(日)
後援:上越市/上越市教育委員会
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