BMXシーズン開幕、エリートクラスで増田優一と酒井亜樹が優勝｜JBMXF大東建託シリーズ

4月24日、BMXレース「2022JBMXF大東建託シリーズ」が岡山県笠岡市のかさおか太陽の広場で開幕した。エリートとジュニアの選手により争われるチャンピオンシップカテゴリーで、男子は増田優一、女子は酒井亜樹がそれぞれ優勝した。同シリーズでは新型コロナウイルス感染の影響から2020年と2021年シーズンを統合する変則スケジュールで行われており、今シーズンようやく通常シーズンでの開催となった。

男子エリートでは増田と北川が激戦

チャンピオンシップ男子ではワールドカップなどでも活躍するトップ選手に加えて、ベテラン選手、年齢別のチャレンジカテゴリーから昇格した選手など、15名がエントリーした。

決勝は昨年の岡山大会を制した増田優一と、今シーズンよりジュニアカテゴリーの年齢となった北川晃久がスタートからトップ争いを展開した。アウト側からスタートした北川に対して、増田はイン側のポジションの優位性を生かして第1コーナーをトップで通過。その後のセクションも順当にクリアし、増田が開幕戦を制した。

優勝選手 増田優一 コメント

「久しぶりの国内のレースということで緊張があったが決勝は理想の走りができた。予選で後ろが迫っているとも感じていたので、丁寧な走りを心がけた。この先ワールドカップや世界選手権が控えているなかでシーズン最初に幸先のいいスタートが切れた」

2位　北川晃久　コメント

決勝のスタートをベストなタイミングで出ることができたものの、増田選手に前に出られてしまった。予選でのクラッシュが響き不利なアウト側のゲートしか選択できなかったのが悔やまれる。イン側からのレースを展開できれば勝てるチャンスがあったと思う。この反省を生かして次戦以降を戦っていきたい。

男子エリート リザルト

優勝：増田優一 （大阪体育大学）
2位：北川晃久
3位：庄司佳真（日本体育大学）

チャンピオンシップ女子は酒井が3レースで勝利

3レースの合計によって争われたチャンピオンシップ女子。昨年のJBMXF大東建託シリーズチャンピオンの酒井亜樹がすべてのレースをトップでフィニッシュし優勝した。優勝の酒井に迫る走りを見せた野村凪沙が2位。3位には丹野夏波が入った。

優勝選手 酒井亜樹 コメント

「3レースともトップでフィニッシュするレースだったが、2位の野村選手に差を詰められていたので悔しさは残るレースだった。今年の目標は国内では全日本選手権2連覇。さらに走りに磨きをかけていきたい」

チャンピオンシップ女子リザルト

優勝 酒井亜樹（deux roues elite team）
2位 野村凪沙（Ace Rece Australia Factory Team）
3位 丹野夏波

チャレンジカテゴリー
前シーズン王者がトップフィニッシュ

BMXレーシングの大きな特長が5歳から参加できる年齢別のチャレンジカテゴリーが設定されていること。チャレンジの選手は各クラスのみならず、総合ポイントにより年齢の枠を超えたタイトルも争っている。前シリーズでは男子が高崎成琉、女子は澤田茉奈がそれぞれタイトルを獲得した。11-12歳クラスに出場した両名は今季も強さを発揮して優勝。2シーズン連続のタイトルへ幸先のいいスタートを切った。

大会概要

大会名：2022 JBMXF大東建託シリーズ第1戦/西日本第1戦 岡山大会
主催：一般社団法人 全日本BMX連盟 主管：岡山県BMX協会 公認：公益財団法人日本自転車競技連盟
開催場所：かさおか太陽の広場BMX自転車競技場（岡山県笠岡市）
開催期日：2022年4月23日(土)～4月24日(日)
後援：笠岡市、笠岡市教育委員会、笠岡市スポーツ協会 (順不同)

一般社団法人全日本BMX連盟
https://jcf.or.jp