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小森亮平選手が語る機能性ウェアの重要性、秋冬ウェアは保温力がカギ|パールイズミ

今シーズン、開幕からの5連勝はじめ旋風を巻き起こしてきたマトリックスパワータグ。経験豊富なベテランを中心に充実のシーズンを送っている。現在、個人ランキングではエース小林 海が独走、チームランキングも圧倒的大差でトップをいく。
今回、彼らの躍進を支えるパールイズミの秋冬ウェアについて、パールイズミの開発担当者を交えてチームの中核を担う小森亮平選手にウェアリングのコツや製品開発について聞いた。

Jプロツアーで首位をキープ、チームを支える小森選手のウェアへのこだわり

小森亮平:高校時代にロードレースに出会い、卒業後フランスへ渡り自転車修行。アメリカやイタリアを拠点にしてレース活動を続けたのち国内へ活動の場を移し、2019シーズンからマトリックスパワータグに所属。ベテラン選手として今シーズンのチームの快進撃を支える

プロ選手たちはほぼ毎日トレーニングをし、週末はレースを転戦する1年を過ごす。つまり、完全オフ日を除いておよそ300日以上はジャージを着用していることになる。そのため、プロ選手たちはそれぞれジャージへのこだわりを持っている。
なかでも小森亮平選手はこだわりが強いタイプだ。大学のオンライン講座でエアロダイナミクスについて学ぶなど、研究熱心。現在は、競技をしながら立命館大学の自転車部コーチも兼任する。そんな小森選手に、まずは、前半シーズンを振り返ってもらった。

小森 開幕戦からマリノの連勝にはじまり幸先よくシーズンのスタートを切ることができました。結果、年間ランキングはライバルに大きな差をつけることができました(個人ランキングは1位小林 海、2位にもチームメイトのレオネル・キンテロ)。経験豊富なベテランが多くいることで、毎回勝利に向けて全員が連携してレースを走れていることが強みだと思います。仮に負けてもレース直後に話し合って次に向けて改善していけるチームの雰囲気のよさがあります。

ただ着込めばいいわけじゃない、機能性ウェアを選ぶワケとは

シーズンはこれから秋へと突入していく。シーズンが終われば、また来シーズンに向けたウィンタートレーニングがはじまる。寒さとの戦いにもなるこれからの季節、小森選手はジャージにどのような機能を求めているのだろう。

小森 当然ながら、まずは寒さを防いでくれるウェアですね。ただし、冬場はアンダーウェア、長袖ジャージ、さらにウインドシェルなど重ね着をすることになるので、動きが制限されない動きやすさを求めます。そして、汗冷えしないことも大事です。着込んでいるのに寒いという状況にならないような工夫が必要です。

真冬でもトレーニングであれば、走り出してしまえばすぐに体は温まってきますが、オフシーズンにはホビーレースのゲスト出走や安全講習会、イベント参加も多いので、とくにウェアにはこだわっています。走って停まって、また走ってというようになかなか体が温まらないことが多いので、暖かさをキープできるウェアは必須ですね。これはプロだけでなく、ツーリングを楽しむような一般的なサイクリストにも当てはまる条件だと思います。

時間帯に合わせて細かく調整できることが重要

小森 僕ら自転車選手は1日の活動時間が長く、乗り込み時期の冬場は平気で5〜6時間は外を走っています。氷点下にもなる早朝から走り出し、運動強度も上がり暖かくなる日中の時間も過ごし、また夕方に向けて気温が下がる。このような気温変化に対応するためには、ジャージ1枚で済ませようとしないことです。その日の日中の気温に合わせてジャケットやジャージを選び、朝夕の寒い時間帯にはウインドシェルを着て防寒します。時間帯に合わせて調整できるコーディネートを心がけることが大事です。また、アームカバーやレッグウォーマー、シューズカバーといったアクセサリーでも、適宜調整できるといいですね。

ビギナーも選びやすい、温度帯カラータグ

パールイズミの秋冬シリーズは、寒さのレベルによって最適なモデルを選べるように温度帯による区分がされている。0℃、5℃、10℃、15℃という4つの温度帯別カラータグを付けて、必要な防寒、防風機能を備えたモデルを展開。ユーザーにとって、明確でわかりやすい目安になっている。このパールイズミ独自の温度帯区分についてパールイズミの開発担当者・佐藤 充さんに聞いた。

製品開発担当者の佐藤 充さん

佐藤 カラータグシステムは、気温に合わせた快適なコーディネートがわからない、というような悩みを解消します。外気温を目安に、同じカラータグのアンダーウェアとジャージ、ウインドシェルを選ぶだけで、快適なウェアリングが完成します。開発当時、社員たちが実際にその日の温度をチェックしながら、さまざまな組み合わせで実際にライドしながら検証を行いました。そのときの温度計は今も会社のエントランスにあります。

小森 冬は重ね着がマストなので、温度帯を目安に選べるのはありがたいですね。秋口は温度帯10℃〜15℃のジャージを選び、冬になると温度帯0℃〜5℃が基本のジャケットを着用します。そして、冬に限らずですがアンダーウェアも快適なコーディネートには欠かせません。アンダーウェアを着ないと、ジャージの中で汗を処理できず、すぐに汗冷えしてしまいます。

実際、チームでは2タイプのアンダーウェアを使っています。アンダーウェアは肌に直接触れる部分なのでしっかり選びたいですし、ファストファッションブランドにあるような一般的な保温インナーではすぐに汗冷えしてしまい、トレーニングにも集中できません。きちんとスポーツ用に開発された機能性の高いものを選ぶことが、快適な冬のライドには必要不可欠ですね。

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PROFILE

ハシケン

Bicycle Club / スポーツジャーナリスト

ハシケン

ロードバイクに造詣が深いスポーツジャーナリスト。国内外のレースやロングライドイベントを数多く経験。Mt.富士ヒルクライムの一般クラス優勝、ツールド宮古島優勝。UCIグランフォンド世界大会への出場経験あり。

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ロードバイクに造詣が深いスポーツジャーナリスト。国内外のレースやロングライドイベントを数多く経験。Mt.富士ヒルクライムの一般クラス優勝、ツールド宮古島優勝。UCIグランフォンド世界大会への出場経験あり。

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