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波乱の河原キャンプ!? パーク&ライドで宇賀渓へ|トーエイ・スポルティーフでソロキャン旅

バイクパッキングもいいけれど、昔ながらのツーリング車も捨てがたい。快走ツーリングのスポルティーフだが、フロント&サドルバッグが付くので、UL機材を使うなら、余裕でライトキャンプをこなせる。そんなスタイルで行った、三重県・いなべ市へのソロキャンプ旅。
今回の記事は旅の1日目。ソロキャンプ拠点となる宇賀渓を目指す。

▼トーエイ・スポルティーフでソロキャン旅、装備編はコチラから。

アイテム満載でもシンプルなスタイルを貫く|トーエイ・スポルティーフでソロキャン旅

アイテム満載でもシンプルなスタイルを貫く|トーエイ・スポルティーフでソロキャン旅

2022年12月27日

キャンプでレアな出会いとまさかの暴風雨

三重県までは、クルマで5時間。早朝出てお昼前に到着。三岐鉄道の保々駅近くで駐車して、ここから走る。今日の目的地のキャンプ場までは20kmぐらい。お昼を食べて周辺をウロウロポタリングする。

普通のなんでもない田んぼの風景に癒される
田舎をこうやってブラブラ走りにきた。こういうときの自転車は、やっぱりランドナー系だろう
両ケ池近くの和食「とんぼり」でランチ。トンカツがみそ味なのが東海地区らしい
三岐鉄道は、元西武鉄道の車両がオンパレードで走っていて、元西武鉄道沿線出身としては懐かしい。貨物や北勢線の狭軌鉄道など鉄道好きに見どころ多し

ただし、初夏でもけっこうな暑さで、早々にサイクリングは楽しめなくなった。テントを設営してから、夕方また下に買い出しに戻ってもいいじゃないかと思い、宇賀渓キャンプ場へ。

管理人はサイクリング姿の自分を見て「テント持ってんの?」といぶかしげだ。そもそも平日に一人でいいオトナが自転車でキャンプするというのは、世間一般からすると珍しいのはいたしかない。キャンプ料1000円を払う。

宇賀渓の管理事務所。奥の店もかろうじて開いていた
宇賀渓キャンプ場は、広い河原をそのまま利用したワイルドなサイトで、なかなかよかった。夏の週末は河原で遊ぶ人たちでにぎわうそう

案の定、河原のキャンプ場には、誰もいなかった。これだけ広いとどこにテントを張ればいいか逆に迷う。管理事務所の近くに、半開きのお土産屋があった。「ビールありますか?」と聞くと、奥の冷蔵庫から出してくれた。ビールが手に入ってしまったからには、下界に戻るのが面倒になってしまった。渓流にビールを沈め、薪を拾い集める。

ひとりテントを張る。河原は石が多くガイラインを石で固定。これが突風で外れて浸水の失敗となった

ひとり悦に入っていたが、「ランドナーですか?」と背後から話しかけられギョッとして振り返ると、もう一人キャンプ客がいた。結局この人とたき火を囲んでの2人キャンプとなった。今日はスクーターだが、じつはロードやMTBも持っているサイクリストだという。この木曜日のキャンプ場で、なかなかレアな出会いだと思う。

珍しく直火OKのキャンプ場だったので、たき火。これは、出会ったキャンプ客にシャッターを押してもらった。ここまでは最高のキャンプだったのだが……

夜中は、雷鳴とどろき突風が吹き荒れる豪雨で、テントを押さえながらなんとか寝ていた。起きると晴れていたが、テントは浸水し、足元に水たまりができているひどいありさまだった。SPDシューズを返すと、ジャーッと水がそそぎ落ちた。

昨日の人はいなくなっていた。トーエイも倒れており、自慢のチタンガードは凹み、気分も同じく凹んだ。気を取り直してテントと寝袋を乾かし、パッキングして次のキャンプ場へ。

※この記事はBiCYCLECLUB別冊[旅する自転車ランドナーの本]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PROFILE

ニシヤマ

Bicycle Club / 副編集長

ニシヤマ

自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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