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メイヤースがクイーンステージを制して総合トップに、僅差のまま最終日へ|ツール・ド・台湾

日本から4チームが参戦しているステージレース、ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)は3月15日に第4ステージを実施。今大会のクイーンステージと目された1日は、メイン集団に残った25人によるスプリント勝負へ。これをジェロエン・メイヤース(トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム、オランダ)が制し、個人総合でも首位に浮上。このステージまでリーダージャージを着用したレイモンド・クレダー(JCL TEAM UKYO、オランダ)が後退したため、総合順位が入れ替わっている。

長距離逃げをフィニッシュ前200mで吸収

ここまでの3ステージは、いずれも集団スプリントで勝者が決定。しかし、第4ステージは今大会最難関で、個人総合争いにおける大一番とみられてきた。

165.57kmのコースは、スタート直後から上り基調。15.6km地点で1つ目の中間スプリントポイントを過ぎると、一気に標高600m超まで上っていく。その途中で3級山岳ポイントが設定される。

いったん下って中盤をクリアすると、再び上りが始まる。今度は約50kmかけて標高800m付近まで。頂上の2級山岳ポイントを通過すると、残りは16km。台湾最大の湖である日月潭を見ながらのフィニッシュとなる。

第3ステージを終えての個人総合は、ここまでステージ上位を連発させているレイモンド・クレダー(JCL TEAM UKYO、オランダ)がトップ。総合タイム差19秒以内に40人がひしめく大接戦となっている。

レースが始まると、すぐに10人の逃げグループが形成される。ここに岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)が入り、集団との差を広げていく。着々とリードを拡大すると、フィニッシュまで残り100kmになったところで6分ほどまでタイム差がついた。

メイン集団では、リーダーチームのJCL TEAM UKYOのほか、エキポ・ケルンファルマもアシストを出してペーシング。ただ、先頭との差は5~6分で変わらないまま、レースは後半の上りへと入る。

この上りで先頭グループからミカエル・コンチェル(Team Hrinkow Advarics、オーストリア)が飛び出して独走態勢に。その後ろではテンポを刻んだ選手たちが追走パックを組んで、コンチェルとの差を最小限にとどめながらの走り。上りを進むにつれペースが落ちてきたコンチェルは、2級山岳を1位通過した後の下りで後続の合流を許した。

メイン集団もスピードが上がって、先頭を射程圏に捉える。人数は30人ほどまでに絞り込まれ、エキポ・ケルンファルマやロット・デスティニーといったヨーロッパ勢が牽引。頂上手前ではベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)らが飛び出して追撃ムードを高めていく。

フィニッシュまで4kmでダイボールが先頭に合流。逃げ切りをかけて突き進むが、メイン集団も猛追。数秒差のまま残り1kmを切り、最後の直線へ。残り200mでついに集団が逃げをキャッチして、そのままスプリント態勢に突入した。

最後の200mは上り基調。ここで伸びを見せたのがメイヤース。他の追随を許さないスプリントでステージ優勝。ここまでに獲得してきたボーナスタイムも生かして、個人総合でも首位に立った。

最終的に、メイヤースと同タイムでフィニッシュできたのは20人。リーダージャージを着用してスタートしたクレダーは上りで遅れ、総合成績が大きく変動。ジョルディ・ロペス(エキポ・ケルンファルマ、スペイン)が総合タイム差1秒で2位、ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO、スペイン)が7秒差で3位と続く。トップから19秒の中に23人がひしめく混戦模様となっている。

翌16日が大会最終日。第5ステージは146.44kmに設定され、中盤までに3つのカテゴリー山岳を越えるとレース後半は下りと平坦基調。台湾南部の高雄に到達し、2023年大会の閉幕となる。

ツール・ド・台湾2023 第4ステージ結果

ステージ結果

1 ジェロエン・メイヤース(トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム、オランダ)4:00’25”
2 ジャコモ・バッラビオ(Global 6 Cycling、イタリア)+0’00”
3 マティス・パースヘンス(ロット・スーダル、オランダ)
4 リカルド・ヴェルツァ(Team Hrinkow Advarics、イタリア)
5 ジョルディ・ロペス(エキポ・ケルンファルマ、スペイン)
6 リアム・ジョンストン(トリニティレーシング、オーストラリア、)
7 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO、スペイン)
8 エドゥアルド・セプルベダ(ロット・デスティニー、アルゼンチン)
9 トマ・ルバ(キナンレーシングチーム、日本)
10 ダニイル・プロンスキー(アスタナ・カザクスタン デヴェロップメントチーム、カザフスタン)

個人総合時間賞

1 ジェロエン・メイヤース(トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム、オランダ) 12:26’29”
2 ジョルディ・ロペス(エキポ・ケルンファルマ、スペイン)+0’01”
3 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO、スペイン、)+0’07”
4 ジャコモ・バッラビオ(Global 6 Cycling、イタリア)+0’08”
5 ドリュー・モレ(キナンレーシングチーム、オーストラリア)
6 マティス・パースヘンス(ロット・スーダル、オランダ)+0’10”
7 タナカン・チャイヤソンバット(タイナショナルチーム)+0’11”
8 カミーロ・ゴメス(トリニティレーシング、コロンビア)+0’13”
9 リカルド・ヴェルツァ(Team Hrinkow Advarics、イタリア)+0’14”
10 エドゥアルド・セプルベダ(ロット・デスティニー、アルゼンチン)

ポイント賞

ジェロエン・メイヤース(トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム、オランダ)

山岳賞

ジャック・アイトケン(セントジョージコンチネンタル、オーストラリア)

チーム総合時間

トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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