BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

21歳デデッケルが第3ステージを制してプロ初勝利、クレダーは個人総合首位キープ|ツール・ド・台湾

UCIアジアツアー2.1クラスのステージレース、ツール・ド・台湾は3月14日に第3ステージを行った。154.5kmのコースでのレースは、ティル・デデッケル(ロット・デスティニー、ベルギー)が集団スプリントを制して勝利。3位に入ったレイモンド・クレダー(JCL TEAM UKYO、オランダ)はボーナスタイムで総合リードを拡大。個人総合首位を守っている。

リーダーチームのJCL TEAM UKYOがレースをコントロール

日本から4チームが出場する今大会。第2ステージまでを終えて、JCL TEAM UKYOのレイモンド・クレダーが個人総合トップに立つ。2日連続でのステージ2位で、ボーナスタイムも利いている。チームメートのベンジャミ・プラデスが個人総合3位、キナンレーシングチームのドリュー・モレが同じく4位につけている。

大会の真ん中にあたる第3ステージは、台湾中央部を南下するルート。台湾ロマンティックロードと称される国道3号線を進む間、1級山岳と2級山岳を越えて、台中の街にフィニッシュする。これまでは集団に残った選手によるスプリント勝負になることが多かった。

レースがスタートすると、前の2ステージと同じようにアタックが散発。その中から4人が逃げグループを形成。レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)が加わった。

この4人の逃げは最大で3分までリードを広げる。2カ所の中間スプリントポイントを過ぎるまでは快調に飛ばしたが、中盤に入り1級山岳の上りを迎えるとメイン集団の勢いが勝るように。上りの途中でキンテロが遅れ、残りの3人も頂上通過後の下りを終えた直後に集団へと引き戻された。

レースがふりだしに戻ったところでライアン・カバナ(キナンレーシングチーム)らがアタックを試みるが、いずれも決まらず。リーダーチームのJCL TEAM UKYOを中心としながら、スプリントを狙うチームも加わってプロトンの統率を図っていく。

それでも集団前方では動きが慌ただしく、残り40kmで7人が抜け出してリードを開始。再び反応したカバナのほか、小石祐馬(JCL TEAM UKYO)、カーター・ベトルス(ヴィクトワール広島)などが加わる。集団は前日勝利のジョルディ・ロペス擁するエキポ・ケルンファルマが追走を指揮するが、他チームの協力が得られず牽制気味で、その間に先頭グループはタイム差を広げる。

それでも、後半の2級山岳の上りに入ってメイン集団がスピードアップ。頂上を目前に逃げメンバーを全員キャッチし、レースを振り出しに戻した。以降は次々とアタックがかかったものの、いずれも決定打に欠き、60人が一団のままフィニッシュへ。ステージ優勝争いはスプリントとなり、抜群の伸びを見せたデデッケルが勝利。普段はロット・デスティニーのデヴェロップメントチームに所属する21歳が、トップチーム合流で殊勲の勝利を挙げた。

このステージまでを終えて、クレダーが前日からの個人総合首位をキープ。ステージ3位でボーナスタイム4秒を得たことで、総合リードを拡大。2位のジョルディ・ロペス(エキポ・ケルンファルマ、スペイン)との差を6秒とした。なお、総合タイム差19秒以内に40人がひしめく混戦模様となっている。

翌15日に行われる第4ステージは、165.57kmで今大会2回目の山岳コース。前半・後半にそれぞれカテゴリー山岳があり、3級と2級ながら登坂距離が長く、場所によっては急勾配の区間も。このステージで個人総合争いが大きく動くことが予想されている。

ツール・ド・台湾2023 第3ステージ結果

ステージ結果

1 ティル・デデッケル(ロット・デスティニー、ベルギー)3:46’18”
2 エンリーコ・ザノンチェッロ(グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ、イタリア)+0’00”
3 レイモンド・クレダー(JCL TEAM UKYO、オランダ)
4 フォン・チュンカイ(台湾ナショナルチーム)
5 ジェロエン・メイヤース(トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム、オランダ)
6 フィリッポ・フォルティン(Maloja Pushbikers、イタリア)
7 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)
8 ラチャノン・ヤオワラット(タイナショナルチーム)
9 ウンベルト・ポーリ(チーム ノボノルディスク、イタリア)
10 トム・ヴィルトゲン(Global 6 Cycling、ルクセンブルク)

個人総合時間賞

1 レイモンド・クレダー(JCL TEAM UKYO、オランダ) 8:25’59”
2 ジョルディ・ロペス(エキポ・ケルンファルマ、スペイン)+0’06”
3 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO、スペイン、)+0’12”
4 エンリーコ・ザノンチェッロ(グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ、イタリア)+0’13”
5 ドリュー・モレ(キナンレーシングチーム、オーストラリア)
6 ジェロエン・メイヤース(トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム、オランダ)+0’15”
7 タナカン・チャイヤソンバット(タイナショナルチーム)+0’16”
8 ジャック・アイトケン(セントジョージコンチネンタル、オーストラリア)+0’17”
9 カミーロ・ゴメス(トリニティレーシング、コロンビア)+0’18”
10 ジャコモ・バッラビオ(Global 6 Cycling、イタリア)+0’19”

ポイント賞

ティル・デデッケル(ロット・デスティニー、ベルギー)

山岳賞

ジャック・アイトケン(セントジョージコンチネンタル、オーストラリア)

チーム総合時間

JCL TEAM UKYO

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load