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ツアー・オブ・ジャパン2023の大要が明らかに。UCI1クラス、4年ぶりの“フルスペック”開催

日本国内最大級のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」(略してTOJ)2023年大会の記者発表が3月30日にオンラインで行われ、開催形式の大枠が明らかになった。そこでは、4年ぶりの8ステージ開催、UCI2.1クラスへの再昇格、そして一部ステージのマイナーチェンジがアナウンスされた。

組織委員会委員長・栗村氏「フルスペックのTOJが戻ってくる」

YouTubeライブを活用したオンラインでの記者発表では、大会組織委員会・委員長の栗村 修氏の進行のもと、役員挨拶やレース大枠の発表と展開した。

ツアー・オブ・ジャパン 大会組織委員会・委員長 栗村 修氏(記者発表ライブ映像より)

まず、2019年以来4年ぶりに8ステージでの開催が“復活”することが明らかに。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、2020年が中止、2021年が3ステージ、2022年が4ステージと大幅な縮小を余儀なくされてきた。しかし今年、大阪・堺で開幕し、東京にフィニッシュする8日間の日程が戻ってくる。

一部コース変更となる第4ステージ・美濃

8ステージそれぞれの開催地は、堺、京都、いなべ(三重)、美濃(岐阜)、信州飯田(長野)、富士山(静岡)、相模原(神奈川)、東京の順。この中でトピックとしては、第4ステージ・美濃の周回コースに設けられる山岳ポイントに新トンネル「大矢田もみじトンネル」が採用となること。さらに、第6ステージ・富士山が「ふじあざみライン」11.4kmの一斉スタートヒルクライムによる“一発勝負”の形式に戻る点。

ヒルクライム一発勝負となる第6ステージ・富士山

これにともない、過去2大会では2クラスだったUCIカテゴリーは1クラスに、こちらも4年ぶりの“再昇格”。UCIアジアツアー2.1にカテゴライズされ、アジア有数のステージレースの座を一層確かなものとしていく。

出場チームに関しても、海外からの招待を再開。アジア枠としてトレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム(マレーシア)、アルマティ・アスタナ・モータース(カザフスタン)の2チームが、ヨーロッパからトリニティ・レーシング(イギリス)、ソフェル・サヴィーニ・デュー・オムズ(ルーマニア)、オセアニアからはグローバル6サイクリング(ニュージーランド)が参戦。ソフェル・サヴィーニとグローバル6には日本人選手が所属している。

日本勢ではJCLチーム右京、キナンレーシングチーム、宇都宮ブリッツェンといった戦力充実のチームのほか、アメリカ籍だが将来有望な若手ライダーをそろえるEFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチームも名を連ねる。

また、今大会も個人総合時間賞を筆頭とする4つのリーダージャージはチャンピオンシステム社製を採用。

チャンピオンシステム社製のリーダージャージ

このほか、記者発表では東京五輪日本ナショナルチーム監督の浅田 顕氏(シクリズムジャポン代表)による新プロジェクト「ロード・トゥ・ラヴニール」と提携することも発表。TOJを通じたロードレースの魅力発信や開催地域を中心としたタレント発掘、各種広報活動の実施などを進めていくとした。

ツアー・オブ・ジャパン2023は、5月21日(日)から同28日(日)までの日程で行われる。

ツアー・オブ・ジャパン2023 ステージ構成

第1ステージ 堺 5月21日(日)13:35スタート
大仙公園周回コース 2.6km個人タイムトライアル

第2ステージ 京都 5月22日(月)9:45スタート
普賢寺ふれあいの駅→けいはんなプラザ周回コース 103.6km
<パレード6.6km>2.8km+16.8km×6周

第3ステージ いなべ 5月23日(火)9:30スタート
阿下喜駅前→下野尻交差点~いなべ市梅林公園周回コース 127.0km
<パレード3.1km>8.6km+14.8km×8周

第4ステージ 美濃 5月24日(水)9:15スタート
旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース 137.3km
<パレード4.0km>11.3km+21km×6周

第5ステージ 信州飯田 5月25日(木)10:00スタート
下久堅小学校グラウンド前→下久堅周回コース→下久堅小学校グラウンド前 120.9km
<パレード1.7km>10.8km+12.2km×9周+0.3km

第6ステージ 富士山 5月26日(金)11:00スタート
道の駅すばしり→ふじあざみライン→富士山須走口5合目 11.4km(ヒルクライム)

第7ステージ 相模原 5月27日(土)8:50スタート
橋本公園→旧小倉橋→串川橋→鳥居原ふれあいの館前周回コース 107.5km
<パレード4.8km>10.9km+13.8km×7周

第8ステージ 東京 5月28日(日)11:00スタート
大井埠頭周回コース 112.0km
<パレード3.8km>7.0km×16周

総走行距離(予定)722.3km

出場チーム

JCLチーム右京
トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム(マレーシア)
アルマティ・アスタナ・モータース(カザフスタン)
キナンレーシングチーム
トリニティ・レーシング(イギリス)
宇都宮ブリッツェン
ソフェル・サヴィーニ・デュー・オムズ(ルーマニア)
EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム(アメリカ)
シマノレーシングチーム
マトリックスパワータグ
愛三工業レーシングチーム
チームブリヂストンサイクリング
さいたま那須サンブレイブ
グローバル6サイクリング(ニュージーランド)
ヴィクトワール広島
スパークルおおいた

※主催者発表順

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PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

福光俊介の記事一覧

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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