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雨で冷えた体で緊張のダウンヒル、チームは総合1位にジャンプアップ|ユキヤ通信

ジロ・デ・イタリアに参戦中の新城幸也。
第14ステージは昨日フィニッシュしたスイスからスタートし、1級山岳を越えてイタリアに戻る194km。56㎞地点の1級山岳シンプロンパス峠以外は平坦基調なコース設定だったが、この日も冷たい雨が選手たちを苦しめた。

雨の1級山岳からの下りでの新城 Photo Sprint Cycling

スイスでのスタート地点では久々に太陽の日差しを感じられる天候だったが、イタリアに近づくにつれて雨が降り始め、選手がシンプロンパス峠を通過する頃には強い風と激しい雨に。気温は5℃という厳しい気象条件と化し、一日中雨のレースとなった。

チームからはアンドレア・パスクァロン(イタリア)とヤッシャ・ズッタリン(ドイツ)が逃げ集団に入り、後続集団は21分ものタイムギャップを許すことに。ステージ優勝は逃したが、このステージを終えてバーレーン・ヴィクトリアスはチーム総合1位にジャンプアップ。エースのダミアーノ・カルーゾ(イタリア)は個人総合6位につけている。なお新城はメイン集団の中、81位でフィニッシュしている。

無事にフィニッシュした新城 Photo Sprint Cycling

新城幸也のコメント

「今日も寒かった。スタートのスイスは20℃近くまで気温が上がったんだけど……今日のステージで通過する山岳は朝から雨が降っていて、気温も4℃となっていた。下りの寒さ対策で毎日うんざりする。チームカーに積んでいるレインバックをこんなに使った事は今までで1番だね。しっかりと着込んだけれど、雨で濡れた体で30km以上の下りは、寒さしかない。トンネルの電気は付いてないし、トンネルの中は片側通行で工事してるし、トンネルの中で右車線から左車線へ右から左へ移動するし、ただただ危険極まりない下りだった。下りで凍え、平坦になっても体は温まらずに、耐える時間はとても長く感じた。チームからは2人逃げに乗ったが、ステージ優勝するには至らなかった。明日はミニロンバルディアのようなステージ。4つの山岳はどれも破壊力満点な上りだが、休息日を楽しむためにも明日は頑張らないとね!」

 

Race公式サイト
Giro d’Italia 2023 | Official site (giroditalia.it)

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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