シマノ「PRO」で実現する最軽量コックピット!|SHIMANO
Bicycle Club編集部
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PRO(プロ)のパーツといえば、世界の一流レース(ワールドツアー)に出場する多くのプロ選手が使っていることで知られている。パーツの開発はプロチームや選手らと共同で進められていて、現代のロードレースを戦うべく一線級のモノがそろっている。
そんなPROから、「PRO史上、最軽量のコックピット(ハンドル周り)」をかなえるハンドル、ステム、ギャップキャップ エキスパンダーが新たに登場した。
VIBEスーパーライト ハンドルバー
最軽量カーボン採用のワンピース構造ハンドル。重量154g(380mmサイズ)!
VIBEスーパーライト ステム
アルミ7075を3D鍛造技術により薄肉化。重量92g(70mmサイズ)!
ギャップキャップ エキスパンダー カーボン
従来品より40%の軽量化。重量24g!
サイクリストにとって、とりわけヒルクライマーにとって、軽量パーツの性能はとても気になるトコロ。かくいう筧 五郎さんもそのひとりで、さっそく製品を試している。乗鞍ヒルクライムやMt.富士ヒルクライムの優勝経験者から見た、使い心地を聞いた。
INDEX
総重量わずか270gのコックピット
VIBEスーパーライト ハンドルバーを初めて手に取ったとき、「笑っちゃうくらいに軽かった」と五郎さん。これまで数多くの軽量パーツを使ってきたものの、自他ともに認める自転車好き、ヒルクライム好きとして、新たな機材を目の前に心が躍った。
今回「PRO史上、最軽量のコックピット」と称して発売されたのは、「VIBEスーパーライト ハンドルバー」「VIBEスーパーライト ステム」「ギャップキャップ エキスパンダー カーボン」の3アイテム。総重量はわずか270gと非常に軽量だ。
走りのリズムが取りやすく、疲れにくい
いったいどんな乗り味なのだろう。
「ひと言でいえば『しなやか』。ハンドルが適度にしなってくれる感覚があり、リズムを取りながら走りやすい。シッティング、ダンシングはもちろん、スプリントも心地いい」
五郎さんは以前、VIBEのアルミ製のハンドルを使ったことがある。ライダーのパワーをすべて受け止めるような剛性の高さに驚いたそう。そうした経験と比べると、今回のVIBEスーパーライト ハンドルバーとVIBEスーパーライト ステムから成るコックピットは、そこまで剛性を与えられていないことから「疲れにくい」と評価する。
「カチッとした芯のある硬さがありつつ、それでいてガチガチではない。先に述べたようにリズムを取りながら走りやすく、疲れにくいので、ヒルクライムに向いていますね」
VIBEスーパーライト ステムのアングル(角度)は6度。ポジション的にもヒルクライマーを見据えて開発されている。
一方、VIBEスーパーライト ハンドルバーは、ハンドル形状がコンパクト(アナトミックシャロ―)で、これは先代モデルを踏襲している。リーチ幅(上ハンドルのフラット部分からブラケット取り付け部までの長さ)と、ドロップ幅(ハンドルの落差)が短く、上ハンドル、下ハンドルともに使いやすい。
「僕は上ハンドルの握り方が3パターンあって、リラックスしたいときは中央寄り、少しパワーをかけるときはショルダー(肩)寄りを握ったりしています。ハンドルはフラット部分が太めのデザインで、どう握っていてもバイクコントロールしやすい懐の深さがあります。
下ハンドルを握ってバイクを振ったときに、腕がハンドルのショルダーに当たらないような、なで肩の形状になっているのもいいですね」
この軽さは正義!
そして、この「PRO史上、最軽量のコックピット」を語るうえで、なんといっても一番の魅力が「軽さ」だ。「ハンドルとステムを装着してトップチューブを持ったら、車体が前上がりになった」と五郎さんは笑う。
「ハンドル周りがすごく軽くなったな、と。すごいといっても自身の前のバイクと比べるとおそらく40~50gの軽量化だと思うのですが、それでも大きな変化を感じます。ハンドルの振りがとにかく軽いのでダンシングがラク。しなかやでいて剛性感のあるフィーリングを感じながら、スピードを乗せていく感覚が気持ちいい」
坂の勾配が変化した際にササっとやりすごしたいとき、あるいはスプリントをかけたいとき、そうしたシーンにおいてバイクの軽快性はこのうえない武器になる。
「シッティングで上っても明らかに前が軽いのでよく進みます」
サイクリストのなかには「軽すぎるパーツは軽くて壊れやすい? 大丈夫?」という考えの人もいる。とはいえ、そこはさすがヨーロッパのプロ選手が使うPROの製品であり、そのPROにはシマノも関わりをもっている。品質を支えていてもおかしくはない。「使ってみて不安な要素は一切なかった」と五郎さん。
「この軽さは正義!」と太鼓判を押す。
ちなみに、2023年のツール・ド・フランスに出場している選手でVIBEのハンドルを長く愛用しているのが、ジュリアン・アラフィリップ(スーダル・クイックステップ)。今回紹介したVIBEスーパーライト ハンドルバーの一つ前のカーボンモデルを使っている。2020年、2021年の世界選手権ロードレースを制した選手の機材より、さらに進化を遂げた機材が私たちの手の届くところにある、というのもうれしい限りだ。
コックピットを彩る軽量3アイテム
VIBEスーパーライト ハンドルバー
希望小売価格:5万9,000円(税抜)
PROのハンドルバーの最上位モデル。各サイズに専用の金型を使用し、最適化されたカーボンレイアップで作られている。重量は380mmサイズで154gと軽く、先代モデルより約20%の軽量化を実現! 市場にリリースされているハンドルのなかでもトップクラスの軽さを誇っている。
万一に備えての安全性も高く、転倒時にハンドルが破断しないよう、ハンドルのショルダーに衝突保護用のINNEGRA(インネグラ)繊維も使っている。
SPEC
素材:カーボンT1100ワンピースハンドルバー、衝突保護用Innegra繊維
重量:154g(380mm)、157g(400mm)、160g(420mm)
ハンドル幅:380、400、420、440mm(海外モデルのみ)
クランプ径:31.8mm
リーチ幅:80mm
ドロップ幅:130mm
フレア角:0度
備考:ケーブル内装可
VIBEスーパーライト ステム
希望小売価格:2万3,000円(税抜)
VIBEスーパーライト ハンドルバーとの併用を想定して開発。アルミ素材でありながら高度な3D鍛造技術によって、現行のVIBEステム(アルミ)より25%、VIBEカーボンより20%も軽く仕上げられている。
ヒルクライム層をメインターゲットに設計され、ステム角度は6度。上下を入れ替えての装着も可能。ステム長は70mm~120mmを10mm刻みでラインアップする。
SPEC
素材:アルミ7075 3D鍛造仕上げ
重量:92g(70mm)
ステム長:70mm、80mm、90mm、100mm、110mm、120mm
アングル:±6度
コラム径:1-1/8インチ、1-1/4インチ
ギャップキャップ エキスパンダー カーボン
希望小売価格:4,400円(税抜)
ギャップキャップ エキスパンダー ショートの後継品として新たに誕生。こちらも軽量化を重視した作りで、従来品より40%も軽い24gを実現! アルミコラムに限らず、カーボンコラムにも対応し、サイズは1-1/8インチ、1-1/4インチの2種類が用意されている。
SPEC
素材:アルミ
重量:24g
対応ステアチューブ:1-1/8インチ、1-1/4インチ
備考:カーボントップキャップ付属
多彩なケーブルの取り回しに対応
VIBEスーパーライト ハンドルバーとVIBEスーパーライト ステムを組み合わせると、ケーブルの取り回しがすっきりとまとまる。下図の赤色のケーブルのように、ケーブルをステム内部とハンドル内部に通して完全内装することが可能だ。
ほかにも、ステム内部を通してハンドル外部へとつなぐパターン(青色ケーブル)、ハンドルのみを通す取り回しもできる(緑色ケーブル、白色ケーブル)。自転車のフレーム形状はメーカーごとにさまざまなことから、複数のケーブルの取り回しに対応できるよう設計されている。
アクセサリー類も充実
VIBEスーパーライト ステムには、サイクルコンピューター取り付け用のVIBEコンピューターマウントや、カメラを吊り下げられるサドル用カメラブラケットも装着可能だ。
VIBEコンピューターマウント
希望小売価格:9,000円(税抜)
VIBEコンピューターマウントは、サイコンの固定位置を前後2カ所から選べて、マウントの角度を上下20度の範囲で調整可。ガーミン、ワフー、ブライトン用のクレードルが付属する。取り付けはステム前面のフェースプレートに直接ボルトで固定する。
SPEC
素材:アルミ6061
重量:37g
マウント位置:前後2カ所
マウント角度:±20度
備考:VIBEスーパーライト ステム、VIBEカーボンステムに装着可
サドル用カメラブラケット
希望小売価格:2,200円(税抜)
サドル用カメラブラケットが形状変更を受けて登場。VIBEコンピューターマウントの裏面にも取り付けて使用できる。
SPEC
素材:アルミ
備考:シマノ、ゴープロ、ローレイ、ガーミン、カムワンのアクションカメラに対応
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT:タナカ ダン PHOTO:ハシケン、福光俊介
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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