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新城幸也のチームメート、ビルバオが2位入賞-クラシカ・サンセバスチャン-|ユキヤ通信

7月29日に日にスペイン、バスク地方の都市サンセバスティアンで開催された「クラシカ・サンセバスティアン」。新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)が先月の全日本選手権以来、約1カ月ぶりのレースとなった。

ビルバオ、ランダの強力な布陣で参戦したバーレーン・ヴィクトリアス

スペインのバスク州の観光都市サン・セバスチャンの中心部を発着とする「クラシカ・サンセバスティアン」という名でおなじみのレース。厳しい山岳で知られるバスク地方特有の地形をフルに使用し、カテゴリー3級、2級の山岳が7カ所と非常にアップダウンの激しいコースレイアウトに加え230kmという長丁場の過酷なレース。

バーレーン・ヴィクトリアスはツール・ド・フランスで区間優勝を果たし、総合6位で終えた地元バスク地方のスターペリョ・ビルバオをエースに、同じく地元のスター、ミケル・ランダと強力なメンバーで臨んだ。スタート地点は晴天に恵まれ暑さとの戦いとなり、終盤は雲が陰り、山では霧と突風という過酷な気象状況で、山ごとに集団から選手が振るい落とされていく中、残り約70km地点でディフェンディングチャンピオンで世界チャンピオンのレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)が攻撃を仕掛けた。

それに反応できたビルバオら3選手を含む強力な4名の先頭集団が形成され、その中で世界チャンピオンの強さを見せつけるように上りのたびにペースを上げ、たまらず2選手が脱落し最後はレムコ・エヴェネプールとビルバオの一騎打ちのスプリントに持ち込まれ、エヴェネプールが勝利、ビルバオが2位となった。新城はハイペースの中、重要な位置取りをこなし仕事を終え、途中リタイアしている。

新城幸也コメント

スタートポディウムに向かう新城  Photo Miwa IIJIMA

「ペイヨ(ペリョ・ビルバオ)がツールの好調を維持して、惜しくも2位となった。序盤から落車が発生したり、1時間以上もアタック合戦が続いて、ハイスピードな展開となった。ツール・ド・フランスの第2ステージでも通過した中盤の山まではチーム待機する予定だったが、先頭グループがハイペースで逃げ続けていたので、ジョナタン(ミラン/イタリア)が集団牽引に加わって、自分とヨハン(プライス/デンマーク)が上りまでの位置取りの役割となった。130kmの上り口を先頭で入り、しっかりと役割を果たす事ができた。チームでの働きにペイヨが応えてくれてうれしい。地元バスクでのレースなので、ペイヨの応援は凄かった。勝ってほしかったけど、今日はエベネプールの方がスピードあったね。 久しぶりのレースを楽しめた。世界選手権に向けて、エンジンがかかった思う」

新城の次のレースは、8月6日にスコットランド・グラスゴーで開催される世界選手権ロードレースに、日本代表として出場する。

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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