BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

初の千葉JPFドームでインカレ開催! 市田龍生都・中大が1kmTTで3連覇

8月25日から27日の3日間にかけて、千葉県千葉市にあるTIPSTAR DOME CHIBA(千葉JPFドーム)で2023年文部科学大臣杯第78回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレ)のトラックレース競技が開催された。
大会初日となる8月25日は決勝種目として女子500mタイムトライアルおよび男子1kmタイムトライアルが、予選種目として男女スプリント、男子タンデムスプリント、男女インディヴィデュアルパーシュート、男子チームパーシュートがそれぞれ開催され、今大会最初の決勝種目となった女子500mタイムトライアルと男子1kmタイムトライアルでは、中西美央(鹿屋体育大学)と市田龍生都(中央大学)がそれぞれ優勝を飾った。

半世紀ぶりの首都圏開催となる2023年のインカレ開催日程

8月25日から27日の3日間にかけて、千葉県千葉市にあるTIPSTAR DOME CHIBA(千葉JPFドーム)で2023年文部科学大臣杯第78回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレ)のトラック競技が開催された。
今大会は千葉県千葉市にあるTIPSTAR DOME CHIBAでの開催ということで、後楽園競輪場で開催された1972年以来、インカレとしては51年ぶりの首都圏開催となった。

昨年、鹿児島県で開催されたインカレでは、3日間トラックレース競技を開催した翌日にロードレース競技を開催するという4日間通しでの開催となったが、今年のインカレはトラックレース競技とロードレース競技の日程を分離し、トラックレース競技は千葉県千葉市で、ロードレース競技は長野県大町市での開催となった。

8月25日~27日:トラックレース競技(千葉県千葉市・TIPSTAR DOME CHIBA(千葉JPFドーム))
9月3日:ロードレース競技(長野県大町市・美麻地区公道周回コース)

昨年ロードレースで亡くなった塩谷真一朗さんへの黙とう

また、開会式では昨年のインカレ・男子個人ロードレース中の事故で亡くなられた塩谷真一朗さんへの黙とうが捧げられた。本大会は昨年のインカレでの事故を受け、学連として安全対策を講じてきている中での最初のインカレとなった。

女子500mTTでは中西美央(鹿屋体育大学)が個人種目で初優勝

「練習の成果をしっかりと出すことができてうれしい。個人としては3冠を、チームとしては団体総合を狙っている」とコメントする中西美央(鹿屋体育大学)

今大会最初の決勝種目となった女子500mタイムトライアルでは、昨年のインカレで同種目2位に入った中西美央(鹿屋体育大学)が4組目で出走すると、36秒650の好タイムで暫定トップに立つ。
同組出走となった沢登香里(順天堂大学)も37秒016と昨年の優勝タイムを上回るタイムで暫定2位につけると、最終5組目では昨年同種目を制している大野風貴芽(日本体育大学)がトラブルで再発送となり、単走となった小原乃亜(八戸学院大学)が36秒729のタイムで暫定2位となる。
再発送となった大野は37秒439と、中西や小原、沢登のタイムを上回ることができず4位という結果に。
大野のフィニッシュをもって中西がインカレ個人種目で初優勝を飾ることとなった。

中西美央(鹿屋体育大学)のコメント

「昨年は良いタイムを出すことができなかったので、今年は優勝を狙って冬からしっかりと練習を積んできました。筋力トレーニングや食事管理なども行っていて、その成果を出すことができてうれしいです。インカレの2週間前に36秒3という自己ベストのタイムを出していたので、今回はそのタイムを更新したいと思ってしました。そういう意味では今回のタイム(36秒650)は悔しい部分もあるんですが、優勝することができて良かったです。チームとしても男子チームパーシュートからいい流れができていて、うまくいかなかった部分もありましたが、自分の優勝で弾みをつけることができ、明日のチームスプリントに向けていい流れを作ることができたと思います。チームとしては女子団体総合優勝を、個人としては500mタイムトライアル、スプリント、チームスプリントでの3冠を狙っています」

男子1kmTTでは市田龍生都(中央大学)がインカレ3連覇

「インカレ1kmTTで負けることなく終わることができ、安堵している」とコメントする市田龍生都(中央大学)

女子500mタイムトライアルに続き、男子種目最初の決勝種目となった男子1kmタイムトライアルでは、1組目出走の野中龍之介(明治大学)が1分4秒351と好タイムを記録する。

1分3秒225で3位となった吉川敬介(日本大学)

野中のタイムを上回る選手がなかなか現れない中、9組目での出走となった安達光伸(朝日大学)が1分4秒037でトップタイムを更新する。さらに11組目に出走した吉川敬介(日本大学)が1分3秒225でトップタイムを更新すると、インカレ・1kmタイムトライアルを2連覇中で現全日本チャンピオンの市田龍生都(中央大学)が最終12組目で出走。

同12組目の三神遼矢(日本大学)も1分2秒573と好タイムを出すも、市田が唯一1秒台となる1分1秒514のタイムを出し、インカレ・男子1kmタイムトライアル3連覇を飾った。

市田龍生都(中央大学)のコメント

「4年間最後のインカレ・1kmタイムトライアルだと思うと感慨深いものがありますし、インカレの1kmタイムトライアルでは負けることなく終えることができ、安堵しています※。1分1秒514というタイムに満足している部分もありますが、自己ベストを出すことができなかったという点では悔しいです。3年連続3冠(1kmタイムトライアル、ケイリン、チームスプリント)に向けてはもちろん狙っていますが、安全には気をつけてベストを尽くせればと思います」
※市田が1年生のときに開催されたインカレ代替大会(2020全日本大学自転車競技大会)では1kmタイムトライアルが種目になく、市田がインカレで1kmタイムトライアルを走ることができたのは2年生から

その他予選種目の様子

男子チームパーシュート予選で4分7秒242のタイムを出した日本大学

女子500mや男子1kmタイムトライアルの決勝が行われる前に、男子チームパシュート、男女スプリント、男子タンデムスプリント、男女インディヴィデュアルパーシュートの予選が行われた。

男子チームパーシュート予選では出走16チーム中唯一4分10秒を切る4分7秒242のタイムを出した日本大学と、4分10秒336を出した鹿屋体育大学が決勝へ。4分12秒880のタイムを出した明治大学と4分15秒947のタイムを出した京都産業大学が3~4位決定戦への進出を決めた。

女子スプリント予選で11秒411のタイムを出した小原乃亜(八戸学院大学)

女子スプリント予選では大会記録となる11秒411のタイムを出した小原乃亜(八戸学院大学)、 500mタイムトライアルで優勝を飾った中西美央(鹿屋体育大学)、沢登香里(順天堂大学)、大野風貴芽(日本体育大学)が予選を上がり、1/2決勝への進出を決めた。

男子スプリント予選で10秒183のタイムをだした三神遼矢(日本大学)

男子スプリント予選では三神遼矢(日本大学)が10秒183、伊藤京介(日本大学)が10秒196と、大学対抗で優勝候補の日本大学勢が1位・2位で1/4決勝へ進出を決めると、大学対抗における日本大学の最大のライバルになるであろう中央大学の井出晃太郎、大橋真慧もしっかりと1/4決勝進出を決める。
その他、中島康征(法政大学)、吉岡優太(明治大学)、畑崎大輝(八戸学院大学)、松平暖希(日本体育大学)が1/4決勝進出を決めた。

男子タンデムスプリント予選で12秒987のタイムをだした日本体育大学(山本和瑳/清水敦希)

男子タンデムスプリント予選では、日本体育大学(山本和瑳/清水敦希)が全12チーム中唯一13秒を切る12秒987のタイムを出して1/4決勝進出を決めた。

その他、日本大学(井上凌玖/町田颯)、明治大学(吉田唯斗/本田音輝)、朝日大学(吉野太晟/白井輝)、法政大学(小西涼太/鈴木来音)、鹿屋体育大学(並江優作/福永隼人)、慶應義塾大学(吉田智也/平井健三)、新潟食料農業大学(内田峻輔/酒井寛大)が1/4決勝進出を決めた。

女子3kmインディヴィデュアルパーシュート予選で3分50秒14のタイムを出した 大関奏音(日本体育大学)

女子3kmインディヴィデュアルパーシュート予選では、 大関奏音(日本体育大学)が3分50秒141のタイムで、渡部春雅(明治大学)が3分50秒883のタイムで決勝進出。大蔵こころ(早稲田大学)が3分55秒720のタイムで、石田明梨(同志社大学)が3分56秒005のタイムで3~4位決定戦への進出を決めた。

男子4kmインディヴィデュアルパーシュート予選で4分21秒682のタイムを出した伊藤 恭(中央大学)

男子4kmインディヴィデュアルパーシュート予選では、伊藤 恭(中央大学)が大会記録となる4分21秒682のタイムで、安達光伸(朝日大学)がこちらも大会記録となる4分22秒964のタイムで決勝進出。大仲凜功(早稲田大学)が4分27秒013のタイムで、 伊澤将也(鹿屋体育大学)が4分28秒263のタイムで3~4位決定戦への進出を決めた。

大会2日目となる明日8月26日は男子ケイリンや男子オムニアム、女子マディソン、男女インディヴィデュアルパーシュートおよびチームスプリントの決勝が開催される。

リザルト

男子4kmチームパーシュート予選

1位:日本大学(吉川敬介/岡本勝哉/生野優翔/北嶋桂大) 4分7秒242
2位:鹿屋体育大学(伊澤将也/津留崚/梅澤幹太/並江優作) 4分10秒336
3位:明治大学(小池陽斗/片岡遼真/小泉響貴/海老島卓弥) 4分12秒880
4位:京都産業大学(四宮寛人/中村栄杜/田村一暉/小栗太二) 4分15秒947
5位:慶應義塾大学(山田壮太郎/川野碧己/西村行生/佐藤 岳) 4分17秒477
6位:朝日大学(山本大智/長谷川大悟/世古眞太郎/安達光伸) 4分20秒622
7位:日本体育大学(北村翔太/松岡優馬/石井麻希斗/池田悠生) 4分22秒486
8位:法政大学(宇田川 塁/増山輝咲/濱田大空/鈴木来音) 4分24秒017

女子スプリント予選

1位:小原乃亜(八戸学院大学) 11秒411※
2位:中西美央(鹿屋体育大学) 11秒731
3位:沢登香里(順天堂大学) 12秒043
4位:大野風貴芽(日本体育大学) 12秒094
5位:牧田咲子(順天堂大学) 12秒148
6位:松下彩也香(八戸学院大学) 12秒510
7位:年見穂風(鹿屋体育大学) 12秒641
8位:阿部セラ(法政大学) 12秒655

男子スプリント予選

1位:三神遼矢(日本大学) 10秒183
2位:伊藤京介(日本大学) 10秒196
3位:井出晃太郎(中央大学) 10秒316
4位:中島康征(法政大学) 10秒438
5位:大橋真慧(中央大学) 10秒551
6位:吉岡優太(明治大学) 10秒592
7位:畑崎大輝(八戸学院大学) 10秒657
8位:松平暖希(日本体育大学) 10秒748

男子タンデムスプリント予選

1位:日本体育大学(山本和瑳/清水敦希) 12秒987
2位:日本大学(井上凌玖/町田 颯) 13秒066
3位:明治大学(吉田唯斗/本田音輝)13秒410
4位:朝日大学(吉野太晟/白井 輝) 13秒466
5位:法政大学(小西涼太/鈴木来音) 13秒542
6位:鹿屋体育大学(並江優作/福永隼人) 13秒598
7位:慶應義塾大学(吉田智也/平井健三) 13秒673
8位:新潟食料農業大学(内田峻輔/酒井寛大) 13秒720

女子3kmインディヴィデュアルパーシュート予選

1位:大関奏音(日本体育大学) 3分50秒141
2位:渡部春雅(明治大学) 3分50秒883
3位:大蔵こころ(早稲田大学) 3分55秒720
4位:石田明梨(同志社大学) 3分56秒055
5位:牧田咲子(順天堂大学) 3分59秒917
6位:岩元美佳(鹿屋体育大学) 4分2秒415
7位:濱口夕海(法政大学) 4分2秒809
8位:川本莉子(鹿屋体育大学) 4分5秒950

男子4kmインディヴィデュアルパーシュート予選

1位:伊藤 恭(中央大学) 4分21秒682※
2位:安達光伸(朝日大学) 4分22秒964※
3位:大仲凜功(早稲田大学) 4分27秒013
4位:伊澤将也(鹿屋体育大学) 4分28秒263
5位:生野優翔(日本大学) 4分33秒767
6位:片岡遼真(明治大学) 4分37秒041
7位:増山輝咲(法政大学) 4分37秒813
8位:塩出皓成(順天堂大学) 4分38秒256

女子500mタイムトライアル

1位:中西美央(鹿屋体育大学) 36秒650
2位:小原乃亜(八戸学院大学) 36秒729
3位:沢登香里(順天堂大学) 37秒016
4位:大野風貴芽(日本体育大学) 37秒439
5位:濱 彩春(法政大学) 38秒489
6位:年見穂風(鹿屋体育大学)38秒599
7位:松下彩也香(八戸学院大学) 38秒661
8位:阿部セラ(法政大学) 39秒057

男子1kmタイムトライアル

1位:市田龍生都(中央大学) 1分1秒514
2位:三神遼矢(日本大学) 1分2秒273
3位:吉川敬介(日本大学) 1分3秒225
4位:安達光伸(朝日大学) 1分4秒037
5位:野中龍之介(明治大学) 1分4秒351
6位:福地 晶(法政大学) 1分4秒729
7位:横溝貫太(法政大学) 1分4秒872
8位:池田倫之(順天堂大学) 1分5秒062

レースに関する問い合わせ:日本学生自転車競技連盟
https://jicf.info/

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load