JADAが同意に基づく決定書を公表、自転車競技でメルドニウムを使用
Bicycle Club編集部
- 2024年02月20日
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が、自転車競技の秋山悟郎に対してドーピング違反があったことを公表した。その結果を受け同選手は2023年10月13日から3年間の資格停止処分となる。
同選手は2023年9月18日に新潟県魚沼市開催された第57回 JBCF 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップに出場、現地実施された競技会時検査において競技者の尿検体からメルドニウム(meldonium)が検出された。 メルドニウムは、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の2023年禁止表国際基準に掲載された「S4 ホルモン調節薬および代謝調節薬」として禁止物質とされている。同薬は一部の国で狭心症の治療薬として使用されていたが、多数の競技者が競技力向上目的に使用している状況が判明したため2016年から禁止表に掲載された。
ただ、同選手はその使用を認め、反省しており、本来ならば4年間の資格停止とされる事案だが、「アンチ・ドーピング規則違反の自認と措置の受諾」を 2023年12月4日付でJADAに提出しており、資格停止期間の1年間の短縮が適用される。
当時の所属チーム、社団法人フィッツからのコメント
当チーム所属選手のドーピング違反について
2023年9月18日に行われた経済産業大臣旗杯レース後のドーピングコントロールにおいて、当チーム所属の選手が違反行為を行ったことを報告いたします。
当該選手から申し出があり、聞き取りを行った結果、出場禁止措置を受け入れる意思を示し、チームメンバーの登録も解除しております。
これを受け、チームとして以下の対策を実施することといたします。
チームドクターとスポーツファーマシストとの契約:選手たちが気軽に相談できる環境を整えます。
反ドーピング規則の理解を促す機会の設置:定期的な講習会を実施し、チーム員がドーピングについて正確に理解できるようにします。
再発防止に向けて努力し、今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
社団法人フィッツ 代表代理 香西真介
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