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団長安田が10代目自転車名人に! 身をもってヘルメットの必要性を実証すなど普及活動

4月6日、東京ビッグサイトで開催中のサイクルモード東京2024の会場で、NPO法人自転車活用推進研究会が自転車の健全な活用推進に貢献したサイクリストを表彰する「自転車名人」の10代目を発表、安田裕己(安田大サーカス団長安田)さんに決定した。

忌野清志郎さん、鶴見慎吾さん、谷垣禎一さんなど歴代有名人がそろう自転車名人

NPO法人自転車活用推進研究会小林成基理事長

自転車名人とは自転車活用推進研究会が2年に1度、自転車活用の模範となるような著名人を選び表彰するもので、いままで初代の忌野清志郎さん(故人)はじめ、俳優の鶴見辰吾さん、そして8代目の道端カレンさん、9代目石井雅史さんと小泉昭男さんの2名など、自転車を楽しむ著名人が選ばれている。

授賞式が行われたサイクルモードの舞台には歴代の自転車名人、道端さん、小泉さん、石井さんが列席するなか、10代目の自転車名人に団長安田さんに決定。自転車活用推進研究会の理事メンバーが厳正な選考を行った結果、満場一致だったことが発表された。

サイクリストの声を世の中に届け続ける団長さん

授賞式では自転車活用推進研究会の疋田 智理事から受賞理由が読み上げられた。20年間、芸能界でオリジナリティーに溢れる楽しい自転車の話題を提供、さらに自らの体を捧げた自転車ヘルメットの安全実証実験と普及につながる活動をしてきたことが受賞理由となった。そのなかで「ドラマ『半沢直樹』の有名物まね土下座も、自転車の風スタイルを応用したものと伝えられています」というくだりでは会場の笑いを誘った。

団長さんの功績といえばこのほかにも羽田空港にアクセスについて二階俊博自転車議員連盟会長に直談判するなど、サイクリストの声を代表して政治に働きかけたことも挙げられる。さらに今回、多摩川のサイクリングロードについては自宅が近いことから、その環境整備についてもできることはしていきたいと言及した。

羽田エリアについての記事はこちら
羽田空港への自転車アクセス改善を! 団長安田さんが自転車議連青空総会で二階会長に提案

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2023年06月01日

バイシクルクラブの連載についても言及、自転車名人としての所信表明

バイシクルクラブでは18年間連載してきた団長さん。編集長山口から自転車名人としての所信表明を求められると「名人を取った途端に連載終わるんですよ。カレンさんのときもそうでしたが、名人嫌いなんですか?」と、まずはバイシクルクラブ5月号(3月19日発売)で連載が最終回を迎えたことについて、突っ込みを返された。ここでは18年間の団長さんに感謝をしつつ、そのコメントを紹介していく。

カメラを構え撮リップしよう! Bicycle Club5月号の特集は自転車×カメラ

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2024年03月15日

ロードバイク乗りは安全に楽しんで、余裕をもってほしいな~

「僕ができることっていうのは、楽しむスタイルを名人らしくしっかりと打ち出していけたらいいかなって。多くの方を巻き込んで、自転車は歯を食い縛るんじゃなくて、楽しいよっていう部分を伝えていただけたらいいなと思っております。世の中には逆走する自転車もいますし、ヘルメットかぶってない人もいます。その人たちに、ロードバイクの人たちが怒鳴りつけてるところをよく見るんです。でも相手はびっくりして、ロードバイクに乗ってる人は怖いみたいなイメージになっちゃうので、バイシクルクラブでも言っているシェア・ザ・ロードをしていきましょう。ロードバイクやスポーツバイク乗ってる人の方が避けてあげて、『ちょっと危ないですよ』ぐらいで優しく教えてあげられるようになったらなと思ってます」

レースでは表彰台よりも次の日に仕事に行けることが大事

「自転車レースでもよく言うんですけど、レースに出たときに10位が9位になりたい。9位が8位になりたい、1位になりたいってやってますけど、一番大事なのは無事に家帰ってお仕事に行くことなんです。表彰台だったって言うても、嫁に『ああ、そうっ』て言われるだけです。落車して次の日に仕事行かへんかったら、嫁から『何してねん』って言われるので、まずは安全に乗りたいなと思います」

受賞理由にもなった「自らの体を捧げた自転車ヘルメットの安全実証実験」

8代目自転車名人道端カレンさんと団長さん、手渡されたのは左海利久さんによるイラスト「笑風楽走」。団長さんをイメージしたもの

「トライアスロンでスイム、バイク、ドクターヘリっていう三種もやってしまったことがあります。本当にあれはもういろんな人にご迷惑かかるし、家族にも迷惑かかるし、自転車のイメージもよくなくなったので、これからは安全に楽しいもんだよっていうのを発信できればいいなと思っています」

これは受賞理由にもなった「自らの体を捧げた自転車ヘルメットの安全実証実験」のこと。2015年にトライアスロン競技中に落車し、ドクターヘリで搬送される大ケガを負った経験について語った。

いまでこそ笑いのネタしている団長さんだが、当時は脳内出血で入院するほど重度なもので、この経験は多くのトークの場でお笑いとともに伝え続けている。

自転車については、安全はもちろん、乗って楽しむところから、ロード・競輪の観戦まで幅広く知っている団長さん。今後は自転車名人として笑いとともに自転車を広めることに大きな期待がかかる。

団長安田の自転車大サーカスの記事はコチラから。

「団長安田の自転車大サーカス」一覧

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PROFILE

山口

Bicycle Club / 編集長

山口

バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

山口の記事一覧

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