ツール・ド・ハンガリー初日、新城、復帰のサガンともに先頭集団でゴール｜ユキヤ通信

2024年5月8日から12日までハンガリーで開催中のステージレース「ツアー・オブ・ハンガリー」。第1ステージは穏やかなレース展開でサム・ウェルスフォード（ボーラ・ハンスグローエ）がスプリントで勝利した。また、このレースに出場中の日本人選手、新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス）は96位で無事にフィニッシュしている。

スプリントでウェルスフォードが勝利、ラヨビッチは不発に

「ツール・ド・ハンガリー」の第1ステージは、ハンガリー中北部大平原地域のカルカーグをスタートし、ルーマニア国境にほど近いハイドゥーソボスローでフィニッシュする平坦な166.5kmのコース。

新城幸也はリラックスした様子で集団先頭でレースをリードし、最後のスプリントでエーススプリンター、ドゥシャン・ラヨビッチ（セルビア）をサポートしましたが、ギアのトラブルによりスプリントが不発に終わった。

また、心臓手術を終えロードレースに復帰し、注目を集めているペテル・サガン（ピエール・バゲットチーム、スロバキア）は先頭と同タイムの18位でフィニッシュしている。

新城幸也のコメント

『今日のステージは10年前のレースに戻ったかのような、とても穏やかな1日だった。獲得標高も180mとまっ平らなステージで、多少風はあったものの、どこのチームも攻撃を仕掛けるところがなかった。残り10kmからポジション争いが始まり、レースらしくなってきた。自分はチームのプラン通りに残り3kmでチームメイトを全員連れて先頭に上がることに成功し、残り2kmぐらいまで先頭をキープし、あとは残りの4人に勝負を託した。残念ながら、スプリントリーダーのドゥシャンが残り300mでチェーントラブルでスプリントできず不発に終わったが、スプリントまでは最高の形だったので、明日もこの調子で頑張りたい』

レース公式サイト： ツアー・オブ・ハンガリー