ワウト・プールスが勝利、ツール・ド・ハンガリー最終ステージ｜ユキヤ通信

2024年5月8日から12日までハンガリーで開催中のステージレース「ツール・ド・ハンガリー」。第5ステージで所属の新城幸也のチームメイト、ワウト・プールス（バーレーン・ヴィクトリアス、オランダ）が勝利、ティボー・ナイス（リドル・トレック）が総合優勝を果たした。新城幸也は総合65位でフィニッシュしている。

新城チームメイト、プルースが総合3位にジャンプアップ

ツール・ド・ハンガリーの最終ステージはシオフォクからペーチまでの173km、3つのカテゴリー分類の上りと2300ｍの総上昇高を含む過酷なコースとなった。開始直後から激しいペースが設定され、途中で11人の逃げグループが形成された。このグループにはマーク・カヴェンンディッシュ（アスタナ・カザキスタン、イギリス）が含まれ、彼は中間スプリントをすべて獲得し、ポイント賞のリーダーにとなった。

最終的には集団に吸収され、レースは最後の周回で決定的な展開となる。エマヌエル・ブフマン（ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ）やマルク・ヒルシ（チームUEAエミレーツ、スイス）が攻撃を試すもワウト・プールスが巧みなスプリントでステージ優勝を果たした。そしてティボー・ナイスが4位でフィニッシュし総合優勝を確定した。また、ステージ優勝したプルーストが総合3位に入り、新城は12分遅れの87位で無事にフィニッシュし、総合65位でレースを終えた。

新城幸也のコメント

『最終日に今レースのチーム目標だったステージ優勝を達成することが出来た！　毎日、トライしてきて良かった！ワウト(プールス)は総合も３位になり、最終的に結果としては良いリザルトを持ち帰れて良い1週となったことが嬉しい。
今回、初めてのハンガリーだったが、このレース、ツール・ド・ハンガリーは好きなレースのひとつになった。道路事情だと多分一度も路面にスピードバンプがなかったと思うし、ラウンドアバウトも5ステージ走って数えるぐらいしか、通過していていない。レースするにはとても安全性が整っている環境だと感じた。もちろん、観客もたくさんで、今日の最終周回の登りにはすごい人垣だったし、毎日、町を通過する度に、皆、家の前で待ち構えていた。天気も良かったしね！(笑)
これでやっと3週間ほど先延ばしされていた、僕のゴールデンウィーク？となるはず。ゆっくり過ごし、次の目標に集中するために、心身ともにリフレッシュしたい。』』

レース公式サイト： ツアー・オブ・ハンガリー