バーテンダー世界一が決定！「シーバスリーガル」カクテルコンペティションに潜入！

buono 編集部

2017年07月15日

東京で初開催の、スコッチウイスキー『シーバスリーガル』主催のカクテルコンペティション『THE CHIVAS MASTERS 2017』世界決勝大会に編集部が潜入してきました！

7月1日から開催された『THE CHIVAS MASTERS 2017』世界決勝大会の日程は全5日間。初日の「アンダーズ東京ルーフトップバー」でのオープニングパーティーでは、東京に到着したファイナリストたちを歓迎。2日目は、ファイナリスト揃って、東京の街をトレジャーハント。3日目からはいよいよ実技競技に入り、5日目の7月5日、最終ラウンドが開催されるとのことで、編集部も決勝の場である「アンダーズ東京ルーフトップバー」へ駆けつけた。

バーのカウンターで決勝のプレゼンが行われる。世界の技を目の前で堪能できる貴重な時間。

カクテルコンペティションを楽しむ雰囲気で会場は盛り上がりを見せる。

目の前に夜景の広がる、アンダーズ東京の「ルーフトップバー」。

披露された全5種のカクテルは全て、ゲストも味わうことができた。写真は優勝カクテルの『THE DOUBLE TALK』。シーバスリーガル12年、カンパリ、ビアンコ・べルモット、ガーニッシュに抹茶塩を添えたもの。

最終ラウンド進出の5チームの面々

最終の第5ラウンドは審査員のIan Griffiths氏が講師となり、“1つのチームで1つの夢を”をテーマに講義。第4ラウンドまでの審査により上位5名が選出され、彼らがリーダーとなって各々チームを結成、全5チームに分かれてチーム戦を行った。

中国代表　鈴木敦氏　Sober Company / Speak Low（上海）

日本代表　櫻井将人氏　The Bar 草間 GINZA / 銀座

スイス代表　Roger Grüter氏　Angels’ Share / バーゼル

アメリカ代表　Adam Schmidt氏　PDT / ニューヨーク

フランス代表　Hyacinthe Lescoët氏　Les Grands Verres / パリ

チャンピオンの座を手に入れたのは……

最終ラウンドの結果、ファイナリスト15名の競合の中、中国代表として出場した日本人バーテンダー、鈴木敦氏（所属：Sober Company / Speak Low（上海））が見事優勝！世界チャンピオンに輝きました。また、彼が率いたメキシコ代表と香港代表とのコラボレーション・チームが優勝チームとして表彰されました。

優勝した鈴木敦氏は、個人競技もチーム戦も一貫して日本の伝統的なバーテンディング技術を発揮。チーム戦では、ホスピタリティ業界のパイオニアであるエキスパートのIain Griffiths氏の指導のもと、チームメイトのメキシコ代表のHaydée Barron Flores氏と香港代表のRyan Nightingale氏と協力。素晴らしいカクテルが人々を結びつけるということから着想を得て、ドリンクス・リチュアル（飲み物の作法）として「THE DOUBLE TALK」を創作した。

シーバスリーガル12年を使用し、日本のクラフトマンシップや丁寧なサービス、細部への心配りを表現したこのカクテルは、世界で共有されることを念頭に置き、あらゆる国々でカスタマイズして適応できるように作られたカクテルだ。

【鈴木敦氏の優勝コメント】
この栄冠を手にすることができ大変光栄です。それも私の故郷で。これは日本と中国の勝利だと感じます。そして、もちろん、私だけでなく、ハイデとライアン、私の先生であるイアンとの素晴らしいチームによる勝利です。私は、「ザ・シーバスマスターズ」を通して一生の友人を見つけました。また、より良いバーテンダーになる方法も学びました。

優勝をした鈴木敦氏だけでなく、日本代表の櫻井将人氏もトップ5に入賞するなど、日本人バーテンダーの実力をあらためて感じた大会となりました。