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わざわざ出かけたくなる絶品テイクアウトリスト10

選りすぐりの食材と確かな腕により名を馳せる名店たち。
そんな店が提供する“食べておくべき”テイクアウトの中から、厳選して10品だけご紹介しよう。
もちろん店で食すことができる品もあるが、“店内”という空間から解放された料理はまた別の表情を見せる。
いずれも必食の最高テイクアウト体験、あなたは誰とシェアする?

銀座 鮨 青木「手毬鮨」25個入り 27,000円〜

まずはテイクアウトの花形、寿司から。

銀座・西五番街通りという一等地に店を構える『銀座 鮨 青木』。先代から受け継いだ丁寧に江戸前の仕事を施した鮨と、オリジナルのアイデアを盛り込んだ鮨は、今では国内外を問わず多くの人々を魅了している。

ここには、行楽シーズンともなると予約が集中する手土産がある。伝統的な江戸前鮨をベースにして、青木氏の柔軟な発想で生み出された「手毬鮨」だ。お重の蓋を開けると、そこには色とりどりで見た目にも華やかなひと口サイズの手毬鮨がずらりと並ぶ。

鮨ネタは季節によって異なるが、今年の秋には甘エビの昆布〆、海苔を巻いてナルトにしたイカ、軟らかく炊いたタコの桜煮、蒸した紫ウニとバフンウニ、エビおぼろ入りの細巻エビ、昆布と交互に握られた鯖、甘く炊かれた穴子、編みこまれたコハダ、鯛の昆布〆、中トロ、赤貝やカマス、赤シソの塩漬けなど15種類以 上のネタが入った。

お花見や紅葉などの宴や大切な人への贈り物、自宅でのパーティーなどで必ずや注目を浴びる華やかで麗しい手毬鮨は、記憶に残る食卓を彩ってくれることだろう。

購入は1週間前までに電話で予約。16個入りは16,200円〜。

パッケージはこんな感じ

お持ち帰り鮨は熨斗をかけた重箱に入れて提供。「手毬鮨」は風呂敷に包んで手渡される。風流な見た目も江戸前の粋を感じさせてくれ、また高級感もあるので大切な人へのおもたせにもぴったりだ。

【もう一品!のおすすめ】「太巻」3240円〜

海苔に酢飯を敷きつめ、たっぷりのおぼろと玉子焼き、そしてしっかりと甘辛く煮込んだ椎茸とかんぴょう、茹でた三つ葉を巻いた具だくさんの太巻は食べ応え抜群。エビや穴子を巻いた特上の太巻きもある。

太巻用の包装。

 

【DATA】
銀座 鮨 青木(ぎんざ すし あおき)
住所/東京都中央区銀座6-7-4 銀座タカハシビル2F
電話/03-3289-1044
営業時間/12:00〜13:30(L.O.)、17:00〜21:30(L.O.)
休み/なし
https://www.sushiaoki.jp/

THE GOOD VIBES「自家製 手仕込みビーフパストラミサンド」レギュラー1,566円

浅草橋で2017年にオープンしたパストラミサンドの専門店『THE GOOD VIBES』が、場所を芝浦に移して2019年にリニューアルオープンした。ここは、『ジャン・ジョルジュ トウキョウ』でのシェフを経て、昨年青山にグリル料理のレストラン『The Burn』のシェフに就任した米澤文雄氏が監修する店。NYで修業時代を過ごした米澤シェフが、NYを代表するソウルフードであるパストラミサンドを日本でも広めたいとの思いで作ったのだという。

「日本でパストラミビーフというと、薄切りの肉をイメージする人が多く、その美味しさがあまり伝わっていないと思ったんです。NYに『カッツ・デリカテッセン』というパストラミビーフサンドの老舗があるのですが、そこの味が本当に好きで。リスペクトを込めて自分なりのパストラミサンドを作りました」。

手作りのパストラミビーフは、USビーフのブリスケと呼ばれる肩からバラにかかての部分をピンクソルトで4日間マリネしてから、3〜4時間ほど茹でてさらに1日寝かせる。そこに特製のミックスハーブをまぶしてから、サクラチップで香ばしくスモーク。試行錯誤の末に、完成したこのレシピは、本場を超えた味わいと国内外のフーディーたちからの評判も高い。

パッケージはこんな感じ

環境に優しい紙ボックスで提供。電話で注文すれば、指定の時間に出来立てを用意してくれる。UBER eatsも対応しており、宅配もしてもらえる。+500円でフレンチフライ(またはオニオンリング)とドリンクをセットにできる。

【もう一品!のおすすめ】「ダーティーフライ 」918円

自家製フレンチフライとワッフルフライ、シューストリングポテトにタコミートとチェダーチーズをたっぷりとかけて、ハラペーニョをトッピング。オーブンで焼き上げてから赤玉ネギのピクルスとパセリをかけて提供。

【DATA】
THE GOOD VIBES(ザ グッド バイブス)
住所/東京都港区海岸3-13-12 バウハウス芝浦1F
電話/03-6811-5639
営業時間/11:30〜15:00、17:00〜21:00(L.O.20:30)、土・日曜、祝日11:30〜21:00(L.O.20:30)
休み/なし
http://salt-group.jp/shop/goodvibes/

PANZEROTTERIA「5種類のキノコとチーズとクリームソースパイ」1,400円

「包み揚げピザ」と聞いて、一体何人の人が具体的にそのイメージを思い描けるだろう? 形状は、大きな餃子形。円形に延ばしたピザ生地に、様々な具材を包んで揚げた、イタリアの伝統食だ。その未知の食べ物に出合ってしまったが最後、想像以上の美味しさに魅了されてしまう。

オーナーの西正博さんはイタリアに25年在住後、日本に帰国し、パンツェロッティ(包み揚げピザ)の専門店『PANZEROTTERIA』をオープンした。当時、本格的な料理経験はなかったが、“人がやっていないことで勝負したい”と考え、ミラノ時代に食した家庭料理、パンツェロッティの店を思いついた。日本では料理として認知度が低かったことで困難もあったが、開店から9年が経った今は、食通たちが口コミで集まる隠れた人気店となっている。

メニューには随時30種類ほどのパンツェロッティが並ぶ。具材は燻製水牛のモッツァレラをはじめ、豆腐や味噌など、西さん独自のセンスが光る。 秋のおすすめは、5種のキノコとクリームソースが絡み合う、パイ風の包み揚げピザ。ひと口食べて何より驚くのは生地の軽さ。こだわりの綿実油で数分揚げた生地は、外カリ、中モチで油っぽさとは無縁の食感だ。

店で出来立てを食べるのがおすすめだが、家庭ではなかなか作れない逸品を自宅やパーティーなどでも楽しみたい。テイクアウトの際は事前の電話連絡が必須。もしくは、店で食事をした後に、お土産として持ち帰るのも、通のテクニックだ。

パッケージはこんな感じ

シンプルなパッケージながら、 テイクアウトでも美味しく食べられるよう随所に工夫が。 揚げピザは、アルミで包むが蒸気でサクサク感が損なわれないよう、一部に穴を。横型の箱に入れ、具材の偏りがないように提供している。

【もう一品!のおすすめ】「イタリア産水牛モッツアレラチーズとバジルのマルゲリータ」1,400円

ピザの定番マルゲリータを、パンツェロッティにアレンジ。さっぱりとした水牛のモッツァレラチーズとジューシーなトマトソース、ほんのりと香るフレッシュバジル。シンプルな味付けだからこそ、素材の味が際立つ一品だ。

【DATA】
PANZEROTTERIA(パンツェロッテリア)
住所/東京都渋谷区松濤2-14-12 シャンポール松濤1F
電話/080-2675-7216
営業/18:00〜24:00(L.O. 23:00)、土・日曜、祝日12:00〜15:00(L.O.14:00)
休み/火曜
https://www.panzerotteria.com/

民生炒飯 横浜中華街店「牛肉炒飯」1,000円

台湾の食文化やカルチャーが続々と日本に上陸しているが、2019年の9月に新たな台湾グルメの店が横浜中華街にオープンした。台湾のインターネットグルメランキングで数々の名店を差し置いてナンバーワンの称号を獲得した『民生炒飯』である。1984年に台湾の民生地区でわずか2卓の小さな店舗で創業。地元住人に愛され続けているチャーハンの専門店だが、その味わいの評判は長い年月をかけ、クチコミで台湾中に広まり、今では日本人観光客も訪れるほどの人気店へと成長した。そこに目を付けた横浜出身の日本人オーナーらが台湾に足を運び、店主を口説き落としてチャーハン作りを習い、横浜中華街の外れに姉妹店として満を持してオープン。

台湾では地元の人のソウルフードとなっている一番人気は「牛肉炒飯」。「台湾から2番弟子がやってきて1ヵ月の間、毎日チャーハン作りを習いました。焦げてしまったり、逆に具材や米に火が均等に入っていなかったりと何度も繰り返し鍋を振ってきました。シンプルな料理な分、火入れでまったく違う味になるんです」。そう話すのは、創業者のラオパン氏から晴れて3番弟子の称号を与えられた御厨泰文さん。

強火で炒められた牛肉炒飯は、食べ応えのある肉と空芯菜の食感と、醬の強烈な香りが食欲を刺激する。米一粒ずつが立っており、そのプチプチとした食感も美味。

パッケージはこんな感じ

アメリカで広く使われているテイクアウトボックスに入れて提供。テイクアウトの場合は、行列に並ばずに店内に入って注文し、出来立てを持ち帰ることができる。月替わりのチャーハンもあるので、スタッフに尋ねてみよう。

【もう一品!のおすすめ】「香腸炒飯 」950円

2番弟子が来日中考案したという炒飯は、甘い台湾ソーセージと卵のシンプルな一品。塩、コショウと台湾醤油で味付けをした炒飯は、ソーセージの甘さがヤミツキになる。ここだけのオリジナルなので、ぜひ食べてみてほしい。

【DATA】
民生炒飯 横浜中華街店(みんせいチャーハン よこはまちゅうかがいてん)
住所/神奈川県横浜市中区山下町126-8
電話/080-3126-2746
営業時間/11:00〜15:00、 土・日曜〜16:00
休み/火・水曜(祝日の場合は営業)

Fukushima「厚切りポークカツサンド」1人前2,160円

※注文は3人前から

「フランス料理の職人がフランス料理の技法を集約させた本気のカツサンドを作りたかったんです」と話すのは、都立大学にあるフランス料理店『Fukushima』の福島隆幸シェフ。ここは、信頼できる生産者から素材を仕入れ、繊細なフランス料理に和食のエッセンスを取り入れた洗練された料理をコースで振舞うレストランだが、かつてランチタイムで出していた「厚切りのポークカツサンド」をテイクアウト限定で提供している。

まず、主役のカツはイベリコ豚。塊肉にスパイスをまぶしオリーブオイルで2時間半ほど低温で火入れをする。ロゼ色に仕上がった豚肉は繊維を叩き、スジには丁寧に包丁を入れてカットし、クリスマス島の塩とコショウを振り、オーダーメイドの粗いパン粉を付ける。そして型崩れしないようタコ糸でそっと包んでから、約3分カラッと黄金色に揚げてカツが出来上がる。

カツを蒸らしている間には、特別の配合でパン職人に作ってもらった食パンを鉄板で両面カリッと焼き上げ、片面には自家製のソース、もう片面には数種類をブレンドした自家製マスタードを。カツの片面にソースを塗ってからパンにのせ、味の決め手となる酸味と甘味を持つ秘伝の卵黄ソースを塗ってパンを重ね合わせる。一体感を出すためにアルミホイルで10分ほど休ませたら完成だ。

出来立てを食べてほしいという想いから、来店時間に合わせて作り上げるのもこだわり。「カツサンドにそこまで手間をかけるか」というほどの時をかけて作り上げるのが、フレンチ料理の料理人が作ることへの矜持である。

パッケージはこんな感じ

受け取りの時間に向けて、出来立てのカツサンドをボックスに入れて提供。カツサンドの予約は3日前までに要予約。 受け取りは営業日の12:00〜16:00の間で、3人前から注文を受け付けている。店のインスタグラムでも予約受付中。

【DATA】
Fukushima(フクシマ)
住所/東京都目黒区中根1-6-1 ニューヨークコーナー161 2B
電話/03-5726-9727
営業/17:00〜23:30(20:30最終入店)、土・日曜12:00〜14:45、17:00〜23:30
休み/木曜、ほか不定休

銀座おぐ羅「おでん」2人前 3,400円

日本を代表する名店が凌ぎを削る花の銀座で33年の長きに渡り味を守り続けてきた『銀座おぐ羅』。そのメインメニューとなる「おでん」は醤油を使わず、塩と出汁だけで勝負をするという先代からの教えを受け継いだ、上品な汁が大きな特徴だ。使用する全ての食材は「旬」にこだわり、魚介類は豊洲市場の魚河岸で厳選したものだけを使う。納得がいかないものは決して店に並ぶことはない。

おでんのタネは年間を通して約30種類が揃い、季節に合わせて楽しむことができる。冬場にはタラの白子などのスペシャルなタネも登場。あっさりとしたおでんつゆは、食べる程に旨味と香りの豊かさが染み渡る。また、おでんや海鮮類に合わせた日本酒や焼酎の他、ウイスキー、ワインやシャンパンも用意され、女性客からも大人気を博している。

そして、銀座の粋な大人たちが集う名店だからこそ生まれたのが、テイクアウトのシステム。店主の川上雅彦さんは「お客様からのリクエストで始めたお持ち帰りですが、おでんは汁ものなので色々と試行錯誤を繰り返してきました。持ち帰りでは崩れやすい豆腐などは入れず、タネの選び方にもひと工夫しています」と笑う。そんな心配りのひとつが、長時間の持ち歩きにも対応する密閉性の高い専用タッパ。 2人前は8種類、3人前では12種類の種がたっぷりのつゆと共に提供される。

パッケージはこんな感じ

常連客からのリクエストに応え、持ち帰り用として辿り着いた密閉力の高いタッパ。種も持ち帰り用に型崩れをしないものを選びながらも、おぐ羅の味を楽しめるように工夫されている。持ち帰り用の紙袋にも歴史を感じさせる。

【DATA】
銀座おぐ羅(ぎんざ おぐら)
住所/東京都中央区銀座6-3-6 本多ビルB1F
電話/03-3574-8156
営業時間/16:00〜22:30(L.O.22:00)、土曜〜21:00(L.O.20:30)
休み/日曜、祝日
https://oden-ginza-ogura.gorp.jp/

468「穴子棒ずし」1/2本 2,376円

にぎり寿司が中心の東京で押し寿司の専門店を見つけるのはなかなか難しい。そんななか、浅草に店を構える『468』は京都で修業した寿司を東京で伝える棒鮨の専門店。

店主の岩崎康次さんは京都の『すし岩』で修業したのち、東京で棒鮨を食べさせる店をオープンした。名物は穴子の棒鮨。長崎県対馬から仕入れた大きな穴子を鱧切りにして甘いタレをかけながら焼き上げた自慢の一品だ。握り寿司とは異なり、米は酢と合わせたらあおがずに、じっくりと冷まして味を米の中まで染み込 ませる。冷ました米を棒状に形作ったら穴子をのせ竹の葉に包み、穴子を下面に置いてご飯の重みで味を馴染ませる、という工程を経て作られた。そうしてできた穴子の棒鮨は、ご飯と穴子が一体化し調和が生まれる。竹の皮を開くと、竹の香りがふわっと立ち上る。時間が経つほどに味が馴染んでいく棒鮨は、仕事やプライベートで使う手土産にぴったり。江戸前のにぎり寿司にはない魅力を持つ棒鮨で、酢飯と具材のハーモニーを存分に堪能したい。

パッケージはこんな感じ

棒鮨は竹の皮に入れて持ち帰り。竹の皮は水に塗らすと丸まっていく性質を持つので、時間が経つごとに棒鮨を締め付けていってくれる。その締め付けが魚と米の一体感を生み出し、竹の香りを寿司に移してくれるのだ。

【もう一品!のおすすめ】「穴子・サバ・はこ・ぐじ」2,376円

穴子とサバ、酢で軽く〆た、 関西ではぐじと呼ばれる甘鯛の棒鮨を2貫ずつと玉子、海老、かますの箱寿司を木箱に入れた盛り合わせ。色々な種類を一度に食べられるので、 棒鮨を初めて食べる人におすすめしたい。

【DATA】
468(ヨーロッパ)
住所/東京都台東区西浅草3-23-14
電話/03-3843-6964
営業/13:00〜21:00(L.O.)
休み/月曜

山東1号店「水餃子」10個756円

横浜中華街に店を構えて三十数年。中国の家庭料理の味を日本に届けるべくスタートした『山東』は、メディアにも度々登場し、いまや「ミシュランガイド」のビブグルマン部門に選出されるほどの有名店となった。山東省出身のママ直伝の料理は、いずれも万人が楽しめる味わい。中でも看板メニューの「水餃子」は、長い間愛され続ける自慢のひと品。1号店の並びに建つ2号店の工房で、ひとつずつ丁寧に作られる餃子は、ぷっくりとした愛らしい形。サイズは6〜7cmとやや大きめで、しっかり食べ応えのあるもちもちの皮 の中に、肉汁が詰まったあんがぎっしり。この水餃子をより美味しくするのは、特製のココナッツダレ。ココナッツパウダーと数種類の中華スパイスを混ぜ合わせ、薄口醤油でのばした店のオリジナルだ。 ココナッツの繊細な食感と香ばしい風味がクセになり、このタレ目的にわざわざ遠方から来るファンも多い。

持ち帰って食べる際の注意点をひとつ。テイクアウト用に付くタレは、食べる直前まで風味を損なわないようにと、ココナッツとスパイスのパウダーのみを提供しており、醤油は入っていない。家で食べる場合は、濃口醤油だと主張が強過ぎて、せっかくのココナッツやスパイスの香りが薄れてしまうので、薄口醤油や減塩醤油をおすすめしたい。

パッケージはこんな感じ

テイクアウトの場合、家の鍋でも茹でられる冷凍(10個756円)がおすすめ。但し2時間以上持ち歩くと、冷凍が溶け出し、皮が台なしになってしまうので、むしろ茹でた餃子をおすすめしたい。温め直すときはレンチンでOK。

【DATA】
山東1号店(さんとん1ごうてん)
住所/神奈川県横浜市中区山下町150
電話/045-651-7623
営業時間/11:00〜22:00(L.O.21:15)
休み/なし
http://www.santon.co.jp/

小田原屋「すき焼袋」270円

昔ながらののどかな風情が漂う商店街の一角に店を構える『小田原屋』。なんと130年以上もの歴史がある惣菜店だ。こぢんまりとした店内には、色とりどりの惣菜が所狭しと並ぶ。

「うちの惣菜のほとんどは、 父と2人で毎日手造りをしています」と4代目店主の村山珍之(よしゆき)さん。中でも伝統を感じさせるのが佃煮。ショウガ風味のあさり佃煮や、砂糖を使わず醤油だけで一等級の日高昆布を煮た昆布佃煮は、江戸らしいきりっとした味わいだ。

20年ほど前からは5代目の権一さんも加わり、現在は2世代の夫婦で店を営んでいる。それぞれ得意分野が異なるそうで、昔ながらの煮豆や佃煮は珍之さんが熟練の技で。ポテトサラダや春雨サラダは3代目から権一さんが受け継ぎ担当している。子どもの頃から料理好きだったという権一さんの独創的な新メニューも登場。 その中でも大ヒットしている商品が「すき焼袋」だ。「中高生の頃、前日の残りのすき焼きを弁当のおかずにするのが好きで。それを惣菜に生かしたいと考えている時、 油揚げに食材を詰めて煮る料理をテレビで見てヒントを得ました」と権一さん。干し椎茸の出汁で牛肉やしらたき、 椎茸、長ネギなどの具材をすき焼き風に煮て、油揚げに詰めたものを再び煮るという、手間暇のかかった逸品。すき焼きには欠かせないからと、うずらの茹で玉子、さらに〆のうどんまで入っている!

「2日目のすき焼きで特に好きなのがうどんだから、絶対入れたくて」

〝特別な日のご馳走であるすき焼きを、日常で味わいたい〞。誰もが抱くささやかな夢がぎゅっと詰まった一品。 豪快にかぶりついて具材の調和を楽しむもよし。袋を崩しながらチビチビいくのも一興。 甘辛い煮汁が染み出す油揚げから、多彩な具材とともに幸福感まで溢れ出すようだ。

パッケージはこんな感じ

佃煮や豆類、惣菜など、大部分の商品は量り売り。好みの量を伝えれば、オリジナルのロゴ入りパッケージに入れてもらえる。汁気のあるメニューも多いが、袋の口をきっちりとシーリングしてくれるので安心して持ち帰れる。

【もう一品!のおすすめ】「あさり佃煮」100g 594円

アサリを醤油と砂糖、ショウガだけで煮込んだ佃煮は、全国優良煮豆・惣菜・佃煮品評会で優秀賞も受賞した逸品。 ふっくら煮上がったアサリの豊かな旨味と甘辛味がご飯との相性抜群!! 米と炊き込めばアサリご飯にもなる。

【DATA】
小田原屋(おだわらや)
住所/東京都文京区本駒込1-1-30
電話/03-3811-4386
営業時間/10:00〜20:00
休み/日曜、ほか不定休あり

赤坂 津つ井 総本店「海老フライサンド」2,200円

戦後、飲食店の営業が再開された翌年の1950年に創業した『赤坂 津つ井』。“にっぽんの洋食”をコンセプトに掲げ、卓越したアイデアで洋食の世界の礎を築いてきた先駆者だ。『津つ井』の考える“にっぽんの洋食とは、隠し味に日本が古来より慣れ親しんできた調味料を加えて、最後まで飽きの来ないような味付けをしたもの。洋の軸はぶらさずに和のエッセンスを隠し味に加えることで、日本人の口に合う洋食が生まれるのだ。

隠れた人気を誇るのが「海老フライサンド」。厚 切りにカットした食パンをオーブンで焼き上げ、大ぶりで 食べ応えのあるブラックタイガーで作るエビフライを4本のせる。そこにマスタードとウスターソース、ケチャップを混ぜたカクテルソースと自家製マヨネーズにピクルスやみじん切りにした玉ネギ、卵を入れたタルタルソースでサンドしたもの。エビフライのプリプリとした食感と二種のソースの美味しさが光るサンドは、一つひとつに重量感があり、食べ応え抜群だ。薄いパン粉でエビを揚げているので、軽やかに食べられるのも人気の秘密。

子どもからお年寄りまで日 本人であれば、誰もの口に合う“にっぽんの洋食”は、おもたせにすると贈られた人が必ず笑顔になること間違いなしの必勝アイテムだ。

パッケージはこんな感じ

『津つ井』の井の字から、パステルカラーで井桁をデザインした紙袋をデザイン。テイクアウトはもちろん、近隣エリアはデリバリーも対応しているという。時間は13:00〜14:30と17:30〜21:30。

【もう一品!のおすすめ】「ビフテキ丼」3,280円

上質な肉をオリジナルのてりタレにくぐらせ焼き上げる。 スライスしたビフテキの上にはバターをトッピング。溶け出したバターとブラックペッパーの風味が食欲をそそる。 多くの食通を虜にしてきた。

【DATA】
赤坂 津つ井 総本店(あかさか つつい そうほんてん)
住所/東京都港区赤坂 2-22-24 泉赤坂ビル1・B1F
電話/03-3594-1851
営業/11:30〜15:00(L.O.14:30)、17:00〜22:00(L.O.21:30) 土・日曜、祝日12:00〜15:30(L.O.15:00)、16:30〜22:00(L.O.21:30)
[テイクアウト]11:30〜14:30、17:30〜21:30
休み/第 1・3 日曜、祝日の月曜
https://www.akasakatsutsui.com/

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buono 編集部

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使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。

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