【動画】包丁研ぎマスターへの道!プロが教える砥石を使った研ぎ方 魚屋三代目
buono 編集部
- 2024年10月11日
包丁研ぎマスターへの道!プロが教える砥石を使った研ぎ方
砥石選びから始める!包丁研ぎの基本包丁研ぎのタイミングを見極める
包丁の切れ味が落ちてきたと感じたら、研ぐ時期です。トマトの皮が切りにくい、まな板に押し付けないと切れない、などが目安になります。定期的なメンテナンスが重要で、プロの料理人は毎日研いでいます。家庭用なら月1〜2回程度が適切でしょう。切れ味を保つことで、調理効率が上がり、怪我のリスクも減少します。
砥石の種類と選び方のコツ
砥石には、天然砥石と人工砥石があります。初心者には扱いやすい人工砥石がおすすめです。粒度によって荒砥、中砥、仕上げ砥に分類されます。荒砥(#220〜#1000)は刃こぼれの修正に、中砥(#1000〜#3000)は日常的な研ぎに、仕上げ砥(#4000以上)は仕上げ用です。セラミック砥石は耐久性が高く、初心者にも扱いやすいのでおすすめです。
包丁の種類と研ぎ方の違い
包丁は大きく分けて両刃と片刃があります。両刃は左右対称で、家庭用包丁の多くがこのタイプです。片刃は日本の伝統的な包丁で、主に和包丁に見られます。両刃は両面を均等に研ぐのに対し、片刃は刃の付いている面を主に研ぎます。材質も炭素鋼、ステンレス鋼など様々で、それぞれに適した研ぎ方があります。
プロ直伝!砥石を使った包丁研ぎの手順
準備から始める:砥石と包丁のセッティング
まず、砥石を水に浸します。セラミック砥石なら10分程度で十分です。砥石を固定し、包丁と牛を用意します。牛は包丁を研ぐ際の角度を一定に保つための道具です。初心者は牛を使うことで、安定した角度で研ぐことができます。水を含んだ砥石の表面に薄く水を広げ、研ぎ始めます。
正しい角度と力加減で研ぐコツ
手順
包丁を15〜20度の角度に保ち、先端から刃先、刃元、そして顎歯元の順に研いでいきます。大きな動きで18回程度往復させます。中心部分は2本の指で押さえ、大きく動かします。力加減は、始めは強めに、徐々に弱くしていきます。親指で返りを確認しながら研ぎます。反対側も同様に3回程度研ぎ、最後に中心部分を3回研ぎます。
仕上げと砥石のお手入れ
研ぎ終わったら、包丁の水分をしっかり拭き取ります。切れ味をチェックし、必要に応じて仕上げ砥で更に研ぎます。砥石は使用後よく洗い、乾燥させます。保管時は直射日光を避け、平らな場所に置きます。定期的に砥石の表面を平らに整えることで、長く使用できます。
まとめ
包丁研ぎは料理の基本スキルの一つです。正しい道具選びと技術を身につければ、プロ顔負けの切れ味を実現できます。砥石の選び方、包丁の種類に応じた研ぎ方、そして正確な角度と力加減が重要です。定期的なメンテナンスを心がけ、切れ味の良い包丁で料理を楽しみましょう。
初めは難しく感じるかもしれませんが、繰り返し練習することで必ず上達します。包丁研ぎマスターへの道は、一歩一歩の積み重ねです。あなたも今日から、自信を持って包丁を研ぎ始めてみませんか?
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- CREDIT :
- 「魚屋三代目の魚のおろし方と料理」著:魚屋三代目
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PROFILE
buono 編集部
使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。
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