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フジクラ(FUJIKURA)最新ゴルフシャフト|ゴルフギアブランド図鑑

フジクラ(FUJIKURA)ってどんなブランド?

元祖スピーダーに始まるリシャフト文化の担い手
シャフトでゴルフが変わる、そんな事実を世に知らしめたのは圧倒的な飛距離性能を誇ったフジクラの初代“走り系”「スピーダー」だった。

1973年、ゴルフの本場、アメリカでカーボンシャフトの開発をスタートさせた同社の松本重男氏は、10年後、初期のメタルウッド向けに供給したシャフトで、第一次リシャフトブームを牽引。これをステップに当時見向きもされなかった3軸織物素材の研究に没頭。そうして1996年、世界初となる3軸織物を使用した「Fit on!」シリーズを発表。これを海外のトップ選手が愛用したことで翌年の「スピーダー757」による本格的なリシャフトブームの幕開けを迎えることとなる。

フジクラはいつの時代も、困難な課題を自らの高い技術力で解決してきた。カーボンシャフトにつきまとう「一発の飛距離は出るが、曲がるミスも出る」という課題を、最新技術や高弾性材の採用で解消。こうしたことができるのも、本業がゴムや金属など、異素材を複合した工業製品などを扱う100年企業「藤倉コンポジット」だというバックボーンが深く関係している。同社を代表するカーボンと金属との複合技術「MCT (MetalCompositeT ec hnology)」は、カーボンシートだけでは不可能だった重心位置の調節や設計自由度を担保。カーボンシャフトに新たなる可能性を与えることとなったのだ。

現在、ラインナップには、2つの柱がある。国内女子ツアーで圧倒的な使用率を誇り、2014年の初代「スピーダー エボリューション」から毎年代を重ねている。通称エボシリーズがその一つだ。実はフジクラは「エアスピーダー」に代表される軽量帯シャフトを他社に先駆けて開発し、しなりや粘りのノウハウを蓄積してきた経緯がある。男子ツアーに比べ重量帯の軽い女子ツアーで圧倒的な使用率を誇っている背景には、そんな裏付けもあるのだ。

憧れの選手と同じモデルを使いたいと思うのは世の中、好調のエボシリーズと異なり海外、特に男子ツアーでのシェア獲得を目指して生まれたのが「ベンタス」シリーズだ。トッププロがシャフトに求める高いコントロール性、高初速、低スピンを具現化した同シリーズは、2018年米ツアーに供給を開始されるや、すぐに支持を獲得。現在も、飛ばし屋でならすダスティン・ジョンソンらが使用し、一躍人気ブランドとなっている。だが、こうした華やかな展開の一方で、短尺シャフトの可能性を探る「スピーダーSLK」や高級材を採用した極限の弾きを目指す「プラチナムスピーダー」などカスタムシャフトならではの探求も欠かさない。今、フジクラはその黄金期を迎えているのだ。

フジクラ(FUJIKURA)の最新2021シャフト

VENTUS

PGAツアーの覇権を狙う叩いて飛ばせる安定感
オフセンターヒット時の弾道のバラつき、ヘッドのねじれを最小限に抑え、優れたボールコントロール性能を発揮する『ベロコア テクノロジー)』を搭載したアメリカ生まれのシリーズはブルーに続きブラックが日本上陸。

ベンタスと他のフジクラ製品の比較
他のフジクラ製品とVENTUSの弾道高さとキックポイントの図。ブラックは最も手元寄りで打ち出しが低い。

PLATINUM SPEEDER

30g台も展開する先端弾き系最先端
フジクラのDNAである弾き系先調子シャフトの最高峰を目指して開発。東レ製の最先端カーボン繊維「トレカ」M40Xを全長に積層、超高弾性90tカーボンとの相乗効果で最大級の加速感とインパクトの強さを実現。
60,500円(税抜55,000円)

Speeder EVOLUTION VII

元祖弾き系スピーダーを時代の要請に合わせて改良
高弾性「70tカーボンクロス」材に、金属複合技術「MCT」など、ツアートレンドに最新技術を合わせて進化する世界に誇れる走り系。30~70g台まで豊富に用意された重量帯やフレックスから最適なモデルを選べる。
44,000円(税抜40,000円)

Speeder SLK Type-D

短尺の有効性を製品で証明してみせたエポックモデルの後継
1inch短くてもクラブバランスが変わらない特性を持たせることで、短尺によるミート率の向上、高い操作性でヒットした『Speeder SLK』から更なる飛距離を追求。超高弾性90t層をはじめ高い先端剛性が特徴。
55,000円(税抜50,000円)

【インプレッション】VENTUS BLACK

米ツアーでのシェア獲得を目指し開発された『VENTUS』。ツアーでの評判を受け、日本でも展開中だった「ブルー」に続いて導入された「ブラック」はいかなる存在か。

VENTUS BLACK

オフセンターヒット時の弾道のバラつき、ヘッドのねじれを最小限に抑え、優れたボールコントロール性能を発揮する『ベロコア テクノロジー)』を搭載した「VENTUS」シリーズ。中でも「ブラック」は、国内に先行導入された「ブルー」よりも手元から中間部にさらなる剛性感があり、叩いても安定して飛ばせる。

【Point 1】当たり負けない先端剛性
シャフト先端に剛性感があり、高慣性モーメントの現代的なドライバーヘッドでも当たり負けせずに使える。弾道を抑えた強い弾道でパワーをロスなく伝えられる。

【Point 2】今までにない安定感と叩けるフィーリング
フルレングス超高弾性70tカーボンと高弾性カーボンを複合した「VeloCore Technology」を採用。ミスしてもヘッドがねじれにくく、高い弾道安定性を誇る。

【Point 3】ブルーよりもさらに叩ける
「ブラック」は「ブルー」よりも中間から手元側に剛性感があり、叩いても、弾道により安定感があり、バックスピン量と弾道の高さを抑えた元調子らしい特性。

浅地洋佑プロは「ブルー」から「ブラック」へ
国内男子ツアーの浅地洋佑プロはベンタスのユーザー。昨シーズン、「ブルー」から「ブラック」へスイッチ。プロや上級者が叩いても左のミスがない安定感が支持される理由だろう。

ブルーかブラックかそれが問題だ

PGAツアーの約10%、国内男子ツアーでは約15%もの使用率を誇る『VENTUS(ベンタス)』シリーズ。世界最高峰の舞台であるPGAツアーにおけるシェア奪還を目指して開発された同シリーズは、当初から「ブルー」、「ブラック」、「レッド」という特性の異なる3モデル展開。投入するや、すぐにダスティン・ジョンソンやローリー・マキロイといった人気プロの使用で火が付き、日本のゴルファーからの熱烈なオファーを受ける形で、「ブルー」のみが逆輸入される運びとなった。つまり、これまで日本のゴルファーはV E NTUSの魅力の3分の1しか享受していなかったのだ。

そして、ついに日本上陸を果たした次なるベンタスこそ、ここに紹介するベンタス ブラックだ。今どきの高MOIドライバーに適応する高い先端剛性を始め、プロや上級者のヘッドスピードに応えられる高弾性70tカーボンシートを全長に配したねじれの少ないシャフトは、安定した挙動である反面、我々アマチュアにはいささかハード。だが、実際に振ってみなければ違いはわからない。ということで、東京・二子玉川にあるスタジオ「ProAmaGOLF」でレッスンやクラブフィッティングを行う中本裕基氏に、その違いと間違いのない選び方を聞いた。

「両モデルともフジクラ製のシャフトには珍しい低トルクのフィーリングで、球がねじれません。硬さもしっかりあるので、ミスを減らして安定して飛ばしたい人向き。切り返しでしなりを感じたい人のブルー、叩きたい人はブラックが合いますが、振り感やフレックス以上に重量帯選びが重要と言えるかもしれません」

ブルーとブラックの違いをチェック

安心して叩ける弾道の安定感がベンタスシリーズの強み。だが、アマチュアゴルファーが選ぶメリットもあると中本氏。ブルーとブラック両者の違いを異なる5S、6Sの異なる重量帯でチェックしてもらった。

【Point 1】切り換えしでしなりを感じたい
「剛性の高さからか、元調子のブラックよりも中元調子のブルーの方が切り返しでしなりを感じやすい。このためブルーの方がタイミングを合わせやすく感じるゴルファーは多いはず。重量帯が変わっても、大きく特性や弾道の違いは感じないため、まずは軽めの50g台からテストする方が、叩ける性能を考慮しても間違いのない選択です」

【Point 2】ブラックとブルーのカスタムの方向性
「プロの安定した弾道を求めるなら、迷わずブラック。曲がらないヘッドに軽めの重量帯のブラックで叩ける仕様がマッチングが良い。球が浮きやすいヘッドではないですが、高打ち出しのヘッドにブルーを合わせてシャフトで弾道を落ち着かせてみるのも効果的。打ち出しは低めなのでロフト角は大きめが◎です」

VENTUS BLUE

「振り心地やトルク、先端の剛性感はブラックとほぼ同じですが、元調子のブラックより、中元調子のブルーの方が切り返しで感じるしなりの量が多く感じます。ブラックと比べれば、スインガータイプに合う特性だと思います」

SPEC
○モデル:VENTUS BLUE5,6,7 ○フレックス:S/X(5のみR/S) ○長さ:46inch ○重量帯:58.5~77.5g ○トルク:3.7~2.9 ○調子:中元調子 ○価格:55,000円(税抜50,000円)

VENTUS BLACK

「ブルーより全体にしっかり感があります。左へのミスを減らしたい、安心して叩きたいハードヒッター向け。先端剛性が高く、球を上げる、つかまえる性能はないですが、叩けば叩くほど距離が出て低スピン強弾道で飛ばせる」

SPEC
○モデル:VENTUS BLACK5,6,7 ○フレックス:S/X ○長さ:46inch ○重量帯:57.5~78g ○トルク:3.7~2.8 ○調子:元調子 ○価格:55,000円(税抜50,000円)

フジクラ(FUJIKURA)基本情報

問い合わせ:藤倉コンポジット(03-3527-8433)
FUJIKURA公式サイト

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2021年05月18日

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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