スキーを楽しみ、温泉に癒される星野リゾート 界 アルプス
フィールドライフ 編集部
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白馬のロケーションを堪能し、信州の郷土文化を体験。
スキーの装備を携えて白馬から信濃大町へ
北アルプスへの玄関口として、古くから登山者たちに利用されてきた長野県の信濃大町。この地にオープンした「界 アルプス」は、星野リゾートが“信州の贅沢な田舎体験”をテーマに運営する温泉旅館である。
広報を担当する橋口美和さんに「界」のネーミングについて訪ねると、「世界に向けてという意味と、日常と非日常の境界線としての界の意味をもたせています」と教えてくれた。
「温泉旅館というと古風なイメージもあると思うのですが、そこに新しいコンセプトを注ぎ込もうとしているのが『界』なんです。和の趣を感じつつ、上質の時間を堪能していただければ幸いです」
全国15カ所にある「界」に共通するのは、地元の食材を使った食事や、訪れた人たちに地域ごとの魅力を体感してもらう仕組みを取り入れた、温泉旅館であるということ。「界」の施設は、温泉旅館をリノベーションして運営されることがほとんどだが、この「界アルプス」の建物はオープンに合わせて新築したものだという。そんな同館の自慢は、なんといっても北アルプスの山々を眺めることができる露天風呂だ。ここから車で20分ほど離れた温泉地、葛温泉からの引き湯という単純アルカリ性の湯は、いつまでも入っていられるほど肌に優しい。御影石でできた露天風呂からは、爺ヶ岳の手前にある標高2036mの白沢天狗山の白く雪化粧した山肌が見える。檜がほのかに香る内湯もいいが、この景色を見るために早めにスキー場から帰ってくることも捨てがたい。明るいうちに入浴するというのも、ぜいたくな時間のすごした方だ。
また「界」では、それぞれの施設のスタッフが考えた「うるはし現代湯治」という湯治体験を提案しているのも特徴だ。元来湯治とは、数日間にわたって温泉宿ですごしながら病や怪我などを治癒するもの。だが、都会で生活する人たちにとって休日は限られている。そうした宿泊者でも健康に役立ててもらえる、1泊2日の滞在でも効果的な入浴方法や、体験プログラムが用意されている。
囲炉裏やかまどのある土間空間で田舎体験
フロントの隣にある土間空間では、囲炉裏を囲んで心の奥深くまで癒してくれる。同館の名物スタッフである囲炉裏番の矢口建夫さんが、炭で温めた熱燗を出してくれ、ひと口飲めばさらに体が温まっていく。パチパチと音をさせながら燃える炭火も心地よい。この囲炉裏は、矢口さんが提案して作ったもので、宿泊者はいつでも自由に出入りできる。矢口さんの昔話を聞いていると、ほかの宿泊客との話も自然に花が咲く。こうした人と人とのふれあいこそ、「界アルプス」の魅力であろう。
客室は和室と洋室あわせて48室。そのうちの2部屋は離れで、内風呂のある部屋もふたつ用意されている。離れの部屋はメゾネットタイプで、家族やグループでの利用者に人気が高い。唯一暖炉が設置されている部屋でもあり、やさしい暖かさがスノーアクティビティや都会の喧噪で疲れた体を癒してくれる。また、東棟と西棟に分かれた客室の間には、雁木という雪国ならではの雪を避けるためのアーケードが設けられている。
とくに力を入れた設備だという、施設の入り口近くにある専用乾燥室は、スキーやスノーボードラックはもちろん、温風でインナーブーツを効率的に乾燥させるドライヤーも完備。スキーブーツに履き替えたあとの靴も預けることができ、そのまま冬季運行するスキー場までの無料シャトルバスに乗ることも可能だ。
さらに「界 アルプス」の宿泊者は、エイブル白馬五竜に用意されたカフェマシーンやオーディオ完備の休憩所「マウンテンラウンジ」を利用することもできる。スキー場内のレストランが混雑しているときでも、宿泊者限定でゆっくりとランチタイムをすごすことができるのだ。また、スキーやスノーボードは苦手という人には宿泊者専用プランの「かんじきハイキングツアー(有料)」も開催しており、4月中旬から開通する「立山アルペンルート」など、周辺でのアクティビティも豊富だ。
山々と戯れたあとは、「界 アルプス」でひと晩ゆったりとすごしながら、温泉と田舎体験で心と体を温めてみてはいかがだろうか。
【DATA】
星野リゾート 界 アルプス
長野県大町市平2884-26
TEL.0570-073-011
(界予約センター 受付時間:9:00~20:00)
ACCESS.長野自動車道安曇野ICから車で60分。大町温泉郷バス停、JR長野駅と信濃大町駅(冬季限定。要予約)から無料送迎バスあり
URL:https://kai-ryokan.jp/alps/
- BRAND :
- フィールドライフ
- CREDIT :
-
文◎村石太郎 Text by Taro Muraishi
写真◎中野幸英 Photo by Yukihide Nakano
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PROFILE
フィールドライフ 編集部
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。