BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

アウトドアクッキングを楽しもう!【Hunter Mountain Camping Park Fes -Outdoor Cooking Meets-】イベントレポート

9月15日よりスノーリゾート「ハンターマウンテン塩原」内にプレオープンした「Hunter Mountain Camping Park」。このキャンプ場で2日間にわたってキャンプインクッキングイベントが開催された。アウトドアで作って楽しい、食べておいしいイベントレポートをお届け!

文◎阿部 静
写真◎宇佐美博之

ハンターマウンテン塩原内にプレオープンしたキャンプ場でキャンプイベント

スノーリゾート「ハンターマウンテン塩原」に2023年9月15日よりプレオープンしたキャンプ場「Hunter Mountain Camping Park」。この広々とした気持ちのいい芝生が広がるキャンプ場にて10月21日(土)、22日(日)の2日間にわたってキャンプインクッキングイベント「Outdoor Cooking Meets」が開催された。プレオープンしたばかりのキャンプ場にはイベント参加者のテントがずらりと並び、秋晴れの空の下とても賑やかな雰囲気に。

「Hunter Mountain Camping Park Fes」でアウトドア料理のスキルアップ!

1泊2日のキャンプのリアルな過ごし方をイベントで体験しながら、アウトドアクッキングのプロに野外料理のノウハウを教わってスキルアップを目指せるという、体験型キャンプイベント。これからキャンプを始めたいビギナーから、キャンプ料理の幅をもっと広げたいキャンプ好きまで、家族みんなでキャンプを楽しみながらアウトドアクッキングを楽しんでいた。

ダッチオーブンでアウトドアクッキングに挑戦!

1日目はキャンプ料理の定番、ダッチオーブンを使ったアウトドアクッキング講座を開催した。定番といってもキャンプ料理に慣れていない人にとっては扱いが難しく、なかなか手が出せないクッキングアイテムのひとつでもある。ダッチオーブンさえ使いこなせればワンランク上の野外料理が楽しめて、もっとキャンプが楽しくなること間違いなし。今回は炭火を活用した調理方法を教わった。

ダッチオーブン講座~マフィンづくり~

まずは一品目、キャンプのおやつの時間にぴったりなマフィンづくり。かぼちゃをたっぷり混ぜ込んで、秋のアウトドアで食べたくなる、ダッチオーブンでつくれる絶品スイーツだ。

親子で参加するグループが多く、ダッチオーブンの火の管理さえ大人が行なえば、小さな子どもでもいっしょにつくれる手軽さが魅力。混ぜるだけのシンプルレシピだ。家族みんなで協力して料理をつくるのもアウトドアクッキングの楽しみ方のひとつ。子どもたちも率先して楽しんでいた。

マフィンの生地をカップに流し込んで、ダッチオーブンの中に並べてフタをしてあとは待つだけ。ダッチオーブンの上下に置いた炭の熱を利用して、ふっくらおいしそうなマフィンが焼き上がる。

「おいしそう~!」

フタを開ければ子どもたちの歓声と笑顔が広がった。さあ、みんなで楽しいおやつの時間だ!

ダッチオーブン講座~スタッフドチキン~

続いて二品目はディナーのメインディッシュづくり。鶏をまるごと一羽、豪快に調理するスタッフドチキンだ。この豪華な一品ができれば、アウトドアクッキングの幅がぐっと広がるだろう。

まずはチキンの中に炒めた野菜を詰めていく。こぼれないように、しっかりスプーンで押し込んでいこう。

メインディッシュだって、家族みんなでつくれちゃう! 鶏に炒めた野菜を詰めていく作業はとってもシンプルなので子どもたちもいっしょになって料理が楽しめる。みんな笑顔でとても楽しそうにお父さんとクッキング。

鶏の中に野菜を詰め込んで、お尻をつまようじでしっかり閉じて。まるごと野菜といっしょにダッチオーブンの中へ。あとは先ほどと同じく炭火にかけて、ダッチオーブンにお任せ。炭火の熱が加わり、ダッチオーブンの鉄の効果で中までしっかり熱が伝わっていく。ちゃんと火が通ってくれればとってもシンプルにメインディッシュもつくれてしまうのだ。

90分ほどしっかり熱を加えれば、おいしいスタッフドチキンのできあがり! 火の管理さえちゃんとできれば、ダッチオーブンが調理してくれるのだ。野菜の旨みが染み込んだ、ほろほろチキンが絶品! さっそくキャンプのディナーに家族それぞれ楽しんでいた。

焚き火の炎と満天の星空。夜の時間もキャンプのお楽しみ。

焚き火を囲んでアウトドアですごす時間もキャンプの楽しみのひとつ。1泊2日のキャンプをとおして体験できるキャンプイベントの醍醐味だ。テントを立てて、家族みんなで焚き火を囲んで星空を眺めて。キャンプ経験がない参加者にとってキャンプ場ですごす夜はすべてが新鮮だったはず。子どもたちにとってかけがえのない一晩になったことだろう。

ヨガから始まる気持ちのいい秋晴れの朝。

Hunter Mountain Camping Park に気持ちのいい朝日が差す。イベント2日目の始まりはモーニングヨガからスタート。ヨガ講師を囲んでキャンプ場の芝生に女性を中心とした参加者が集合。朝日を浴びながら身体を揺り動かして少しずつ目が覚めていく。清々しい1日の始まりだ!

キャンプ場から覗く山々はうっすらと霧氷がついていた。紅葉と霧氷というすばらしい景色が眺められるのは、冬はスノーリゾートとして運営している標高が高いキャンプ場ならではだ。

アウトドアフィールドで学ぶ大人の授業。

親子で楽しめるダッチオーブン講座に続き、大人向けの教室も開催。「クラフトビール教室」「ミックススパイス教室」「おいしい珈琲の淹れ方教室」の3教室を開催した。アウトドア好きの大人ゴコロをくすぐる魅力的な教室に大人たちは興味津々。

栃木マイクロブルワリーが贈るクラフトビールの世界

「クラフトビール教室」を開催してくれたのは、地元栃木でクラフトビールのブルワリーを商う「栃木マイクロブルワリー」の横須賀さんご夫婦。栃木県産の豊富な農産物を利用し、野菜・果物・ハーブ・スパイスなど多種多様なビールを醸造していて、年間なんと100種類ものビールをつくっているのだとか。

講座のなかではビールの原材料となる麦芽とホップを参加者に配り試食してもらう一コマも。麦芽は香ばしい味わいがクセになりそうだが、ホップの苦みは強烈! これがビールのもとになるなんて……。ホップだけだとおいしいとは言い難いが、その苦みがおいしいビールの元だということを知り、参加していたビール好きの大人たちはおどろきを隠せないでいるようす。ビール好きにとってはとても興味深い講座だった。

会場では栃木マイクロブルワリーの今季のおすすめ2種を販売していた。栃木産とちおとめを使用した、いちごの風味豊かな「いちご白書」と芳醇な麦の味わいが感じられるブラウンビール「ノスタルジー」。ネーミングセンスもなかなか斬新な個性的な絶品ビールだ。

Yakai TO coffee プレゼンツ、おいしい珈琲の淹れ方教室

「おいしい珈琲の淹れ方教室」は東京国分寺のコーヒー店「Takai TO coffee」の高井さんが講師を務める。アウトドアでもおいしくコーヒーを淹れるテクニックを参加者にレクチャー。これでアナタも今日からワンランク上のコーヒーアウトドアライフが手に入る!

コーヒーを淹れるときは豆の量に対してのお湯の量と抽出時間が重要とのこと。注ぐときは粉全体にまんべんなくお湯が行きわたるイメージで、一定のリズムでお湯を注ぎ続ける。

お父さんお母さんが教わるなか、子どもたちも講義に混ざっているすがたも。コーヒーの味わいは子どもにはちょっと難しいけど、淹れ方は一度覚えてしまえばとっても簡単! 子どもも大人もいっしょになってコーヒーを淹れる楽しいひととき。

スパイスの専門店「香辛堂」が贈る、ミックススパイス教室

スパイスの世界の魅力を教えてくれたのは、東京自由が丘に店舗を構えるスパイス専門店の「香辛堂」のマサオさん。今回も大人に混じって子どもたちもなんだか興味津々なようす。

持ってきてくれた複数種類のスパイスから各自好みのものを選んでブレンドし、オリジナルのスパイス作りが体験できる講座内容だ。何種類ものスパイスを混ぜていくと味がまとまって、スパイスとしておいしくなるそうだ。

独特なスパイスの香りに子どもたちもわくわくしながら好みのものをブレンド。砂糖をたっぷり入れたり、子どもたちはやっぱり甘口がいいみたい!? 調合によってまったく違うスパイスができあがるので、みんなそれぞれ個性的な味のスパイスをつくって最後はそれぞれ味見。どれがいちばんおいしかった?

パウダーにする前のミックススパイスがこちら。これをコーヒーミルで引いて粉にしてオリジナルのスパイスのできあがり! オリジナルスパイスミックスがあれば、アウトドア料理ももっと楽しくなってしまいそう。今回のイベントではBBQで肉や魚を焼く際に合う香辛堂オリジナルのミックススパイスも販売していた。

BBQ芸人・たけだバーベキュー直伝! 最強BBQテクニック講座

BBQ芸人のたけだバーベキューさんも講師として登場! BBQの基本となる炭の着火テクニックやBBQのおいしい焼き方を教えてくれるクッキングショーを披露してくれた。

たけだバーベキューさんによるおいしいBBQの極意。エリンギやパプリカ、ピーマン、ナスなどの野菜は切らずにまるごと焼いたほうが水分たっぷりでジューシーにおいしく焼けるそう。そのほか焼きバナナやソーセージのサルサソースがけなどアウトドアで作ってみたいおいしそうなBBQレシピを実演しながら作り方を詳細に紹介。

参加者の目の前で調理し披露してくれた料理はたけだバーベキューさん直々にみなさんにおすそわけ。こちらはレモンペッパー焼きそば。シンプルで簡単な調理法だけど、とってもおいしい! まさにキャンプにぴったりのレシピだ。

栃木牛のステーキも登場! おいしいステーキの焼き方も伝授し、おいしく焼けたステーキは参加者みんなでシェア。

最後は参加者全員に栃木牛の振る舞いBBQ!

なんとイベント最後には栃木牛の振る舞いBBQが行なわれた。たけだバーベキューさんもステーキをたくさん焼いてくれていて、長蛇の列ができていた。

ひと口ずつではあるが、地元高級肉である栃木牛が振舞われ、参加者のみなさんは大喜び。みんな笑顔で会場は最後まで賑やかだった。

ハンターマウンテン塩原内に新たにできるキャンプ場「Hunter Mountain Camping Park」でイベントをとおして一足先にキャンプを楽しんでいった参加者家族は大人も子どももみんな2日間たっぷり満喫したようすだ。

この最高のロケーションで来年から本格オープンするキャンプ場も大いに楽しめるだろう。

SHARE

PROFILE

フィールドライフ 編集部

フィールドライフ 編集部

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

フィールドライフ 編集部の記事一覧

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

フィールドライフ 編集部の記事一覧

No more pages to load