アウトドアの達人たちがハマる遊びの組合せ方
フィールドライフ 編集部
- 2020年11月29日
アウトドアの達人たちは、好きなアクティビティをいっしょに楽しんでいる。それぞれに熟練している必要はあるが、こんな遊び方もあるという達人たちの組み合わせをご紹介。
文◎編集部 Text by Field Life
写真◎長谷川 晋、北野拓也、平田伸也 Photo by Shin Hasegawa, Takuya Kitano, Shinya Hirata
出典◎フィールドライフ No.53 2016 秋号
パックラフティング×ハイキング
ハイカーズデポ スタッフ 長谷川 晋さん
アメリカのロングトレイルをスルーハイクし、現在は日本でのハイキングカルチャー醸成のために活動中。著書に「ロングディスタンスハイキング」(トレイルズ)がある。
必要なスキル
・基本的なパックラフトでの川下りの技術
・テント泊装備+αを背負って歩ける体力
楽しめるフィールド
日本には急峻な川が多いので場所は選ぶが、道具が小さく軽いためにアプローチしやすく、比較的多くの河川を対象にできる。
すべての道具とともに、歩いたり、漕いだり
歩いて川の上流に向かい、パックラフトで下る動画を見たことが始めたきっかけです。歩いてしか行けない場所に行き、道具が必要になる水上を移動することは、この遊び方でしか見られない景色があるということ。それが魅力です。
パックラフトは軽量コンパクトなので、合わせても60ℓほどの荷物。すべて背負って移動できるんです。スキーや自転車のように自分の意思でストップできず、流れを利用して操作するという楽しさもありますね。
トレイルランニング×ボディサーフィン
スカイハイマウンテンワークス オーナー 北野拓也さん
クライミング、マウンテンランニングをベースに、ボディサーフィンやスノーボードなどあらゆるフィールドで遊びまくる。遊びとギアの情報が詰まったショップのブログは必見。
必要なスキル
・ボディサーフィンの技術。波を読む力も必須
・迷わずトレイルを動けるナビゲーションの力
楽しめるフィールド
北野さんはこれまでは四国、福井、石垣島などで遊んできたそう。今後狙っているのは愛媛、北海道の根室、西表島など。
山から海へ、地球を遊び尽くす贅沢
小さなハンドプレーンとフィンを使い、体全体で波に乗るのがボディサーフィンです。始めて3年位ですが、国内の海はもちろん、発祥の地であるハワイにも毎年出かけて楽しんでいます。
ときどき、ランからつなげる遊びもしていて、山から海に下りて、そのまま波に乗るのは最高の瞬間。サーフィンだったら絶対にできない楽しみ方ですよね。ボディサーフィンには十分な泳力や経験が必要ですが、もし興味が湧いたらお店に来てみてください。
スキー×フィッシング
フォトグラファー 杉村 航さん
沢でも岩も雪でも、行けないところはほぼないオールマウンテンフォトグラファー。プライベートでは最近はテンカラ釣りのウエイトが急増中。その腕も上がってきている(はず)。
必要なスキル
・残雪のバックカントリーを安全に滑れるスキー技術
・そこそこの釣りの経験
楽しめるフィールド
スキー場が隣接するような沢はアクセスがしやすい。バックカントリーを楽しみつつアプローチできるところがベスト。
いいことづくめの雪上アプローチ
本州では渓流釣りの期間はだいたい2月中旬~9月いっぱい。でも僕のメインフィールドの長野の沢は5月くらいまで雪が残っていて遡行が難しいんです。少しでも早く釣り始めるためにスキーでアプローチする方法を思いつきました。
雪上だと体も濡れず、藪漕ぎもほとんどなく、スピーディに動けるというメリットがたくさん。キャンプ泊でも、虫のいない快適な夜がすごせます。ただまだ寒くてイワナの活性が低いので、釣りに根気は必要かも。
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文◎編集部 Text by Field Life
写真◎長谷川 晋、北野拓也、平田伸也 Photo by Shin Hasegawa, Takuya Kitano, Shinya Hirata
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PROFILE
フィールドライフ 編集部
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。