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焚き火&薪ストーブをする時の注意ポイント

冬キャンプの主役は、火、火、火! 上手く火と付き合わないと一大事になることも。そこで火をコントロールするための注意点を紹介!

文◎猪野正哉 Text by Masaya Ino
写真◎猪俣慎吾 Photo by Shingo Inomata
フィールドライフ No.54 2016 冬号

火遊びはルールとマナーを守ろう

冬キャンプの良さは虫も少なく、混雑しておらず、じつに快適にすごせるというところにある。しかし大問題なのが「寒さ」だ。寒さが苦手な人は多く、キャンプ場への足が遠のいてしまう。

それを解決してくれるのが、焚き火やストーブの存在だ。いまではさまざまな暖を取れるアイテムが発売され、冬キャンパーも増えてきている。

炎の温もりは、人を癒してくれ、人を集め、団らんをもたらしてくれる。キャンプの一番の魅力は、焚き火やストーブの炎なのかもしれない。

そこで火を扱うときはキャンプ場の規約や自然環境、周りの人たちに配慮し、ルールやマナーも守り、安全な火遊びをしよう。

ここでは焚き火と薪ストーブの最低限の注意点をポイントごとにご紹介。知識を頭に入れておけば、フィールドでも安心だ。

焚き火

キャンプでは定番の焚き火台。オールシーズンでBBQにも焚き火にも活躍する。

焚き火担当

焚き火マイスター 猪野正哉
アウトドアスペース「たき火ヴィレッジ〈いの〉」管理人。焚き火を使ったイベントを開催する。他にアウトドア誌などで執筆活動も。夢は日本全国で焚火をすること。

ポイント1 薪を地面に直置きしない

冬は地面が濡れていることが多く、薪を直置きすると湿ってしまう。枝にひっかけたり、布の上に置いて濡らさないようにする。代用品としてビニール袋も使える。

ポイント2 濡れた枝も中は乾いている

焚き付け用の枝が湿っている場合は、小型ナイフで皮を剥く。表面が濡れていても中は乾いている。剥いだ皮も細かくなることで、乾きやすく燃えやすくなる。

ポイント3 燃やす前に薪を乾かす

市販されている薪も完全には乾いていないので、焚き火台の周りに置いて、なるべく乾かしてから投入する。乾かしている薪に燃え移らないように、つねに見ておくことも大事。

ポイント4 火の粉から服を守る

化繊の服装は防寒対策になるが、火にはめっぽう弱い。ウールのブランケットなどで火の粉対策をすることで、ダウンに穴が開くという悲劇からは免れる。天然素材の服装は比較的、火に強い。

これはNG 落ち葉は焚き火に入れてはダメ

乾いた葉っぱは良く燃えるので、ついつい燃やしたくなってしまう。しかし、風が強いと燃えている状態で飛ばされてしまい、火事の原因になってしまうこともあるので注意を。

焚き火台カタログ

SOTO エアスタ ベース、エアスタ ウイングL
近未来的なスタイルの焚き火台。商品名のとおり、空気の力、流れを最大限に活かせる構造になっている。
【問】新富士バーナー TEL.0533-75-5000

コールマン ファイアーディスク
初心者でも3秒で簡単に設置できるオールインワンモデル。丸みを帯びた焚き火台は斬新かつ新鮮。
【問】コールマン ジャパン カスタマーサービス  TEL.0120-111-957

UCO フラットパックポータブルグリル&ファイヤーピット
収納時の厚さは約3.5㎝。かさばりがちな焚き火台だが、これなら簡単に持ち運べる。2017年3月発売。
【問】モチヅキ TEL.0256-32-0860

薪ストーブ

憧れの薪ストーブ。一見、敷居が高く見えるが、仕組みさえ分かれば、初心者でも使いこなせる。

薪ストーブ担当

フォトグラファー 猪俣慎吾
アウトドアパーティー集団「KIPPIS」主宰。新たなキャンプスタイルを提案、活動中。海外のキャンプスタイルにも注目し、最近はフランスでキャンプを体験。

ポイント1 薪ストーブを使いこなすには薪選びも重要

ストーブ内の温度を上げるには、火持ちが良く、火力がある広葉樹(ナラ、カシなど)を使うのがベスト。針葉樹(スギ、ヒノキなど)でも可能だが、火持ちせず、ススや煙が大量に出るので非効率になってしまう。

ポイント2 キャンプシーンでは火と水はつねにセットで

おろそかになりがちなのが、消火用の水の準備だ。これからのシーズン、火の扱いには十分注意しよう。湿度も下がり、引火しやすくなるので、場所や風などを見極めて、設置しなくてはいけない。クーラーボックスもバケツの代用に使える。

ポイント3 サイズ違いの薪を用意してから焚き付け

着火剤を下に置き、その上に焚き付け用の細い枝、細めの薪、太い薪の順番で重ねて着火。市販されている薪のサイズはさまざまなので、手斧を使い、薪の太さを調整してから投入しよう。

ポイント4 熱の伝わりは炎が教えてくれる

着火してから少しの間は、炎がストーブ内から顔を出す。この状況は、ストーブ全体に熱が伝わっていないことを示す。熱が伝わり温度が安定しだすと、炎も投入口から出てこなくなる。

ポイント5 モクモクした煙は温度低下の合図

白煙は燃えているイメージがあるが、じつは不完全燃焼のサイン。火が安定すると煙は透明に近づく。寒いと大量に薪を投入しがちだが、温度低下の原因になるので注意。

暖を取るためのストーブあれこれ

冬キャンプの必需品としてストーブは欠かせない。キャンパーなら焚き火以外でも暖を取れるアイテムは持っておきたいところだ。

右)薪ストーブ
ヘビーキャンパー御用達として人気。意外とコンパクトになるので持ち運びも便利だ。

中)灯油ストーブ
対流型灯油ストーブ。転倒させても灯油が漏れない構造になっているものだと安心。

左)灯油ランタン
専用のオプションを付けるだけで、ランタンが暖房器具に早変わりする優れもの。

薪ストーブカタログ

ホンマ製作所 時計1型薪ストーブAF-60
発売以来、野外料理、防災用品として幅広い用途で使われている。キャンパーの間でも人気を集めている。
【問】ホンマ製作所 TEL.025-362-1235

テンマクデザイン アイアンストーブ改
薪ストーブとしての基本性能をもち、オーブン料理も可能。キャンパー、DIY愛好者に大好評のモデルだ。
【問】カンセキ WILD-1事業部 TEL.028-651-0570

出典

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PROFILE

フィールドライフ 編集部

フィールドライフ 編集部

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

フィールドライフ 編集部の記事一覧

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