海と山を駆け抜けて。和歌山の魅力に触れる旅
フィールドライフ 編集部
- SPONSORED
INDEX
『バイシクルクラブ』、『ランドネ』、『フィールドライフ』。それぞれの編集部員が集まり、和歌山県の白浜・串本エリアでさまざまなアクティビティに挑戦。大自然を満喫するよくばりな女子旅に出かけてきました!
旅の場所に選んだのは?
東京から飛行機で「南紀白浜空港」まで1時間15分ほど。本州最南端の地で、海や川、山など、絶景スポットが多数。歴史ある温泉も満喫できる、関西を代表するリゾート地。日本一パンダを飼育するテーマパークやエビとカニに特化しためずらしい水族館も見逃せないポイントだ。
心と身体を癒す3泊4日のよくばり旅
おなじ会社で働いているものの、得意分野がバラバラな3人。バイシクルクラブ編集部の山崎さんと、ランドネ編集部の二宮さん、小誌編集部の加藤。いっしょに旅をすることで新しい発見と楽しさがあるかもしれない! と今回の旅を計画。シーカヤックをしたい私と、山とふもとの町歩きを楽しみたい二宮さんに自転車旅をしたい山﨑さん。どうせならすべてやってしまおうということで旅先に選んだのは、和歌山県の白浜・串本エリア。3泊4日のよくばりでアクティブな旅が始まった。
1日目:南紀白浜空港から串本町までの海岸線サイクリングに挑戦
1日目はジャイアントストアで自転車をレンタルし、南紀白浜空港から串本町までサイクリング。
私はロードバイク初挑戦で、約62㎞の道のりを乗りこなせるか不安だったが、「今回のコースはJR西日本のきのくに線が並走している区間だから、初めてのサイクリングでも大丈夫だよ」と山﨑さんに教えてもらって一安心。海沿いを走る道があったり、木々にかこまれた道を走ったり。
思っていたよりもアップダウンがあって、e-bikeをレンタルした二宮さんがスイスイ進んでいるのが羨ましかったけれど、がんばって登ったあとの爽快な下り坂や、途中にある道の駅でご当地もののエネルギー補給が最高だった。
アクティビティ:海岸線サイクリング
和歌山には総距離800㎞におよぶサイクリングロードがあり、バイクラックや修理工具を備えた「サイクリストに優しい宿」に認定されている宿泊施設や、サイクルステーションが点在する。ジャイアントストアで自転車をレンタルして、海沿いの旅に出かけよう!
ジャイアントストア南紀白浜
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町1821ホテルシーモア1F
TEL.0739-34-3196
営業時間:9:00~19:00
定休日:火曜日
立ち寄りスポット
志原海岸
形がクマの横顔に見えることから「ベアーズロック」と呼ばれている岩があり、観光名所として人気の海岸。すぐそばにある道の駅「海来館」では、地元のフルーツを使ったフローズンやスイーツが食べられる。
おすすめグルメ
尾鷲牧場直営売店
本州最南端にある牧場の、しぼりたて牛乳を使用したイタリアンジェラートのソフトクリーム。ミルクのほか、季節ごとに限定の味が登場する。
尾鷲牛乳ソフトクリーム¥250
住所:和歌山県東牟婁郡串本町高富805-1
TEL.0735-62-0447
営業時間:13:00~20:00(平日)、11:00~20:00(土・日・祝)
定休日:不定休
道の駅 すさみ
イノブタまんやフランクフルトなど、すさみ町名物のイノブタを使用したメニューが充実している。敷地内には、エビとカニ専門の水族館もある。
イノブタまん ¥300
すさみブルーなくり~むソーダ ¥530
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808-1
TEL.0739-58-8888
営業時間:9:00~17:30
定休日:不定休
宿泊するならここ!
フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本
国の名勝天然記念物である、橋杭岩の目の前に建つホテル。空のグラデーションと橋杭岩のシルエットが幻想的な日の出の時間をねらって写真を撮るのがおすすめ。
住所:和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川字牛越1579-1
宿泊予約:06-6743-4750(日、祝、年末年始休み)
料金:1泊1室2名利用 ¥14,500
2日目:国の名勝天然記念物に指定されている橋杭岩をシーカヤックで周遊
2日目は、国の名勝天然記念物にも指定されている橋杭岩の日の出を見るために、ちょっぴり早起き。海から昇る朝日が海に反射して、幻想的な瞬間だった。
午前中はこの橋杭岩を周遊するシーカヤックツアーに参加した。ガイドの青木さんにパドルの使い方を教えてもらってから出艇!キラキラ光る水面の上で、心地よい風を感じながら夢中で漕ぐとあっという間に橋杭岩に近づいた。間近で見る岩は大迫力! 青木さんに橋杭岩の起源や特徴のある岩の名前を教えてもらい、充実した時間だった。
アクティビティ:橋杭岩シーカヤックツアー
蒼く美しい海を漕ぐ爽快感と開放感を、全身で感じられるシーカヤックツアー。大小約40の岩が連なる橋杭岩を周回するコースで、自然をたっぷりと感じられる。ガイドさんが参加者に合わせてていねいに教えてくれるので、初めてでも安心だ。
ビーチハウス・ラパン
住所:和歌山県串本町くじの川1597
TEL.090-3356-8305
営業時間:4~10月 9:00~17:00
定休日:水曜日
立ち寄りスポット
樫野崎灯台
明治3年に初点灯した、島の東端の断崖に位置する石造りの灯台。螺旋階段を登ると、はるか先まで海が続く大パノラマ。灯台の周囲にはかつて常駐していたイギリス人技師が、故郷を思って植えたといわれるスイセンがいまも群生している。冬には花が咲き乱れ、甘い香りにつつまれる。
おすすめグルメ
紀州なぎさの駅 水門まつり
串本はマグロの養殖もさかんな町。くしもと大橋や養殖いけすなどの海景色を眺めながら、漁港直送の新鮮な魚料理を堪能できる。
よしだ本鮪丼定食 ¥2,200
住所:和歌山県東牟婁郡串本町串本1557-20
TEL.0735-62-7787
営業時間:11:00~15:00
定休日:なし
nagi
国産小麦や自家製酵母の材料にこだわるベーカリー。併設されたカフェでドリンクとともに食べることも可能。午後には売り切れる場合もあるのでお早めに。
毎日50種類以上のパンがならぶ
住所:和歌山県東牟婁郡串本町大島1158
TEL.0735-65-0065
営業時間:9:00~18:00
定休日:月・火曜日
3日目:嶽の森山で美しく静かな森歩きを楽しむ
3日目は関西百名山のひとつである嶽の森山(だけのもりやま)へトレッキング。樹林におおわれた雄嶽と、古座川の雄大な景色が見渡せる雌嶽の双耳峰。コースタイム約3時間の低山ながら急峻な岩峰で形成されている。
途中のナメトコ岩や豆腐岩、熊野古道を思わせる美しく静かな森など、バリエーション豊かな道で、頂上に着いたときには満足感たっぷり。初登山だった山﨑さんも「森歩きって気持ちいいんだね」と満足そうで、山に登る楽しさを知ってもらえた気がしてうれしかった。
トレッキングをしたあとは自転車で滝の拝へ行き周辺を散策し、古座川にある潜水橋にも寄り道をした。落ちないようにドキドキしながら橋を渡りきると、なんだか気持ちのいい達成感があふれた。
アクティビティ:嶽の森山トレッキング
古座川町のシンボルである、一枚岩の対岸にそびえる嶽の森山は雄嶽と雌嶽からなる双耳峰。ともに標高は370mほどだが、低山とは思えない景色が広がる。道中にあるナメトコ岩は年月をかけて削られていき、透きとおった水の流れ道になった。
アクセス
JR紀伊本線古座駅から車で約20分。道の駅一枚岩モノリスに駐車場がある(18台)。駐車場から登山口までは徒歩10分ほど
立ち寄りスポット
滝の拝
和歌山県の天然記念物に指定されている滝で、岩には自然が作り出した大小さまざまな穴が空いている。夏は中央の滝つぼにアユが密集し、それを素針にかけて釣る人たちでにぎわう。毎年7月ごろには、ボウズハゼやヨシノボリの滝登りを観察することもできる。
おすすめグルメ
道の駅一枚岩 モノリス
町内のジビエやゆずなどの特産品を使ったメニューが充実。キャンプ場やバーベキュー施設、レンタサイクルなど古座川を満喫できる拠点だ。
モノリスバーガー ¥1,200
住所:和歌山県東牟婁郡古座川町相瀬290-2
TEL.0735-78-0244
営業時間:9:30~17:00(平日)、8:30~17:30(土日祝)
宿泊するならここ!
大きな窓から中庭を眺めて入浴できる大浴場と、地元の新鮮な食材を使った料理が魅力の温泉宿。紀州材を使用した家具に囲まれたロビーでは、地域の人が寄贈したおすすめの本を読むことができる。日帰り入浴も可能。
南紀月の瀬温泉ぼたん荘
住所:和歌山県東牟婁郡古座川町月野瀬881-1
TEL.0735-72-0376
料金:1泊朝食付き(平日)¥8,950~
4日目:古座川町から南紀白浜空港までのサイクリング
4日目は古座川町から南紀白浜空港までサイクリング。海側を走るので行きよりも海が近く、4日間の旅の充足感に包まれる道のりだった。
キラキラの青い海や澄み渡る川、緑あふれる森。やりたいことをすべて叶えて、串本を楽しみつくしたアクティブなよくばり旅。心も身体も癒された、あっという間の4日間だった。
おすすめグルメ
ブッシュ ド コーヒー
すさみ八景に選ばれている「婦夫波」が目の前に広がるカフェ。窓一面に広がる海を見ながら、釜で焼いたピザが食べられる。スイーツメニューも豊富。
マルゲリータ ¥1,300、ブルーブッシュ ¥520
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町見老津2-1
TEL.0739-33-7400
営業時間:11:00~18:00
定休日:木曜日
※新型コロナウイルス感染拡大防止につき、県をまたぐ移動は各都道府県のガイドラインに従ってご検討ください
SHARE
PROFILE
フィールドライフ 編集部
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。