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秋到来が先延ばし。海遊びのシーズンが長くなる今年はシーカヤックデビューのチャンス!

シーカヤックデビュー

手漕ぎの小さな舟で海を渡るシーカヤッキング。水に触れる遊びだから、デビューは夏向き。……なのですが、残暑が厳しい今年は秋も狙い目のシーズン。魅力にあふれる国内の各地フィールドでシーカヤックを始めてみませんか。

文◉福瀧智子
写真◉亀田正人

全長5mほどの小さな舟シーカヤックは、手漕ぎで海の上を滑るように移動できる旅の道具だ。海況がおだやかであればビギナーでも人が歩くほどの時速2〜3km、上達すればジョギングほどの時速5〜7kmで海を渡ることができる。

なかでもツーリング用のシーカヤックは前後にハッチと呼ばれる荷室があり、キャンプ道具や水、食糧、鍋釜のほか、クーラーごとキンキンに冷えたビールだって運ぶことができる積載量を備えている。そのよさを活かして“キャンプ”を海旅に組み込めば、たんに海上を漕ぐだけの遊び方よりアウトドア要素がさらに高まり、星空の下で眠ることが大好きな人をたちまち虜にしてしまう。

現在配布中のアウトドアフリーマガジン『フィールドライフ2024年秋号』では、連載の「だれでもキャンプ料理の王様」を今回は特別編とし、沖縄県・伊平屋島(いへやじま)へ海旅に出たレポートを掲載している。

チラッと写真をお見せすれば、こんな感じ。

▲伊平屋島は沖縄県最北エリアにある有人島。本島北部にある運天港からフェリーで80分ほど。今回は無人島含めキャンプで2泊した
▲伊平屋の海はサンゴが元気で魚が豊富。恐ろしいほどの透明度のよさで、ダイバーの間では“伊平屋ブルー”として知られている(写真提供:Mermaid Reef
▲現地の案内は「サンウェーブカヤックス」のシーカヤックガイド運天陵さんが担当(超料理人です)。全国各地の海沿いに、その周辺を熟知したシーカヤックガイドが活動している
▲連載の本分である料理も忘れずに。現地で調達した野菜や魚を用いたレシピを3品誌面にて掲載している
▲携帯の電波も届かない無人島の浜で1泊。海のない国ならこんな遊びはなかなかできない

今年は思いのほか夏が長引きそうで、連日の暑さにゲンナリしている人もいるだろうが、見方を変えてみれば、例年なら夏の時間が足りなくてつい先送りにしていたシーカヤックデビューのチャンスがあるということ。賑わう夏休みシーズンが終わり、気軽に参加できるガイドツアーも増えているはずだ。夕方以降は真夏より浜の気温が下がり、むしろこれからがキャンプ絡みのシーカヤックツアーにオススメの時期ともいえる。

さて最後に、秋以降にそんなシーカヤックをぜひ始めたいという人にオススメなアイテムを3つご紹介。「だれでもキャンプ料理の王様」の小雀陣二さんが2年前からアンバサダーを務めているアウトドアブランド「ヘリーハンセン」のアイテムだ。

海遊びでなにをおいてもまず備えたいのがフローティングベスト。こちらは動きやすさと軽さを特化させた「HHアクティブベスト」。肩回りがスッキリした設計で腕の可動粋が広く、背面は4つのパーツに分けた浮力体を入れることで体の動きに追従するようになっている。全面ブラックのクールなデザインで、着用姿がスタイリッシュなのもまたいい。

こちらは水陸両用ウエアとして活躍する「ロングスリーブリファテッククルーティー」。発汗量の多いアクティビティ向けのカットソーだが、速乾性と通気性の高いダブルメッシュ構造のLIFA生地を使っているため、シーカヤックから海に飛び込んだあとも乾きが速く、肌離れもいい。しかも紫外線カット率が90%以上あり、海遊びにありがちな重度の日焼けも回避できる。小雀さんが着用しているような、同素材のフーディタイプもある。

そしてこちらが「チームドライキャップ」。海上の向かい風にも飛ばされないよう深く被ることのできるデザインで、その分耳に縁が干渉しないように少しラウンドさせたパターンを採用している。つば部分と本体のつなぎ目を一体化させることで肌との接触もやさしく、パドルから手が離せないような状況下でもストレスが少ない。

とりあえず、これらを使って全国にあるシーカヤックガイド会社の初心者ツアーに参加してみるのが吉! 行かないのなら、私が行っちゃいますよ!

なお、『フィールドライフ2024年秋号』はWebで読むことも可能。特集はアルプス最奥や聖地巡礼、南国の島旅などを訪ねる「旅して感じる日本の絶景」。ぜひ、ダウンロードしてみてほしい。

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PROFILE

フィールドライフ 編集部

フィールドライフ 編集部

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

フィールドライフ 編集部の記事一覧

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

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