BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

MacBookとiPadの両刀使いに朗報! 次期OSでiPadがサブディスプレイに

デュアルディスプレイ必須の人は、出先でiPadをサブディスプレイに

筆者はまだ、机上のディスプレイがブラウン管だった20年位前から、デュアルディスプレイで仕事をしてきたので、サブディスプレイがないとどうも不自由に感じてしまう。

原稿を書く時の資料を置いたり、セレクトした写真を置いたり、カレンダーや、メールアプリを置いたりする。そうすると、メインのディスプレイを書いている原稿だけにして仕事に専念できる。

最近では症状が高じて、海外出張には、ご覧のようにASUSのZenScreenという15.6型のモバイルディスプレイを持っていくようになった。

さらに、ページのラフを描いたり、手書きの方が便利な資料を作ったりする場合に、iPad Proも使う。かくして、今回のWWDCの出張では、ホテルの部屋でトリプルディスプレイ……的な状況になっていた(iPad ProはそのままiPad Proとして利用)。

ただ、これでは荷物が重すぎる。

そんな私にとって、気になる機能が今回のWWDCで発表された。それが、Sidecarだ。SidecarはMacのサブディスプレイとして、iPadを使う機能だ。

秋にローンチされるmacOS 10.15 CatalinaとiPadOS 13の組合せにアップデートすることで利用できるようになる。デモではiPad Proが使われていたが、iPad 9.7やiPad Air、iPad miniでも問題なく利用できるとのこと。

「Apple iPad Pro」をAmazon.co.jpで見る

他にも、同様のサービスを提供するアプリはあったが……

もちろん、過去にDuet DisplayやLuna Display、Air Displayなど、数多くの同様のことができるアプリがあったことは知っている。そのうちのいくつかは使ったことがるのだが、何時間も作業していると、反応が鈍くなってくることが多かった。そこで、諦めてモバイルディスプレイを買ったのだ。

Luna Displayのドングルを使うタイプのは、遅延がない……と聞いてはいたのだが……過去のたいてい使っているうちに遅延が大きくなってきていたので、諦めてしまっていたのだ。

そこへこの知らせ。私のメインマシンはMacBook Proの13インチだが、たいていiPad Pro 12.9インチも持ち歩いているので、ほぼ同寸のディスプレイ2台として活用できるなら、かなり便利だ。

もちろん、アップルが、自分のところのApp StoreでビジネスをしていたDuet Display、Luna Display、Air Displayなどのビジネスを押しつぶすようなことをするのはひどいな……と思うけれど。上手く成長してきたサービスを、アップルが取り込んで押しつぶしてきた例は枚挙にいとまがない。また、それを躊躇していてはアップルのような会社は成功を収められないのだろう。とはいえ……ひどいなとは思うが。

おそらく、純正で実現したからのは、長時間使っても遅延が積み重なって行ったりはしないのだろう、ちなみに、設定は有線接続のディスプレイのように環境設定で行うのではなく、画面右上のアイコンから行う。ちょうどAir Playの接続先のように。

なんと、サブディスプレイだけじゃなく、液タブに!

さらに、接続先がiPadだからこその素晴らしい特典も付く。

そのSidecarで外部ディスプレイとして接続したiPadは、対応アプリケーションであれば、Apple Pencilに反応するマルチタッチディスプレイとして機能するのだ。これはすごい。つまりは、パソコンに繋いだ液タブのように機能するのだ。これはAir Displayだけでなく、Wacomにもダメージがありそうだ……。

といいつつも、いつもMacBook ProとiPad Proを一緒に持ち歩いている僕としては、かなり嬉しい。これら2つを持ち歩くことで、MacBook Pro、iPad Proという単体の機能だけでなく、デュアルディスプレイのMacBook Pro、液タブを接続したMacBook Proとして使うこともできるのだ。

2台のマシンを持ち歩くことで、3倍にも4倍にも機能が広がるということで、これはとても嬉しい。

SidecarはUSB-CやLightningコネクターによる接続経由でも動作するし、Bluetoothでも動作するという。

対応アプリは以下の通り、Final Cut Pro XやAdobe Illustrator、iWorkによる文書のマークアップなどにも使える。

このような効果的な連携機能は過去になかったんじゃないかと思うほど、MacとiPad両者の連携を活かすいい連携だ。毎日重いMacBook ProとiPad Proを日々持ち歩いてる私としては、ローンチがとても楽しみだ。

※WWDC 19で発表された、秋にローンチされるiOS 13について現地からレポート中。

flick! digital (フリック!デジタル) 2019年7月号 Vol.93の購読はこちら

『フリック!読み放題プラン』なら月額300円(税別)で、過去のフリック!と関連ムック150冊以上が読み放題! 2週に1度の有料記事も読めるので、お得なこのプランへの加入もぜひ!

flick!読み放題プラン

(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2019年7月号 Vol.93』

(村上タクタ)

SHARE

PROFILE

flick! 編集部

flick! 編集部

各電子雑誌配信ストアから配信される電子専用マガジン。デジタルは好きだけど使いこなせてない、これから活用したい人たちへ、最新ガジェットやウェブサービス、アプリ情報を配信。

flick! 編集部の記事一覧

各電子雑誌配信ストアから配信される電子専用マガジン。デジタルは好きだけど使いこなせてない、これから活用したい人たちへ、最新ガジェットやウェブサービス、アプリ情報を配信。

flick! 編集部の記事一覧

No more pages to load