新型のAirPods Proは、耳の機能を拡張するデバイス。唯一の欠点は……
- 2019年11月05日
他のアップル製品と連携してくれるからこそ意味がある
BOSEやSonyのノイズキャンセリングヘッドフォンと較べてどうか? なんて質問を受けるけど、実はそこにはあまり意味がなくて、やっぱりAirPods ProはAirPodsの進化系。
以前も書いたけど(https://funq.jp/flick/article/429178/)、アップル製品の一番の快適さは、シームレスな連携にある。これが多くのアップル製品を併用している人以外には伝わらない。
たとえば、多くの人が体験している例でいうとAirDropの簡単さ。
中学生や高校生でも、iPhoneを欲しがる一番の理由は、仲間とAirDropで写真や動画などのファイルをやりとりしたいかららしい。Androidだとその輪に入れない。設定やパスワードのやりとりなく、セキュリティの心配も少なく、シームレスにファイルを送り合える。アップル製品を複数使っていると、この障壁のない便利さが、生活を包んでいく。
たとえば、AirPods Proは、はじめて使う時にケースを開くと、近くにあるiPhoneに『接続』のボタンが浮かび上がる。それをタップしたら、もう音楽を聞ける。他の設定は何も要らない。
iPhoneとの連携が終了してApple Watchを見ると、もうAirPods Proと連携していて、ボリュームの調整や、ノイズキャンセリングのオンオフ、外部音取り込みへの切り換えがApple Watchからも行える。同様に、普段使っているiPadやMacのサウンドタブにもAirPods Proが現れている。同じiCloudアカウントでログインしているデバイスだと、新たに連携する必要はないのだ。
iPhoneを置いたまま外出しても、Apple WatchとAirPods Proの連携だけで音楽を聞くことができる。
Mac、iPad、iPhone……どのデバイスからも書類を見ることができるし、Apple Watchでお金を払えるし、iPhoneで検索した地図のルートはApple Watchがナビゲートしてくれるし、すべてが連携して繋がっているのだ。
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。