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最後に登場したミラーレスの真打ち! キヤノン EOS R5登場! 価格と発売日は?

約4500万画素、秒間20コマ、常用 ISO 5万1200で、46万円!

キヤノンからEOS R5が発表された。

発売日は7月下旬。価格は46万円(税別・参考価格)。

CMOSセンサーは新設計の約4500万画素、常用ISO 5万1200、メカシャッターで12コマ/秒、電子シャッターで20コマ/秒を実現。そして、動画撮影では、ついに8K DCI/UHD 30P撮影が可能に。4K DCI/UHD なら、なんと120P/60P撮影。
画像処理エンジンでは、EOS-1D X Mark IIIと同じDIGIC X。

そして、ついにEOSとしては初のカメラ5軸手ブレ補正を搭載。レンズ側と合わせると約8段分の手ブレ補正効果を実現。

AFは見える範囲のすべてでピントが合うほぼ100%の測距エリアを実現。最大で1053分割という細分化した測距エリアを実現。

ディープラーニング技術を使って被写体認識能力を向上させたEOS iTR AF Xを搭載。人間の瞳はもちろん、犬猫鳥の瞳、斜めの顔や、ヘルメットをかぶった頭部、後ろ姿なども認識し、AFで追従できるようになった。

ストレージはCFexpressとSDのデュアルスロット。さらに最新のimage.canonのクラウド機能に初対応。撮った写真はWi-Fiに接続されると自動的にクラウドに送られ、設定されたパソコンのストレージに保存されるようになる。

さらにバッテリーは従来のLP-E6Nとまったく同じサイズで、1,865mAh→2,130mAhに容量を拡大したLP-E6NHを搭載。

本体はマグネシウム合金製、シャッター耐久は50万回というEOS-1D X Mark III同等の最強の耐久性を確保している。

EVFは約576万ドットの高精細なもので、約120fpsのフレームレートを実現。EOS Rは369万ドットで、約60fpsだから、高精細かつラグのない高速なファインダー映像が得られる。

操作系もEOS Rでちょっと謎だったマルチファンクションバーをやめて、電子ダイヤルをひとつ増やして本体側に3つ、さらにマルチコントローラーを設け、EOS 1Dや5D系を使い慣れた人がそのまま移行できる操作系となった。

つまりは、現在望み得るすべてを搭載した、キヤノンのミラーレス機がようやく登場したということだ。

レンズも充実したところで、一部のプロは乗り換え可能なR5

これは何を意味するか?

つまり、EOSのフラッグシップの、少なくとも一部分はミラーレス機となったということだ。EOS-1D X Mark III、EOS 5D Mark IVを一部凌駕した性能を持ち、プロユーザーも乗り換えることもできるということだ。

EOS Rは多分に実験的なモデルだった。

操作系的にも実験的にだったし、スペックとしてもEOS-1D X Mark III、EOS 5D Mark IVを越えるものではなかった。そして何より、レンズがなかった。

しかし、今や、プロユーザーが基本として、必要とするF2.8通しの、15-35mm、24-70mm、70-200mmは用意されてるし、F1.2の85mmや、F2通しの85mmなど従来のEFレンズでは実現不可能な性能を持つレンズもラインナップされている。

もちろん、シフトレンズや魚眼系のレンズ、超望遠レンズなどはまだラインナップされていないが、少なくとも望遠系はマウントアダプターを使って接続しても性能の低下は少ない。つまりは、多くの仕事はカバーできるようになっているし、従来のEFレンズでは不可能だった映像表現が可能となりつつある。

ここが最後の分水嶺だ

そこで我々は大命題に直面する。

EOSシリーズから、EOS Rシリーズに乗り換えることは可能なのだろうか?

もしくは、SONYのα7系など、他社製品に乗り換えるのだろうか?

EOS R5の登場によって、我々は先送りにしてきたこの命題に取り組むことになる。

もちろん、何を撮るのか? どんな仕事をするのかによって、その回答は違うだうから、簡単には答えられない。しかし、ここが分水嶺、ターニングポイントだ。

旧来のEOSシリーズにしがみついていても、もうEFレンズを買い足していくのもいかがかと思う。EOS R5に乗り換えるのか? SONY α7に乗り換えるのか? その決断をする時がやってきたのだ。

(村上タクタ)

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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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