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激動の2020年を総括。そして、2021年をどう迎えるか?

2月後半から、5月いっぱいが一番苦しい時期だった

さて、2021年最初の有償コンテンツは、2020年の総括と2021年の展望についてお話したいと思う。

というか、この記事を書いているのは、2020年の年末なのだが、2020年は本当に予想のつかない驚くべき1年だった。

2020年の初頭に、そこから始まる1年のことを予想していたことを考えると、1年先の事を予想するなんてまったく愚かしいことのようにさえ思える。が、予想せずに未来に突っ込んでいくのと、あるていどの予想を立てて、そこに向かって進むのでは、当然のことながら開けていく未来が違うのだから、やはり予想はした方がよい。

ともかく、2020年は、コロナの影響に翻弄された1年だった。

武漢で最初の感染が始まったは2019年年末のことだったそうだが、その時、我々はそれが世界に広まるとは知らなかった。自分たちが影響を受けるのではないか……と感じ始めたのは2月に入ってからだったと思う。弊社は、たしか2月25日から在宅勤務推奨になったと記憶している。私が知る限りでは、大規模な企業で在宅勤務に踏み切ったのはGMOやNEC/レノボなどが早かったように思う。

この頃から、flick!でも取材がままならないこともあって、在宅勤務やリモートワークに関する記事を特集にしはじめた。最初は正直、苦し紛れだったのだが、多くの人がオンラインで仕事をしなければならない状態において、それは必要な記事だと気付いた。

全国小中学校の臨時休校が要請されたのが、3月2日。埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県に対し緊急事態宣言が発令されたのが4月7日。

3月に入ると当然のことながら取材もままならない。6月20日発売で出すはずだったムックは内容を変更し『デジモノ超愛用品リモートワークスタイル』という雑誌を作った。こちらは、ほとんど在宅で作った本にも関わらず、非常に好評をいただいた。

リモートで作ったリモートの本『デジモノ超活用術リモートワークスタイル』本日発売!!

リモートで作ったリモートの本『デジモノ超活用術リモートワークスタイル』本日発売!!

2020年06月11日

その後、5月25日には緊急事態宣言が全都道府県で解除され、取材などの自由はある程度増えたが、基本的には従来と違う距離感で行うことを余儀なくされたし、以後、第2波、第3波と、その時々の状況に対応せざるを得なかった。取材は常に対象があり、フリック!の場合『取材させていただく』というスタンスのものであるから、こちらのスタンスよりも、取材対象の方のスタンスを優先すべく行動したが、それはなかなか気を遣うものだった。

なかった発表会、行きたい発表会

そして、フリック!にとって影響が大きかったのが、海外取材、アップルの発表会に行けなくなったことだろう。たらればではあるが、このような状況でなければ、3月にはLiDAR搭載のiPad ProとMacBook Air、6月にはWWDC、9月にはiPhoneとApple Watch、10月にはiPad Air 4、11月にはM1 Macの発表会が開催された可能性がある。これだけの発表会のレポートを現地からお送りできると、さぞかし充実した1年になっただろうなぁ……とは思う。少なくとも、WWDCとiPhone発表会と、M1発表会はあったはずだ。

アップルはオンラインの発表会を非常に上手に行って、KeynoteをApple Parkからティム・クックが届ける番組のような仕立てにして、オンラインで発表会を行った。非常によくできたムービーではあるが、それでも新製品発表会が行われないというのは残念に思う。

ただ、感触として感じたのは、アップルという会社は、どれほどオンラインでの発表会を上手に行えても、基本的にはフィジカルなコミュニケーションを好むのだろうと思う。アルミとガラスの美しさに触れ、肌触りを感じたレポートを期待されていると思うのだ。

また、アップル製品の開発や、ソフトウェアの開発は自宅でできるようなものでもないだろうし(誰かがバーに忘れるどころではない)、アップルは世界中のリモートワークを支える企業であるにも関わらず、意外とフィジカルな部分が欠かせない会社なのではないだろうか(とはいえ、知る限りでは、著しく出社が制限されているようだが)。また、取材に行ける日が来ることを、祈るような気持ちで待っている。

9月のiPhoneの発表会には行きたい

というわけで、2021年の展望だ。

コロナ禍の収束については、誰にも分からないことではあるが、日本でも2月末頃から接種が開始されるということなので、楽天的に考えて6月頃にはある程度、行動可能になっているのではないだろうか?

もちろん、ワクチンを打ったからとて

出典

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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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