ホテルプロデューサー龍崎翔子さんがビデオ会議で空間をつなぐ【Webex Desk Camera】
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若くしてホテル経営に取り組まれている龍崎翔子さん。現在、京都、大阪、湯河原、そして北海道の層雲峡……と全国各地でホテルを経営。複数の地域のホテルをビデオ会議やクラウドサービスなどテクノロジーを自在に使いこなして経営してる。そんな新しい世代のホテル経営者に『空間そのものが繋がる』と感じられるほど高精度な映像と音声を提供するWebex Desk Cameraの魅力を聞いた。
「Webex Desk Camera」
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カメラの向こうの人への『おもてなし』
「会議室の引き出しに入れていて、オンラインイベントに登壇させていただいた時や、大事なミーティングの際にいつもWebex Desk Cameraを使っています。オンラインでのコミュニケーションは、表情がちゃんと伝わることが大事だと思うので、ビデオ会議用のカメラのクオリティを上げるのは、一緒に仕事をする方や、視聴して下さってる方へのおもてなしだと思います」と龍崎さん。
Webex Desk Cameraはシスコシステムズが販売する、4K映像を撮影可能なハイエンドウェブカメラだ。USBケーブル1本で簡単にパソコンに接続し、画質と音質を飛躍的に向上させることができる。
「デフォルトのカメラより画質が良く、顔色も明るく見えるとみんなに言われます。複数人で会議している画面の中でも、Desk Cameraを使っている私だけきちんとライティングされているようにきれいに写ってるみたいです。ビデオ会議って、部屋の中央の照明や窓が背後になって逆光気味になることも多いと思うのですが、そんな状況でもちゃんと修整して明るい顔色にしてくれててすごいなって思います」
たしかに、表情が見えると安心するし、メッセージも伝わりやすい。画質だって高い方がいい。ホテル経営者である龍崎さんらしい視点だ。
部屋の空気感まで伝わるような高画質でミーティングをしている相手と空間が繋がっているような感じさえするWebex Desk Cameraは龍崎さんのニーズにピッタリの製品だといえるだろう。
ここではまず、少し遡って龍崎さんがホテル経営を志すにいたった理由、ホテル経営に込めた想いをうかがって、それからWebex Desk Cameraについての詳細な感想をうかがおう。
8歳の時のアメリカでの体験で、ホテル経営を志す
彼女がホテル経営者を志したのには理由がある。
「8歳の頃、父親の仕事の関係でアメリカに行き、車でアメリカを横断しました。1カ月半ほどかかったのですが、まだ幼かった私には延々と車で走る日々は退屈でした。唯一の楽しみは夜に泊まるホテルだったのですが、どこも画一的で同じようなホテルで『私なら、もっと地域の空気感を織り込んだホテルを作るのに!』と子供心に思ったのが、ホテル経営者を目指した原体験でした」
おそらくお父様はグランドキャニオンや、地平線まで続くルート66などを見せたかったのだとは思うが、8歳の子が1日中車の後部座席に押し込まれてては、退屈だと思うのも止むを得ない。
「そんな中、ホテル群で有名なラスベガスに行った時にサーカスサーカス(館内にカジノはもちろん、プールやジェットコースターまである有名ホテル)に泊まることができて……そこは本当にエンターテイメント性に富んだホテルで『ホテルにもこんな可能性があるのか!』と思いました」
「ホテル経営者という仕事があると知ったのは、小学生5年生の時に読んだ小説がきっかけでした。主人公達が商店街の福引に当選してハワイに行く話なのですが、ハワイの宿泊先でホテルの経営者が登場します。幼い時は、ホテルの仕事といえば、フロントマンやベルボーイなど目に見える部分のイメージしかなかったのですが、その後ろに『ホテル経営者』という裏方の仕事があるんだとその時に知りました」
以来、「ホテル経営者になることを目標に、自分が泊まりたいようなホテル像を構想してきました」とのこと。
富良野のペンションから始まったホテル経営
大学進学後、渋谷のホテルでの修行期間を経て、お母様と一緒に北海道・富良野へ旅立った。
富良野にはもともと縁はなかったのだが、夏はラベンダー、冬はスキーと四季の変化を楽しむ旅行客で賑わうこの街に可能性を感じたのだという。
運良く、スキー場近くで廃業予定だったペンションの経営者と巡り会い、宿を譲り受け、少しだけ修繕をしてから営業を始めたのだという。始めはふたりともホテル経営やビジネスの勝手を知らず、身の回りの人にサポートしてもらいながら取り組んだというが、世界各国から集まるゲストにも恵まれ繁盛し、毎日忙しく切り盛りする宿になったという。
『ライフスタイルホテル』という提案
富良野にホテルを開業した翌年、青春時代を過ごした街である京都にホテルを開業した。続いて大阪にも。龍崎さんにとって2つめのブランド『HOTEL SHE,』の始まりだ。
リーズナブルなホテルといえばビジネスホテルがあるが、若い人たちが友達や恋人と泊まるには向かない。バブル時代なら若者も背伸びして、高級なホテルに泊まったりしたものだが、今の若者は身の丈にあった価格帯のものを良しとする。つまり、若者の経済感覚にマッチしていて、かつ居心地が良く、スタイリッシュで、ちょっとした非日常感を楽しめるホテルが必要とされていたのだ。
HOTEL SHE,はそんな『ライフスタイルホテル』とでも言うべき存在。
龍崎さんが選んだのは、いずれもこれまでホテル事業に向くとは思われていなかった場所だったが、HOTEL SHE, KYOTOは、そこから京都観光に繰り出すにはピッタリの立地。HOTEL SHE, OSAKAも、港湾地帯という印象の場所だが、実はUSJや、海遊館、そしてアイドルのライブが数多く行われる大阪ドームからすぐ近くという立地にある。
若者が泊まりたいと感じるホテルを、若者にとって便利な場所に、若者にフィットする価格帯で提供する。あたり前のようだが、これまでなかったタイプのホテルだ。龍崎さんのプランニングの的確さを感じる。むしろ、なぜ誰もこのマーケットに目をつけなかったのかと思うほどだ。
たとえばHOTEL SHE, OSAKAでは、それぞれの部屋には、レコードプレイヤーが備え付けられ、部屋やロビーにあるレコードをかけることができる。部屋ごとに異なるアートやクッションが置かれ、訪れるたびに新たなインプレッションを感じることができる。
ロビーには広くL字型のソファーが置かれ、カフェやバーカウンターも併設されており、旅する人たちの間に自然なコミュニケーションが生まれるようになっている。
そんな龍崎さんの感性のシャープさは、その後前オーナーから運営を引き継いでオープンした、神奈川・湯河原の『THE RYOKAN TOKYO』、北海道・層雲峡の『HOTEL KUMOI』でも存分に発揮された。
活動範囲は単なるホテル経営に留まらず、泊まれる音楽フェス『平成ラストサマー』、大阪ベイエリアのガイドブック『OSAKA BAY DIARY』の制作、唐津の『HOTEL KARAE』のキックスタート支援……など、コンサル、プロデュース、メディア領域に至るまで多岐にわたる。
現在の外出が抑制される状況は、ホテル業界にとっては大変な苦境といえるが、そんな状況下でも自分好みの宿を探せる、新たなホテル予約システムCHILL’NN(チルン)をスタート。『未来に泊まれる宿泊券』を買えるようにしたりと、他のホテルも巻き込んだトレンドを起こしている。
THE RYOKAN TOKYOではホテルにカンズメになる作家気分を味わえる『原稿執筆パック』、『積ん読解消パック』などユニークな宿泊プランを提案したりと、龍崎さんやそのチームのアイデアと行動力はとどまるところを知らない。
ビデオ会議もビジネスチャットも使えるからこそできる新しい経営
そんな龍崎さんには、旧来のホテル経営者にはないもうひとつの武器がある。
それは、テクノロジーを使いこなすのが当たり前の世代だということだ。
ウェブや、SNSの利用に長けているのはもちろん、全国各地でホテルを経営している龍崎さんにとって、ウェブサービスの利用は必要不可欠。
日常的にビデオ会議を使っているのはもちろん、全スタッフが常にビジネスチャットで情報共有しているし、Google Docs、Spreadsheetなども活用して、経営に必要な数値情報や、書類を共有している。
もし、これまで普通に経営していたホテルが途中から導入しようとしたら、大変な苦労を必要とするホテルもありそうだが、『オンライン』が前提の世代の龍崎さんにとっては、むしろいつでも、どこにいてもデータを共有できるクラウドサービスの利用は自然なことだった。スタッフ全体が若いスマホ世代であることも、自然にウェブサービスを活用できている理由のひとつだろう。
「もともと、ホテルには共有しなければならない情報がとても多いんです。従来は『○○号室にお泊まりのお客様には○○のアレルギーがあるから○○抜きのお食事の用意を』というような手書きのメモが行き来していましたが、ビジネスチャットで共有した方が確実です」
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ホテルの空間と空間をつなぐようなWebex Desk Camera
こういう状態になる前からビデオ会議も頻繁に行っていた。なにしろ、全国各地に経営しているホテルがあるのだから、それぞれのリーダーと話をしたり、全社ミーティングをしたり、特定のチームの人だけを集めたり……と、ビデオ会議は必要不可欠なツールだった。
「いつでも、日常的にビデオミーティングをしています」という。
そんな龍崎さんにとって最新の4K撮影が可能で、クリアな音声も取得可能なウェブカメラ『Webex Desk Camera』は大きなメリットをもたらしてくれているという。
「まるで、両方の空間が繋がっているみたい」と龍崎さんが表現するDesk Cameraは4K画質で、視野角81°と広い範囲を撮影可能。龍崎さんのようにホテルの部屋の中を見る必要があっても広い範囲を見ることができるし、1台のパソコンで複数人が会議に出る時も、みんなが画角に収まることができる。
また、マルチポイントオートフォーカスを採用しているので、広いエリアの人物にピントが合う。一般的なノートパソコンに内蔵されているパンフォーカスのカメラはどこにでもピントが合ってるようでいて、その実どこにも合っていない。Desk Cameraのカメラは話者の目を追尾して、ちゃんと目にピントを合わせてくれる。画質という面でも、人にしっかりピントが来て、背景がゆるやかにボケるのは、高いクオリティ感を提供してくれる。
「面倒な登録やソフトウェアダウンロードなども必要なく、USB端子(USB-CとUSB-Aのケーブルが付属する)を差し込むだけで使えるので、ストレスなく使い始められました」と龍崎さん。たしかに、そのあたりも重要なポイントだ。名前にWebexと付いているから専用かと思いがちだが、ZoomやMicrosoft Teamsなどのウェブ会議アプリや、YouTubeでもカメラとして選択するだけで、そのまま使用することができる。
顔色がとてもきれいに、細かい表情も伝わる
「すごく顔が明るく写るのにも驚きます。従来のビデオ会議では、自分の顔がとても暗く写っていたことに、比較してあらためて気付きました」
ビデオ会議をするシチュエーションは逆光になりがち。窓の明かりや、部屋の天井の照明が人の背後にあって、逆光で人がシルエットのように写ってしまうことも多い。そんな状況でもDesk Cameraは明るさを電子調整して人の顔を適切な明るさにする。たとえば、最新のスマホのカメラだと逆光気味でも顔がきれいに写ることをご存じの方が多いと思う。カメラの高感度性能の高さと共に、デジタル処理によって顔の部分の明るさを自然と明るくすることができるのだ。
Desk Cameraはビデオ会議用のカメラとしては高価な部類に入るが、良質なサービスの価値を大切にしている龍崎さんだからこそ、Desk Cameraのクオリティに価値を感じるという。
「これなら、遠方にいるスタッフや関係者の方とビデオミーティングをしたりする時に、ピッタリですね。相手にも使ってもらえば、スタッフたちの表情や顔色もよく分かるし、私の表情も伝わりやすいと思います。また、最近は、オンラインの講演や対談に登壇させていただくことも多いのですが、これなら高解像度で見てもらえるし、音質も良くて話が聞き取りやすいからとてもいいと思います」と龍崎さん。
この夏、HOTEL SHE, KYOTOでは、『泊まれる演劇』として、演劇を実際のホテルに宿泊しながら体験する宿泊プランを提供するのだが、そのオンライン版、ホテルを舞台に展開される演劇をオンラインで楽しむイベントでも活用したりできるかもしれない。
ホテルという空間を届ける仕事をしている龍崎さんは空間が繋がるような感覚でビデオ会議できるWebex Desk Cameraを上手に使いこなしている。ミーティングでも、プレゼンテーションでも、表情や、空気感という細やかな情報が伝わるからやりとりがスムーズになる。Webex Desk Cameraは、龍崎さんの意図をクッキリと高い解像度で相手に伝えてくれるに違いない。
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about Cisco & Webex
Webexはアメリカ シリコンバレーに本社を構えるシスコのコラボレーション クラウドサービス。大きく分けて会議、メッセージ(ビジネスチャット)、電話(クラウド電話)から構成され、ハイブリッドワークを簡単に安全に実現できるソリューションです。対面でのやり取りよりも優れたエクスペリエンスを実現し、グローバルでビジネスを展開する大企業から中堅・中小企業にいたるまで、国内外の多くの企業に採用されています。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。