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素材、機能、形状の良さで選んだトレッキングソックス10足を履き比べ!(前編)【PONCHO ギア深堀りREVIEW】

ウール混紡のトレッキングソックスが正解。お気に入りはスマートウールやダーンタフ。そう思っていたけれども、ユニークな編み方や指先形状の細分化、サポート性の向上など進化が著しい。そこで、気になっていた10ブランドを実際に1カ月間着用して比べてみました~~~。

編集◉PEAKS
文◉ポンチョ Text by PONCHO
写真◉矢野悠太 Photo by Yuta Yano

思い込みを排除していろいろ試してみるべし!

トレッキングシューズは慎重に選ぶけれども、トレッキングソックスはなんでもいいという人、案外多い。そもそも1足3000円もするソックスを購入する意味がわからないという人もいる。でも、トレッキングソックスには登山する人の足を守り、快適さを保ち、より長く歩ける機能が備わっている。その価格には価値があるのだ。

たとえば、ソフトなパイル地の履き心地は足をやさしく包み込み、クッション性に長け、長時間歩行のダメージを軽減してくれる。適度な厚みを持ったモデルなら、ゴツくてアッパー素材が硬めのトレッキングシューズでも足との一体感が高まる。フィット感が良くなれば、マメや靴ずれの可能性も大幅に減少する。

さらには、左右それぞれの足に合わせた形状が追求されていたり、足指を使えるよう足袋型になっていたり、5本指になっていたり。素材も、近年はメリノウールの調湿・防臭効果、耐久性に優れた化繊の混紡モデルが重宝される傾向にあるが、化繊オンリーでもソフトでドライ、履き心地がいい登山向けモデルも多い。

試着してみると、どれもかなり優秀。1カ月履き比べて感じたのは、正解はひとつではなく、使い分けこそがベストだということだった!

ラウンドトウ(ウール混紡)

「ラウンドトウ」のタイプのウール混紡の素材からは、下記2商品で履き較べ!

Oleno オレノ パフォーマンスウール クルー 中厚

・価格:¥2,860
・素材:毛75%、ポリエステル12%、ナイロン11%、ポリウレタン2%
・サイズ:22~24cm、24~26cm、26~28cm
・カラー:ネイビー、他2色
・問い合わせ:昌和莫大小

商品の詳細はこちら

日本が誇る靴下産地・奈良履き心地は究極のソフト

靴下の街で創業90年を誇る職人メーカーが2017年に立ち上げたブランド。このソックスは左右があり、足のカタチにフィット。履き口はソフトな編みでゆったり。ムレを排出する甲メッシュ、足底部はクッション性の高い中厚パイル。フィット感は極上で、防臭効果の高いウール混紡素材でもあり、テント泊山行向き

▲履き口、足首、甲、足底、つま先、カカトと編み方を変える技術に驚く!

Fits フィッツ ミディアムハイカークルー(中厚手)

・価格:¥3,960
・素材:メリノウール70%、ナイロン22%、ポリエステル6%、ライクラスバンデックス2%
・サイズ:S(M’s:21.5~23.5cm、W’s:22~24cm)、M(M’s:24~26cm、W’s:24.5~26.5cm)、L(M’s:26.5~28.5cm、W’s:27~29cm)
・カラー:CAネイビー、他14色
・問い合わせ:ケンコー社

商品の詳細はこちら

超極細繊維を使ったソフトソックスの定番

世界でも珍しい18.5マイクロメートルの極細ウールで編まれ、何度履いても、新品のようなフンワリとした履き心地が継続。細身に感じるが、それは着圧を重視したコンプレッション機能。ズレ、ヨレを防ぐためでもある。耐久性と高いクッション性を装備した足底部は安心感があり、重い荷物を背負った際に、足の負担を軽減する

▲深さのあるヒールポケットが、足との一体感を生み、トラブルも抑制

ラウンドトウ(化繊)

同じく「ラウンドトウ」タイプの化繊の素材では下記2商品を比較

Wrightsock ライトソック アドベンチャー クルー

・価格:¥3,570
・素材:外/ドライライトⅡポリエステル74%, ナイロン20%,ポリウレタン6% 内/ドライライトⅡポリエステル70%、ナイロン26%、ポリウレタン40%
・サイズ:S(21.5~23.0cm)、M(23.5~26.0cm)、L(26.5~29.5cm)
・カラー:ブラウン/ティール、他3色
・問い合わせ:ライトソック ジャパン

商品の詳細はこちら

内と外の二重構造で足のトラブル徹底排除

薄手インナーと中厚のアウター生地を組み合わせた2重構造を採用。それにより足ムレ、靴ズレを抑えている。インナーは吸湿性が高く、歩くほどに足になじみ、汗を吸い取ってドライ感を持続。アウターは厚さがあって衝撃を吸収し、履き心地もソフト。発汗量の多い夏山登山で、足のトラブルを防いでくれそうだ

▲湿気を吸い取るインナーは、足首とつま先で縫い留め、ズレを防いでいる

Drymax ドライマックス ハイキング HD(クルー)

・価格:¥3,080
・素材:ドライマックス/オレフィン73%、ポリエステル9%、エラスタン8%、ナイロン10%、PTFE13%
・サイズ:S(22.0~24.0cm)、M(24.5~26.5cm)、L(27.0~28.5cm)
・カラー:アンスラサイト、他2色
・問い合わせ:ロータス

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撥水繊維と2層構造で足を一日中ドライに

マメや水ぶくれの原因となる足のムレを、徹底的に排除。ソックス全体が撥水繊維でできていて肌面はドライ、外側は吸い取った汗やムレを拡散、放出する2層構造を採用。また厚さではなく、密度の高いパッド素材でソックス全体が構成され、アッパー素材が硬めのシューズでも、ソフトな履き心地や一体感を生む

▲土踏まず部分は、サポート性を高めた編み地。全体的に保温性も高い

ラウンドトウ(着圧)

こちらも「ラウンドトウ」の形状で、着圧タイプ2商品を試した

Feetures フィーチャーズ トレイルマックスクッションミニクルー

・価格:¥2,970
・素材:ポリエステル63%、ナイロン32%、ポリウレタン5%サイズ:S(21.5~23.5cm)M(24.0~26.0cm)、L(26.5~29.0cm)
・カラー:テーブルロックネイビー、他7色
・問い合わせ:アルコインターナショナル

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フィット、クッション、着圧を高次元で融合!

足のカタチに合わせた左右異なる設計と、土踏まずをサポートするピンポイント着圧で、オーダーメイドのようなフィット感を実現。さらに吸湿速乾性の高い繊維によって、足のトラブルをしっかり排除。つま先やカカトは適度な厚みがあって、履き心地はソフト。全体的には軽さを感じ、軽量シューズと好相性

▲ソフトな生地で、土踏まず部分にピンポイント着圧サポートがある

Sockwell ソックウェル モダン マウンテン クルー

・価格:¥4,400
・素材:メリノウール41%、ナイロン39%、アルパカ14%、スパンデックス6%
・サイズ:M/L(24.5~28.0cm)
・カラー:グレー、他1色
・問い合わせ:ウェスキー

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山に似合うデザインと山で有効な機能満載

初めて足を入れると、想像以上の着圧に驚く。ふくらはぎ、土踏まず部分がしっかりサポートされ、履き心地スッキリ。ぴったりフィットで長時間の歩行を快適にする。素材はメリノウールとアルパカ混紡で、肌当たりがいい。足底部のパイル地も足にやわらかく、よくなじむ。登山シーンを選ばない高機能モデルだ!

▲裏地はソックスのこだわりや技術がわかるが、コレはよくできている!

足袋型

次は「足袋型」の形状。↓2商品からレポート

Milestone マイルストーン オリジナルソックスMSS-003

・価格:¥2,970
・素材:ポリエステル71%、ナイロン19%、ポリウレタン6%、コットン4%
・サイズ:M(22.0~25.0cm)、L(25.0~28.0cm)
・カラー:バレーベージュ、他2色
・問い合わせ:マイルストーン

商品の詳細はこちら

ヘッドランプ同様に独自のこだわりがいい

ほかにはないトレイルウエアも展開する同社のソックス。くるぶし上10㎝の丈の短さ、つま先は足袋型、耐久性が必要なつま先とカカトをコーデュラナイロンで補強と、小さな面積のなかにこだわりが満載。足底はクッション性と通気性を兼ね備えた編み地。全体的には薄手で軽量。ファストハイクで使いたい一足

▲軽さ、通気、クッション、耐久性をシビアに求め、取捨選択した作り

Yamatune ヤマチューン ハイカーズアーチソックスクルーTabi

・価格:¥3,300
・素材:メリノウール52%、ナイロン24%、ポリエステル22%、ポリウレタン2%サイズ:21.0~23.0cm、23.0~25.0cm、25.0~27.0cm、27.0~29.0cm
・カラー:ライトグリーン×イエローブラウン、他4色
・問い合わせ:ヤマチューン

商品の詳細はこちら

北海道・東川町発 しっかり歩けるソックス

3シーズン用としては厚みがあり、耐久性とクッション性を重視。春秋の気温が低い時期の山では、ふくらはぎ部分を包むふっくらとしたパイル地がもたらす保温力がとくに有効。土踏まず、カカトを囲むように施された強度のあるサポート機能は、長距離歩行で疲労の違いを生む。また足袋型は安定した歩行を促進する

▲サポート部は凸凹した編み方で、通気性装備。全体的にフィット感高め

5本指

最後は「5本指」タイプでの比較!

Injinji インジンジ トレイルミッドウェイトミニクルー

・価格:¥2,200
・素材:クールマックス39%、ナイロン58%、ライクラ3%
・サイズ:S(23.0~25.0cm)、M(25.5~27.0cm)、L(27.5~29.0cm)
・カラー:ハーベスト、他5色
・問い合わせ:ケンコー社

商品の詳細はこちら

5本指ソックスの定番一度履くと病みつきに!

ソックスはラウンドトウしか履いたことがないという人に、ぜひ試してもらいたいのがこの5本指。とくに長時間歩行で、足指同士がぶつかって痛みやマメができがちな人にオススメ。窮屈さもないので、数日間履き続けても快適性は持続。薄手が多い5本指のなかで、コレはクッションを感じるしっかりした履き心地だ

▲ソフトだがアーチサポートも装備。クールマックス素材でムレを軽減

Miyagen ミヤゲン LW セパレートドライソックス ラウンド型

・価格:¥3,630
・素材:コーデュラナイロン、マニラ麻紙糸、メリノウール、ポリエステル、PU(混紡率は非公表)
・サイズ:S(22.0~24.0cm)、M(24.0~26.0cm)、L(26.0~28.0cm)
・カラー:ダークグリーン、他1色
・問い合わせ:ミヤゲン

商品の詳細はこちら

ラウンドトウに見えてじつは指セパレート

ロングトレイルを歩いた経験を活かし、長距離、長期間のハイクで起こるトラブルを防ぐために考案したのが、ソックス内で指を分ける壁を設けたセパレート方式。5本指より生地厚が少なく、靴ずれ防止効果が高い。素材はつま先部がドライ感の良いマニラ麻ベース、足首部はソフトなウール混紡素材を使い分けて機能的

▲ソックスのズレを防ぐ機能も持たせた、アーチサポートも装備する

 

(後編では履き心地の違いをレビュー!)

素材、機能、形状の良さで選んだトレッキングソックス10足を履き比べ!(後編)【PONCHO ギア深堀りREVIEW】

素材、機能、形状の良さで選んだトレッキングソックス10足を履き比べ!(後編)【PONCHO ギア深堀りREVIEW】

2025年04月21日

※この記事はPEAKS[2025年5月号 No.171]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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