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硫黄岳~赤岳 登山ルート「南八ヶ岳メインコース 雄大な眺めを堪能する1泊2日の山旅」

赤岳を日帰りで登る場合、南沢コース~行者小屋~地蔵尾根~天望荘~赤岳~行者小屋~南沢コースを歩けば、足の早い人なら8~9時間くらいで歩けると思う(ただし、早朝に美濃戸を出発する必要があるので、クルマで出かける必要がある)。そこで今回は、南八ヶ岳のメインコースとして知られる硫黄岳から赤岳にかけての1泊2日の山旅を紹介しよう。

ルート概要

美濃戸→硫黄岳→横岳→赤岳→行者小屋→美濃戸口

歩行時間

11時間35分

日程

1泊2日

技術

★★★☆☆

体力

★★★☆☆

レベル

中級

硫黄岳〜赤岳 登山ルートへのアクセス

公共交通機関

新宿駅からJR中央本線特急で茅野駅へ。ここから美濃戸口行きのバスで終点まで乗車。そこが登山口で、美濃戸高原ロッヂと八ヶ岳山荘が建っている。

中央自動車道小淵沢から八ヶ岳ラインを経由して美濃戸口へ。ここに駐車場があるが、そこから未舗装の道を進んで美濃戸まで行き、各山小屋の有料駐車場を利用すれば、全歩行時間のうちの2時間近くをカットすることができる。小屋が開いていない時間に到着したら、下山時に料金の精算をしよう。

ルートプラン

歩行距離:18km

八ヶ岳の主峰、赤岳を縦走する人気のコース。岩場や細い岩稜のアップダウンは多いが、クサリやハシゴなどが充実しているので、設定した中級者以上でなくても歩くことができる。ただし、初心者の場合はここに登る前に2,000m〜2,500m級の山の経験をしておくのがおすすめ。また、山慣れした人以外のソロ登山はしないように気をつけよう。宿泊するのは、日の出時の展望に優れている、稜線上硫黄岳山荘赤岳天望荘赤岳頂上山荘がおすすめ。

美濃戸口
↓1時間
美濃戸
↓4時間5分
硫黄岳
↓1時間10分
横岳
↓1時間30分
赤岳
↓1時間20分
行者小屋
↓2時間30分
美濃戸口

硫黄岳~赤岳 登山ルートの詳細ガイド

行者小屋の標高は2,350m。稜線の天望荘辺りの標高は2,720m。その高低差は370m。行者小屋まで下って稜線を見上げるとその高さに驚くことだろう。東京タワーの高さが333mなので、東京タワーの下から先端を見上げるより高いということになる。

美濃戸口から美濃戸まで、林道を歩く。この林道は、美濃戸に建つ小屋の駐車場を利用する人たちがクルマで通行する道。クルマの人は小屋の駐車場を利用することになるが、もし途中で歩いている登山者を見つけたら、同乗させるくらいの気持ちをもっていこう。早朝で小屋が空いていないときは、空いているスペースに駐車し、下山時に料金を精算すれば問題ない。

美濃戸には3軒の小屋が建っており、一番奥の美濃戸山荘前が登山口だ。

ここから2本の登山道が延びている。南沢コースは行者小屋への道、北沢コースは赤岳鉱泉に通じる道だ。この北沢コースは比較的広めの林道で、1時間ほど歩くと終点の広場に到着する。

赤岳鉱泉から硫黄岳を目指す

稜線から眺めた赤岳山頂(写真右の山。左奥に見えるのは富士山)。雄大な眺めに上りの苦労も吹き飛んでしまう。

広場からは沢沿いの登山道を進む。左岸に渡って進み、右岸に渡り返したら赤岩の頭の麓を歩く。正面に広い山頂を持つ硫黄岳が見え、しばらく歩けば赤岳鉱泉だ。明日の行程を考えて硫黄岳まで行き、硫黄岳山荘に泊まることにしよう。

赤岳鉱泉からは樹林帯を登る。結構きつい勾配なので、立ち休みを繰り返しながら登ることを心がけよう。ダケカンバからハイマツが茂る道になると台地に乗る。この台地ではオーレン小屋方面からの登山者と合流します。さらに登ると視界が開け、稜線に出る。火口壁の急斜面を登ったところが、広い台地状の硫黄岳山頂だ。

広場のような硫黄岳山頂。ここから主脈の縦走が始まる。展望に優れたここから硫黄岳山荘へ向かおう。

大きなケルンが立つ辺りが山頂だ。展望は雄大で、北八ヶ岳方面や南八ヶ岳主脈が一望できる。眺めを楽しんだら硫黄岳山荘へ向かおう。

硫黄岳山荘の周辺は小屋の人たちによって高山植物が保護されている。高山植物の女王といわれるコマクサの姿も。今夜はここに宿泊して、高山植物の話を聞いてみるのもいい。

主脈で最も緊張する横岳登山にチャレンジ

硫黄岳山荘からザレた道を横岳に向かう道。前方に見えているのが横岳(奥ノ院)だ。

硫黄岳山荘が建つ場所は、大ダルミと呼ばれている。ここからザレて広い稜線を進んで、横岳の岩稜地帯に入る。横岳は7つの小さなピークから成っており、その中心が奥ノ院で最高点は奥ノ院の隣にそびえる大権現だ。硫黄岳の手前に台座ノ頭という場所があり、そこから横岳(奥ノ院)を眺めると特徴的な山頂部分が見える。クサリを使って西側の斜面に移動したら、カニの横ばいをクリアしよう。

その先でハシゴとクサリを登る。その先が奥ノ院だ。奥ノ院は岩山だが、休憩スペースは確保できる。最高点の大権現はすぐ隣。少し広い岩稜を進むと10mほどのクサリ場を抜けて三叉峰に出る。ここは杣添尾根が合流する地点だ。ここはピークを踏まずに巻いていこう。2連のクサリを使って東から西へ下り、岩棚を回り込んで稜線に戻る。そのまま直進すると鉾岳で行き止まりになってしまうので、右側に回り込んで西側の稜線を歩こう。

少し下ったところのピークが日ノ岳。ここの基部はルンゼ状の一枚岩でステップが刻まれている。クサリが張られているので、それを利用しながら下りよう。二十三夜峰はクサリとハシゴを使って東側へトラバースする。ここで横岳の悪路は終わるので、足がすくむような箇所はない。ただし、天気が悪いときには絶対に歩かないようにしよう。

赤岳天望荘から主峰の赤岳へ

地蔵の頭付近から眺める赤岳山頂部分。山頂には赤岳頂上山荘が。手前の赤岳天望荘から山頂に向かう急斜面の道もよく見える。登攀意欲に火がつく人も多いはず。

横岳を無事に通過し、稜線を進むと、すぐに地蔵の頭に着く。行者小屋から登ってくる地蔵尾根が稜線と合流する地点だ。傍らには地蔵仏が祀られている。すぐに赤岳天望荘に到着する。赤岳直下に位置する赤岳天望荘は、展望に優れ、富士山の展望台として人気があり、五右衛門風呂があることでも知られている。小屋の前で少し休憩しよう。ここから赤岳に向かう道を眺めて、山頂までの歩きをシミュレーションしておくといいだろう。

長い登りなので、立ち休みを繰り返しながら登るようにしよう。ここで周囲を見渡すと、随分高い場所にいることがわかる。足元はズルズルと滑り、手摺りのように張られたクサリを頼る場面も多くなります。ルンゼ状の肩のような所を乗り越えると、いったん勾配はゆるむ。いったん立ち休みをしたら、ガレた道を登ろう。わずかな時間で赤岳頂上小屋の前に出る。

赤岳山頂には北峰と南峰がある。写真は北峰に建つ赤岳頂上山荘の前から見た南峰。

ここは八ヶ岳で最も高いところに建つ山小屋で、赤岳山頂の北峰になる。正面に見えているのが南峰。三角点のある北峰から南峰に行く。ここに山頂標識が立ち、赤岳神社の小社が祀られている。ゴツゴツとした岩場だが、本州中央部の山々がすべて見えてしまいそうなくらい展望がよい。

行者小屋に向けて岩稜地帯を下る

文三郎尾根の様子です。ガレた急坂を滑らないように下りましょう。この後、行者小屋に向けて鉄製の階段下りが始まります。

下りに歩く文三郎尾根は、山頂から権現岳方面へ3分ほど下った右から始まる。まず、クサリが張られた岩場を急降下する。転倒すると大ケガしそうな道なので注意しよう。トレッキングポールはバックパックにしまって、両手両足をフル活動させて下りる。

権現岳へ向かう分岐で、中岳・文三郎尾根の道標に従おう。ここから少し下った地点が文三郎尾根分岐。直進すると阿弥陀岳から美濃戸口に戻ることができるが、右へ向かい、勾配のきついガレた道を下りる。下方の森のなかに見えるのが行者小屋だ。ガレた道が終わると勾配のきつい階段を連続して下りる。6本ほどだが、それぞれ下り勾配が異なる。長い階段下りが終わると樹林帯に入る。

この先が行者小屋だ。多くの人がテントを張って八ヶ岳を楽しんでいる。小屋の前で少し休憩したら南沢コースに入る。南沢コースは原生林を歩くため、日当たりの悪いところもある。しかし、林床のコケは美しく植物図鑑を持っていきたくなるほど。南沢コースの終点が美濃戸山荘だ。ここから林道を歩いて、美濃戸口まで戻る。マイカーの人は、歩行者に注意しながら運転しよう。

美濃戸周辺の散策を楽しんで帰ろう

土産物を見るなら美濃戸周辺が良いだろう。温泉や食事処も多い。編集部おすすめのスポット情報を集めているので、ぜひ参考にしてほしい。

下山したら立ち寄りたい八ヶ岳エリアの飲食店&土産スポットはこちら
八ヶ岳エリアの温泉で汗を流して帰ろう
設備の確認は済んでいる?八ヶ岳エリアの登山口情報

登山カレンダー(該当月の1日)

硫黄岳~赤岳データ

山名と標高:赤岳(あかだけ)2,899m
登山適期:7月〜10月中旬
日程:1泊2日
歩行時間:11時間35分
歩行距離:18km
登山口:美濃戸口
下山口:美濃戸口
高低差:1,200m
営業小屋:赤岳鉱泉硫黄岳山荘赤岳天望荘赤岳頂上山荘行者小屋
避難小屋:なし
テントサイト:赤岳鉱泉行者小屋
水場:赤岳鉱泉行者小屋
トイレ:美濃戸口、美濃戸、行者小屋などの各小屋
連絡先:茅野市観光まちづくり推進課 TEL.0266-72-2101、アルピコ交通バス TEL.0266-72-2151

アドバイス

比較的難易度の低いルートですが、油断は禁物だ。ここに記載している所要時間はあくまでも目安なので余裕をもって計画は立てよう。また、天候や自分の体調によっては、中止することも検討すること。山はいつまでもそこで待っていてくれる。どんなにその山が低くても、謙虚に向き合うことで、山はあなたを優しく迎え入れてくれるだろう。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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