冬山のテント泊をもっと暖かくするには?
PEAKS 編集部
- 2019年12月17日
一般登山者でもマネしたい。湯たんぽがあれば熟睡度もアップ!軽量化のためにはペットボトルで。
最初の3日間はまるで眠れなかったとのこと。それが後半になるにつれて熟睡できるようになったのは、疲労感から眠りに落ちるようになったから。
それだけでなく、残りの日数から燃料に余裕ができて、湯たんぽを作れるようになったことも大きかったそうだ。軽量化のために、容器はペットボトルで代用というこだわりよう。
寝て、体を動かして、また寝る。筋トレをすれば体温もアップ! でも、エネルギーの消費にもご用心。
2重の寝袋、さらにシュラフカバーにくるまれた、そのうえで。寝袋に包まれながらできる筋トレをすることで、体を温めるようだ。回数はせいぜい10回、20回。
雪山の縦走においては、エネルギーの消費にも気をつけなければいけないから。そのため横になったままできるものとして、全身に力を入れる、抜く、といった簡易なトレーニングに励むことも。
場所によっては雪洞の中もテント場に。停滞が見込まれるときには、余裕ある雪洞を掘って快適な空間に。
あまりにも悪天候が見込まれるときには停滞に備えなければいけない。そこで雪洞穴を掘って、その中にテントを張る。
場所は風下、雪庇にもなりきらないような斜面。内部をくり抜いたら、雪を転がり落とせるように、適度な斜面も必要。体や調理の熱によって天井が下がってくるので、十分な高さをキープしたい。
舟生大悟
1985年、高知県生まれ。ガイド会社「ミニムーンフラワー」を主宰し、北海道を拠点に活動。国内外の岩壁を登るクライマーとしても知られる。
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文◉編集部 Text by PEAKS
写真◉舟生大悟 Photo by Daigo Funyu
イラスト ◉ナカオ☆テッペイ Illustration by Teppei Nakao
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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