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+αのひとり山遊び道具

せっかくひとりで歩くなら、山頂を目指して一目散ではもったいない。ちょっとした道具を加えるだけで楽しめる、4つの遊び方をご提案します。

雨の山も楽しみになる。
「ミクロなコケの世界におじゃまします」

山の雄大な景色だけでなく、足元に広がる世界にも心奪われた芝生さん。観察を始めると1カ所で1、2時間すごすこともザラにあるそう。目線を低くすることで、コケだけでなく、花や虫などもよく見えてくる。

「気づいていないところにも知らない世界が広がっていることを、コケに教えてもらいました。以前は山で雨に降られると残念に思っていましたけど、いまはもっと元気なコケを見られる! とうれしくなります」。

足元のミクロなコケの世界は、ひとりで歩く山の楽しみを大きく広げてくれるのだ。

これだけ、あれば楽しめます!

  • ルーぺ1 ビクセン「メタルホルダー」
  • ルーぺ2 ユッシェンバック「クリスタルルーペ」
  • ノート 柔らかい表紙のものをセレクト
  • ペン 細字でスラスラ書けるもの
  • 色鉛筆 いろいろな緑色を用意
  • 霧吹き どこのでもよい
  • カメラ オリンパス「TG-2」
  • 図鑑 「しだ・こけ」、「北八ヶ岳 コケ図鑑」
  • 地図 現在地把握&書き込み用
  • サコッシュ モンベル

倍率が高いルーペは目が疲れやすいので、倍率が低く使いやすいタイプも用意する。コケを濡らすと生き生きした姿が見られるので霧吹きもマスト。カメラは接写機能と防水性能に優れたものを選んでいる。

湿った場所だけでなく、乾いた場所を好む種もある。元気なコケを見るなら梅雨どきだが、通年さまざまな楽しみ方ができるそう。

おすすめの山域

  • 北八ヶ岳(白駒池周辺)
  • 奥多摩・御岳山
  • 北岳の麓

記録を持ち帰って、自宅で詳しく調べる

ルーペが必要? ってほど、細かな書き込みでノートは一杯! 図鑑も持ち歩くが現場での同定は難しいため、記録はしっかりとっておく。

Profile

会社員/芝生(しぼう)かおりさん

山歩きの傍、コケ観察を始めて早6年。日本の2大コケ会「日本蘚苔類学会」と「岡山コケの会」にも入会済みと、かなりののめり込みよう。

「思い出をイラストに描き留める」

「絵を描くスピードや、どんな風景に惹かれるかは人それぞれなので、山で描くならソロが一番」。ストレスを感じないくらい軽く、取り出しやすい道具選びが大事だそう。山では感覚が解放されるので、意外に普段使わない色を使うことも多い。なるべく色はたくさん用意する。

「頭のなかに湧いたイメージをゆっくりスケッチしたいので、基本は小屋泊。本気で描きたいときは、行動時間も短く設定します。絵が苦手でも、手帳や日記にさらっと山や植物っぽいものを抽象的に描くだけで、いい思い出になりますよ」

これだけ、あれば楽しめます!

  • 色鉛筆1 サンフォード「カリスマカラー」
  • 色鉛筆2 三菱鉛筆「ペリシア」
  • 色鉛筆3 カランダッシュ(水性)
  • ペン ユニボール「シグノ」
  • スポイト付きの筆 使う色の数×本数
  • パレット 小学生のときに使っていたもの
  • スケッチブック とくに決まったモデルはなし
  • ウコンのボトル 筆洗い用に。丈夫で手軽

山や植物を描くなら瑞々しい水彩のタッチが好みだが、乾かす時間などを考慮して色鉛筆やペンなどの画材も併用する。行動中に紙が汗や雨を吸ってしまうことがあるので、ジッパー付き袋に入れて携行したい。

写メを撮っておいて休憩場所や小屋で描いてもいい。気になったところで必ず足を止めることが重要。

なにが気になるのか、心のなかで自分と対話してから描き始める。

おすすめの山域

  • 烏帽子~前穂
  • 北岳
  • 屋久島

ハガキサイズがおすすめ

ハガキサイズのスケッチブックを選べば、下山後にそのまま手紙を送るなんて洒落た使い方もできる。旅の日記的な感覚で、額に飾るのもいい。

イラストレーター/西田真魚さん

さまざまなタッチを用い、幅広いジャンルの広告や雑誌で活躍中のイラストレーター。趣味は山と旅で、海外の山でもスケッチ山行を楽しむ。

Photo by Kenyu Takahashi

ひとりだからこそできるコソ練?「マイナー低山の三角点ハント」

森さんが推奨するひとり遊びは、低山探検だ。「三角点には道が付いていることが多いんですよ。地形図から三角点を見つけ出して、そこにどうやって到達するかを考えるのが楽しい。

近所の低山でも十分楽しめるし、スキルアップにもつながります」。植生や地形を読むおもしろさに気がつけば、展望や天候に左右されない新たな山の楽しみ方を体験できるだろう。

これだけ、あれば楽しめます!

  • 地形図(コピーして複数枚携行)
  • プレートコンパス ブルントン「TRUARC 5」
  • ウォッチバンドコンパス 東京磁石
  • 腕時計 スント「ベクター」
  • 水性ペン スタビロ「赤」

地形図には書き込みを加え、予備も含めて複数枚携行する。コンパスは方角確認がしやすいウォッチバンドコンパスを愛用。プレートコンパスは予備として。

「三角点マニア」が存在するほど、ディープなこの遊び。手製の看板を見つけるのも楽しみだとか。ほとんど人と会うことはないので、のんびりひとりの山を満喫できる。

おすすめの山域

  • 飯能 / 奥武蔵 / 高尾~五日市

出発前に予測を立て実際の状況を書き込む

事前予測と確認が三角点ハントを楽しむミソ。どんどん書き込んで地図を埋めよう。地元の低山や一度登った山でも繰り返し楽しめる。

低山小道具研究家/森 勝さん

同じ場所を周回して監視するネコ系ハイカーで、秘密の山で日向ぼっこを楽しんでいる。「前人未到」や「秘密」という言葉に滅法弱い。

目と舌で日本を味わう山遊び「お茶&双眼鏡の世界」

通い慣れた低山をフィールドに遊ぶのが、菊地さんの提案。「天気がよければ、このセットを持ってさっと出かけます。双眼鏡を覗くと、鳥はもちろん、花や木、遠くの山や街を見ても新しい発見があります」。行くたびに鳥の種類は変わるし、さまざまなロケーションでお茶を楽しむ時間は贅沢そのもの。季節や場所を問わず、ひとり時間を満喫できるすごし方だ。

これだけ、あれば楽しめます!

  • 組み立て式テーブル DAIS「ティーテーブル」
  • アルコールストーブ フリーライト「トリニティワン」
  • ケトル+風防 ミズノ「和製ストームクッカー(の一部)」
  • 双眼鏡 ニコン「7×20」
  • 水筒 ナルゲンボトル
  • グラス パイレックス
  • 野鳥図鑑 「日本の野鳥」
  • 湯呑み 友人の陶芸家が作ったもの

小さなこだわり満載のセレクト。テーブルはお茶のために自らデザインした。双眼鏡は軽量なものを。ケトルは茶こし付きのビンテージギアをチョイス。

最近はコーヒーよりすっかりお茶派。

燃焼音の静かなアルコールストーブなら、さまざまな山の音をBGMに至福のティータイムが味わえる。

おすすめの山域

  • 低山 / 沢沿いルート

器はあえてグラスや焼き物を

お茶の道具は無理に軽量化せず、お気に入りのものを持っていく。時間にも体力にも、心にも余裕をもって楽しみたい遊び方なのだ。

アウトドアショップ 「ディセンバー」店主/菊地大二郎さん

オリジナルギアにも定評のあるショップ店主。とにかく遊び道具が大好き。最近は双眼鏡に夢中で、常になにかを覗くのに忙しい毎日?

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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