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ディープな山歩きが体験できるツウ好みルート

だれしもが行きたくなるようなメジャーな山ではなく、静かな山歩きがしたい。そんな人におすすめな、味わい深い4ルートをピックアップ。

文◉編集部 Text by PEAKS
出典◉PEAKS 2020年6月号 No.127

リコメンダー

フォトグラファー/宇佐美博之さん

アルプスのなかでも南アルプスをこよなく愛する。人混みが嫌いで、山はディープな場所を徘徊。今後は深南部を開拓していく予定。

登山ガイド/羽場崎 功さん

登山・スキーガイドとして長野を中心とした各山域で活躍中。長野・飯田市の老舗登山用品アルススポーツ(2020年閉業)オーナー。

緑深い光岳の雲上庭園【南アルプス/1泊2日】

センジヶ原に佇む光岳小屋。この辺りは空中庭園という言葉が似合う広々とした平らな地形になっている。展望台となっている近くのイザルヶ岳にも立ち寄ってみよう。

原生自然環境保全地域に属する光岳は、南アルプスのなかでも森の深さが際立つ、自然豊かな山歩きが楽しめる場所。長めのルートになるが、ルートは、大木の森、湧き水が流れる静高平、展望のイザルヶ岳など、変化に富んでおり飽きることがない。易老渡までの林道が通行止めとなっており、従来よりアクセスしにくい状況とはなっているが、そのぶん秘境感がアップしている。(宇佐美博之)

光岳山頂のすぐ先、山名の由来にもなっている光岩から深南部の山々を望む。深い色合いの緑に色づいた山が幾重にも重なっている。

アクセス

従来の登山口である易老渡までの林道は通行止めとなっており、現在復旧工事を行なっている。駐車場のある芝沢ゲートまでアクセスし、そこから歩き出す。

マップ

アドバイス

易老渡までの道は落石が多いので、歩行時は斜面に注意しながら歩く。できればヘルメットを着用したほうが安心だ。1泊追加すれば、聖岳へ足を延ばすことも可能。

スリルと静寂を味わう甲斐駒ヶ岳【南アルプス/1泊2日】

八丁尾根下部、苔が美しい針葉樹の森。メジャールートに比べると歩く人も少ないので、地面がふかふかしたじゅうたんのよう。トレースも細めだ。

日本三大急登のひとつにも数えられる、甲斐駒ヶ岳の長大な黒戸尾根を登り、鋸岳に向かう途中から北東に延びる八丁尾根を下る周回ルート。甲斐駒ヶ岳から先は花崗岩の稜線をたどり、三ッ頭から八丁尾根へ。八丁尾根は苔の森がとにかく美しく、静かな山歩きが堪能できる。(宇佐美博之)

甲斐駒ヶ岳を下る途中、六合目小屋(無人の石室)の手前から鋸岳方面を望む。

アクセス

尾白川渓谷駐車場までのバス運行はない。マイカー、もしくは小淵沢、長坂、日野春のいずれかの駅からタクシーでアクセスする。所要時間はどの駅からも20~30分程度。

マップ

アドバイス

ヘルメット着用推奨エリアであり、稜線やその他でも危険を感じる箇所では、かならずヘルメットの着用を。断崖絶壁の大岩山の岩場は整備されているが、くれぐれも滑落には注意。

古道をたどって富士見台・恵那山へ【中央アルプス/1泊2日】

富士見台から望む恵那山。笹原が広がっており、展望が抜群。

古代の官道のひとつである東山道をたどって、信仰の山、恵那山を目指す1泊2日のルート。日帰りで登る人が多い山であるが、途中の萬岳荘にはテント場があるので、テント泊でのんびり楽しむのがおすすめ。萬岳荘の先にある富士見台は展望が抜群で、百名山の23座を望むことができる。萬岳荘からアップダウンを繰り返し恵那山へ。標高2,191mの山だが、充実した2日間の山歩きが楽しめる。(羽場崎 功)

恵那山登山への拠点として利用する人が多い萬岳荘。素泊まり、テント泊と便利に活用できる。車でアクセスも可能。

アクセス

名古屋方面からは中央自動車道の園原IC、東京・長野方面からは飯田山本ICで降り富士見台高原ロープウェイヘブンスそのはらを目指す。約1,500台分の無料駐車場あり。

マップ

アドバイス

ルート上に危険箇所はないが、それなりにルートが長くアップダウンもあるので、荷物が重くなりすぎないように注意。萬岳荘のテントサイトは狭いので、事前に予約を。

深南部の美しき双耳峰、池口岳【南アルプス/日帰り】

西側から望む池口岳(写真左)。稜線は木で覆われており、山頂直下は岩場となっている。

南アルプス南部の光岳の南西に位置する池口岳。北峰、南峰からなる双耳峰となっており、遠目からその姿は美しい。途中にテント場、小屋はないので日帰りでの山行となるが、緑濃い森歩き、山頂直下の岩稜など、1日でもバリエーション豊かな飽きないルートだ。(羽場崎 功)

途中にあるピークの黒薙付近は、一部斜面が崩れている。滑落に注意。黒薙の山頂近くには展望所があり、北側の眺望が開けている。

アクセス

池口岳登山口まではマイカーアクセスが基本。駐車場には10台弱しか駐められないので注意。飯田駅発の信南バスの大島バス停から歩いて向かうことも可能だが、所要時間は1時間。

マップ

アドバイス

行程が長いので早朝に出発を。また、途中に水場がないので、下山までの飲み水はすべて出発時に持っていくこと。なお登山口のアクセス時、途中からは道が狭くなるので運転にも注意。

※新型コロナウイルスの影響により、最新情報に関しては山小屋・観光協会等、各所にお問い合わせください。

出典

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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